みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

真冬の常陸風土記の丘

2017-01-17 22:24:49 | 俳句
俳句の会で常陸風土記の丘へ行きました。平年並みの気温らしいけれど、あまりに厳しい寒さが数日間続いた後なので、日差しが有難く感じられます。入口の長屋門には、餅花。紅白の大きめの餅がびっしりと木の枝に刺してあり、私たちを歓迎しているかのようでした。

丘の木々も池の蓮も一面の枯れ色。でもよく見ると、草々の間をアオジが チッ チッと小声を発しながら飛び移っていたり、蠟梅の蕾が膨らんでいたり。空の向こうからは鷹がゆっくりと舞いながら飛んできました。私たちの頭上では高度を下げて旋回してくれました。ノスリのようです。

          誇らかに双紋展げ鷹の舞

          鷹やがて上りつめたる空の青

御食事処「曲屋」(江戸時代後期の築)で早めの昼食にしました。炉を囲んだ席に座って、皆で語り合いながらお蕎麦やうどんを戴きました。私は「韋駄天そば」(800円)。走るのがとても速いというダチョウの肉が入っているので「韋駄天」の名が付けられたメニューなんですね。初めての食体験でしたが、さっぱりした肉でありながら味は濃い、という印象で、なかなか美味しかったですよ。麺の量が沢山でしたが、ほぼ完食しました。拍子木の形に切られた真っ白の山芋が2本、丼に差すように入っていたのは、ダチョウの尾のイメージ? 面白い盛り付けでした。