ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
もう十一月よ!
・・・・・・・・・どーすんのよ。
このまま放っとくとすぐに、
十二月になっちまうわよ。
十二月になったらその次はもう、来年じゃないの。
キャぁ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・怖い。
何が?ってアンタ、そら「時間」よ。
時間が、過ぎて行っっちまうことが怖いのよ。
老化?・・・・・・・・・・・・そんなのはアタシには一切カンケーないから、怖くない。
「時間」そのもの、が怖いのよアタシは。
今、こうしてこんなこと言ってる間にもね、
一秒一秒、いや、もっと細かく、
0.1秒単位で感じる。
「時の過ぎゆくままに」なんて・・・・呑気に歌う気には、なれない。
だって
すべてが過去になっていくのよ?
「今」なんて、幻想かもしれないのよ?
記憶の中にしか「今」は、存在しないかもしれないのよ?
怖くない?
怖いよね?
懐かしの「宝塚遊園地」の、納涼お化け屋敷よか、
よっぽど怖いわよ、あたしゃあ。
ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃ!
って言ってる間に
今日も終わる!
きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
早く!
早く誰かアタシに、
アンコたっぷりの「まんじゅう」と、
熱くて渋い「お茶」を、
持ってきて頂戴!
今すぐ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!