松江駅から広島行きの高速バスに乗車する。結局今回で一気に島根県コンプリートとはならず、次回、米子とのセットで訪ねることにする。この時点で一応予定は組んでおり、その通り行くことができれば、また鉄道旅行の要素が強くなるはずだ。
バスの時間までもう少し時間があれば、高架下の飲食店で軽く一献できたのだが、ちょっと中途半端な時間だったので土産物だけ買い求め、駅横のホール「松江テルサ」のロビーにて寒さをしのぐ。
16時00分発の便は予約時点で結構埋まっており、窓側の席は確保したのだが、発車直前で改めて予約サイトをみるとほぼ満席となっている。4人掛けで隣に相客がいると窮屈に感じるのだが、致し方ない。隣は若い男性で、道中ウトウトしたり、スマホで漫画を見たりしているから特に気をつかうこともなかったのだが。
松江駅を出発し、しばらく宍道湖に沿って走る。こちらからだと夕日の名所・嫁ヶ島を見ることができる。
松江玉造インターから山陰道に入る。この先は広島の西風新都インターまで全高速である。山陰道に入るとすぐに宍道湖サービスエリアがあり、山側からでも宍道湖を見渡すことができる。ここに玉造バス停がある。
木次線をまたぎ、宍道インターの先で松江道に入る。広島と松江を結ぶメインルートであり、高速バスの本数も確保されている。芸備線~木次線の直通急行が走っていたのもずいぶん昔のことである。先ほど、レンタカーで川べりを通って来た斐伊川も渡る。
また、三刀屋木次インターから先は、地域の生活道路の位置づけでもあり無料区間となっている。
ここから山の中に入る。さすがに沿道には雪も残っているが、道路上ではほとんど見当たらない。この日の交通規制がどうだったかはわからず、冬用タイヤでなくても走行できたのかもしれないが、まあ、それは結果論である。以前松江道を高速バスで通った時は雪が多く、タイヤチェックのために途中のインターでいったん降ろされたこともある。また、冬になると全国のどこかで発生する立ち往生も、ノーマルタイヤ車が要因になることも多く、その啓発も進められている。
道の駅たたら場壱番地が島根県最後の停留所で、大万木山トンネルを通って広島県に入る。
三次東で中国道に合流し、江の川パーキングエリアで休憩。ここまで来ればもう安心で、後は少しずつ暗くなる中、広島市街に戻る。
広島バスセンターに到着。時刻は19時すぎ、それほど遅くならないうちに戻ることができた。
さて、中国四十九薬師めぐりは38番まで進み、島根県の1ヶ所、そして鳥取県の10ヶ所に入る。中国観音霊場と比べても、西は米子、伯耆大山から東は八頭町や岩美町まで広がっており、また広島からもっとも遠い県ということでそれなりに回数が重なりそうだ。ただその分、鳥取県のさまざまなスポットも一緒に回るということで・・・。
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