私ときたら
こんな所で
朽ち果てていくのでしょうか?
こんな雪混じりの雨が降る 高速道路で
哀しみに心を浸されたまま
荒れ果てて乾ききった心を
理解さえしてもらえぬまま
思えば無駄の多い人生だった
ほとんど三分の一近くを
忘れ物を取りに行くことで費やした
自己嫌悪のどす黒い海の底から
青空を眺めているばかりの日々だった
こんな風に私は
行き止まりの国で
どん詰まりの大渋滞の中で
はかなく消えていかねばならないのでしょうか?
誰も私のことを
思い出しさえしないだろう
消えてしまったことに
誰も気付きはしないだろう
それでいいような気もする