飛鳥の政りごとの中心地から、飛鳥川沿いを南へ辿れば吉野へ通ずる街道です。
古い街道の名残が随所にある飛鳥川沿いは古色蒼然として、いまにも飛鳥美人が現れそう。
万葉の歌人にも度々謳われた飛鳥川の渓流も風情ありです。
そして川沿いに隠れるように、地元の方も知らない人は知らない古民家がありました。
程よく手を入れられた、門冠ぶりの松がオイラたちをお出迎え。
お庭もこの様な有様で、気取っていないところが心憎い。
そして「地産地消」素朴な手作りの料理が供されました。
お昼とは言えど歩き旅には大ご馳走、適度にアルコールも進みます。
飛鳥の中心から見ればこの地は南に当たるので、南方の守り「朱雀」の飾りが…
愛しい料理を提供してくださったお店の名は「さらら」。
何を隠そうこの名は持統天皇の幼名でした。
庶民たちが訪ねてご馳走になるのは罰が当たりそう?