もっちゃんの探歩三昧

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岡寺

2019年10月13日 | 歴史探歩

第41代持統天皇の幼名が店名の「さらら」で腹ごしらえを済ませ、新たな気持ちで飛鳥に立ち戻った。
持統天皇は第40代天武天皇のお妃であり、天武天皇没後天皇に即位した。

まず参詣したのは岡寺である。

 

足が胸につかえるような急坂を息を弾ませて登る、腹いっぱいの体にはいささかこたえる。
楼が付いた仁王門は瓦葺のせいかどっしりとした趣。


 

骨太の金網にも守られた阿形像、仏教持護のため眼光鋭く遠方の宗敵を睥睨する。

 

吽形像も同じく参道お先をにらみつけている。
東大寺の仁王像は門の真ん中辺り衆生の足元を見ているが、それとは視線が異なり遠方を見晴るかす。

 

岡寺の本当の名は「東光山 龍蓋寺」である。
寺伝には開祖:義淵僧正が付近を荒らして農民を困らす龍を、この池に閉じ込めた伝説から命名とある。
龍の抜け道に蓋をしてしまったのだ。

こじんまりとした池であるが、奥には滝がかかり鯉魚も配されている。いわゆる登竜門だ。

 

仁王門の先の階段を上がった場所に本堂はあり、仁王門が一段下に見える。
このお寺が山懐に抱かれているのが実感できる。

 

さらに視界が開かれた西方に目を転ずれば、遥か彼方に金剛山の雄姿が臨めた

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