或る冬の終わりに

2007-02-19 11:36:47 | Weblog
俺はバッグにアイスピックを忍ばせて

街を歩いた。

そこはまだ冬で、

徹到底尾、何てことのない街だった。


今でも思うのだけれど

あのとき俺が・・・・・・・・・・・・。


いや止めよう、もういいんだ、その話は。

いくら考えたところで結論なんか出やしないのだし

そもそも

時間が戻ることなんて有り得ないのだ。


誰もが、そして何もかもが

息を潜めているかのように見える、

嵐の中の暮らし。


断崖絶壁にひとり立つ君。

俺はどこまで君に近付けるだろう?


先のことなんてどうでもいい、

大事なのは今だけだ。


・・・・・俺はそう思うよ。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする