「それは人生に似ています」

2007-05-29 23:09:28 | Weblog

カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した

「モガリの森」(モガリが変換できない・・・)の監督、

河瀬直美さんの受賞スピーチはこんな内容だったそうだ。


(以下、朝日新聞07年5月28日の夕刊より引用)

「映画を作るって本当に大変なこと。それは人生に似ています。

私達の人生にはたくさんの困難がある。お金とか服とか車とか、

形あるものに心のよりどころを求めようとするが、

そういうものが満たしてくれるのはほんの一部。

目に見えないもの -誰かの思いとか、

光とか風とか、亡くなったひとの面影とか -

私達はそういうものに心の支えを見つけたときに、

たったひとりでも立っていられる、そんな生き物なのだと思います」

(引用終わり)



俺は映画にはうといし、この監督もその作品も

全然知らなかったのだけれど、この受賞スピーチを新聞で読んで、

深く心を動かされたし、このひととその作品に興味を持った。


そう、何だかわかる気がするよな。


約20年前、俺も映画作りに参加したことがあるんだよ。

16ミリ映画、大阪芸大生だったバンドメンバー(・・・・佐治だ!)

が監督で、芸大生の友達数人がスタッフで、

俺は出演者として関わったんだ。

・・・・・・・・・・主演だぜ、それも(笑)。


すごく面白い経験だった。

俺はいろんなことを忘れながら生きているのだけれど、

あのときの雰囲気はきっと、忘れないだろうと思うのだ。


40分くらいの短い映画だったんだけど

確かに・・・・・・人生に似ていたぜ。


だけど、あっさり言うと陳腐に聞こえるかもしれないが


ロックバンドも、人生に似ている。     だってそれは

生きていくということ、そのものだから。


つまるところ、

生きていく、ということ自体が「人生に似ている」のだ。


・・・・・・・・・・・・あれ?

    そ、そりゃそうだよな(笑)。




コメント
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