雨の日の散文

オケラだからすっからかん

雨降りには慣れっこ

ちょっとした事くらいなら気にしない

クラクションは平然と無視

先の予測と予定はない

予備なんてもちろんない

降りたいだけ降ればいい

言いたいことは言ったほうがいい

でも

完全なんて目指さないほうがいい

自由落下

自由意志

何も言わないのも自由

そういえば長いこと君に会ってない

鉄塔のロマンティシズム

エロティックなグロティシズム

もしくは

グロテスクなエロティシズム

それにしても雨降りはつきまとう

最新のモンダイ

史上初の成功

うんざりすることに慣れたくない

大気成分

降水確率

湿度９０パーセント

喪失感と交じり合った倦怠感

目に見えることばかりではない

土星の惑星

レインコート

もう眠くない


もう少しも眠くなんかないよ。

「時間」について

日々、数百の時計に囲まれて過ごしているのだけれど

俺の密かな信念は

「時計がなければ時間なんて無いだろう」というものなのだった。

例えば

いつか遠い未来、人類が何かの理由で滅亡して、

その100万年くらい後の世界を想像する。

さすがに、地球上のすべての時計は止まっているだろう。

さて、そこに「時間」はあるのか、それとも、ないのか。

遠い遠い海の上で降る雨のように、

そんな事は誰にもわかりはしない。


それでは、別の話。


相対性理論によると確か、

「光速に達した物体は質量が無限大になり、

その物体からみた世界（時間）は止まる」のだそうだ。


むむむ・・。

「時間が止まる」のはまだいいとしても（よくないか？）

「質量が無限大になる」ってところがねぇ。


・・・これってもしかして、「世界が終わる」って事じゃないか？


「何らかの物体が光の速度に達した時、時間は止まり、世界は終わる」


ってのはどうかな？

ロマンティックかつ、物理学的だと思うのだが。


それはさておき


俺の嫌いなことは「急ぐ」ことで、

寂しく思うのは「楽しい時間が早く過ぎてしまう」こと。

不思議なのは「夢の中で何日も過ごしたのに

目が醒めたらほんの一瞬しか経っていなかった」こと。


・・・やっぱり「時間」なんて、ないんじゃないのかな。

ＩＦ ＹＯＵ ＬＯＳＴ

夕方の空を眺めるのはずいぶん久し振りで、

それでもやっぱり

光が失われていくのを見るのは胸が痛んだ。

俺達は、あらゆるものから逃れられはしないのだ。

夕方や、夜や・・・・

俺達を訪れるもの、すべてから。


空の彼方から君をめがけて

まっすぐに落ちてきたとしか思えない運命。

どうして？という問いは全くと言っていい程、意味を持たない。

そんなの、答えられる奴なんて、

いる訳がないから。

いたとしたら・・・・・・・・・・・・・・・・・。


まあいいや、とにかく

夕方のブルーはすぐに何処かに消えて行ってしまう。


俺は本気で不思議なんだ、

光の粒子ってやつは一体全体、

何処に消えて行くんだろうって。


恐らく、我々には永遠に解らないであろう”からくり”が

この世界を動かしている。


風景がハリボテに見えたり、

失くしものがどうしても出てこなかったり、

迷うはずのない所で迷ってしまったり、

ＵＦＯをちらっと見てしまったり、

強烈なデ・ジャ・ヴュに迷い込んでしまったり・・するのは


気のせい

　とか

　思い込み　

のせい

だけじゃないんだぜ。

忌野清志郎

忌野清志郎大先生、死去。

この事実に触れないわけにはいかない。

とても悲しい。


ＲＣサクセションは最高のぶっ飛んだセンスで

日本のダサい文化を変えていった。

夢のようにカッコいいロック・バンドだった。

俺はずっとファンだったんですよ。


それにしても・・

一度も会った事のない人の死に

ここまで衝撃を受けてしまうとは。

本当に特別な人だったんだなぁ・・・と思う。


残念だ、としか言いようがない。