萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

呑み処徘徊 第二十六回 「千渡里(ちどり)」

2010年05月19日 | 呑み処徘徊


5月連休の自転車の旅の途中で新潟県の村上市によった。比較的日本中を出歩いている小生ではあるが、この土地には初めて来た。ここの“食”の売りは鮭と村上牛だ。また、地酒としては「〆張鶴」がある。電車で先回りしていたドラゴン氏と菲菲(フィフィ)に合流し、3人で訪れた。ドラゴン氏と小生が村上で行ってみたい店を別々に検討していたのだが、この「千渡里」で一致した。鮭と村上牛が両方とも食べられる、というので地元でも人気のある店のようだ。

村上駅前の通りを15分ぐらい歩いたところにこの店はある。暖簾をくぐると、中は結構広く、すでに数組のお客さんがいた。愛想のいいお姉さんが注文をとりに来る。3人ともまずは生ビール。肴は「刺身おまかせ三点盛」「ノドグロの西京焼き」「村上牛のサイコロステーキ」「村上牛コロッケ」「村上牛とたまねぎ炒め」などをたのむ。鮭料理は秋がメインなので、今回はパスした。「だーまた丼」という海鮮丼も名物なのだそうだが、それだけで腹一杯になってしまいそうなので、それも今回はパス。

たのんだ肴はどれも旨かったが、特に「村上牛のサイコロステーキ」は肉が異常に柔らかく、大変美味しかった。卓上で自分で焼き加減を調整できるのもいい。もっと食べたかったが、他にも美味しそうなものがあるのであきらめた。若い頃なら、もっと食べられただろうが、その頃は経済的な理由であきらめたかもしれない。


<村上牛のサイコロステーキだ!>

生ビールの後の酒は地元の「〆張鶴」の冷酒を300mlのボトルでもらう。すっきりとした味わいで、どんどん呑めてしまう。呑み過ぎに用心しながらいただいた。

店の壁には有名人のサインでいっぱいだ。小生が店を選定するのに参考にしている「居酒屋味酒覧」の著者太田和彦氏のサインもある。また、我々が座ったテーブルのすぐ横の壁には水森亜土氏の絵が大きく描かれていた。これを描くには結構時間がかかったのではないか、と思ったが、プロだから瞬く間に描いてしまったのかもしれない。店の主人に尋ねてみようと思っていたのだが、忘れて出てきてしまった。今秋、鮭の時期に再訪しなければならない理由が、もう一つ増えた
コメント
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