日々雑感。
ライヴが終わり、抜け殻から抜けた蝉の気分が寂寥感と共に私を包む。
十月はおろか、
九月なんて遠い昔の話だ。
九月に何をしたんだっけ・・・・・・・・思い出せない。
台風を幾つもやり過ごした気も、する。今日も今日とて、そうだった。
雨が降って。
そういえば、バイクに乗り出す以前は、雨なんかどうってことなかった。
むしろ好きだった。
でもバイク・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺のバイクは滅多に故障しないので有名なのだが、
今は珍しく入院中だ。あのバイクは今、バイク屋で眠っている。
ここんとこ、だから自転車に乗って仕事に行く。ひとくちに自転車と言ってもいろいろあって
・・要は、ビーチクルーザーもどきだ。そういうのが好きなのだ。
エコでいいのだが、すこしばかりスピードが呑気だ。
俺は、ぼぉっ・・・としてるように見せかけているが実は「せっかち」なのだ。
深い諦念に蝕まれた「せっかち」の末路。
いくら急いでみたって、時間を遡れないのなら何の意味もない。
とても哀しい。
友達よ、僕等は今でもしょっちゅう会っているような錯覚に陥ります。
君に会うのはいつも「冒険」だった。
うまく行くか行かないか、の瀬戸際で
僕等はいつも、「偽者のロシア式ルーレット」をしていたのでしょう。
でも嘘からは真実が生まれる・・・・っていうか、
生まれがちだ。
そういった真実を持て余した挙句に僕等は
っていうか「君」と「僕」は、
火花が散るくらいの角度でコーナーを走りぬけ、
煙が出そうなくらいのスピードと緊張感で、
ガス欠にガス欠を繰り返し、結果
「今世紀一、二を争う馬鹿者」
の称号を勝ち取ったのだ。
ああなんて
牧歌的なんだ。
のんびりした感じが、やっぱ俺は好きだな。
それじゃ、またね。