まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

岡山の「ミシュラン居酒屋」へ

2012年03月01日 | 旅行記F・中国

岡山の「禁酒会館」の建物を見た後、再び路面電車で岡山駅前に戻る。ここから高島屋方面に入ったところに今回のお目当ての居酒屋がある。

Dscn2795それがこちらの「鳥好」。外から見た感じではどこにでもあるような大衆酒場というところ。ただこの佇まい、もう3年も前になるだろうか、西のほうを旅した帰りに岡山で飲んだ時にたまたま入った一軒なのだが、その雰囲気というのが気に入ってその後何度か、岡山を通るごとに入ることになった。

Dscn2780そんな店だが前回に訪れた時に見かけたのがこの看板。「ミシュラン掲載店」。別に星がついているわけではないのだが、岡山のスポットとして後楽園に岡山城が紹介される中で、グルメスポットとしての掲載。

Dscn2793今回混戦BB会で岡山を訪れることになったのは、かねがねこの店のことを話す中で「ならば一回一緒に行きましょう」というところからである。

時刻は17時。こちらは16時開店とのことでこの時間ともなると結構な数の人がカウンターやテーブルに座って一献やっている。3人ということで座敷へ。いつもなら一人で来るということもあり座敷に上がるのは初めてである。

生ビールで乾杯の後、メニューを物色する。2枚に分かれたメニューに壁の貼り紙、おすすめの黒板にずらりと並ぶ一品にお二人もうなるばかりである。「ここはまつなるさんのお勧めで行ってください」とのこともあり、あれこれと注文をする。およそ、居酒屋メニューで考えられそうなものはほとんど全て揃っているといってもいい(・・・と書きつつ、そういえばおでんというのはメニューにあったかなと首をかしげるのだが。これはまた確認しに出かけなければならんなと思う次第)。

Dscn2783昼間に日生であれだけカキを食べたにも関わらず、「何かが抜けている」と感じていた。そう、焼きガキ。こちらにも日生産のカキがあり、これの殻つきをいただく。カキから染み出る潮の味というのを感じることができる食べ方である。これでカキ食べツアーのほうもきちんとおさまった。

変わったところといえば「のりくらっち」に「男いらず」かな。「これはどういう食べ物なんですか?」と支障さんに大和人さんが尋ねるので、「それは"考えオチ"ということで」として注文する。

Dscn2787「のりくらっち」。これはご覧のとおり、「海苔」と「クラッカー」と「チーズ」。考えてみればそのまんまくっつけただけのネーミングであるが、この組み合わせというのは単品でもいけるし、それぞれを組み合わせて食べてもよく合う。どんな酒とも相性がいいのではないかな。

Dscn2788そしてもう一つの「男いらず」は・・・・・。まあ、こんなやつ。「形から入ったんですねえ」と。実はこれ、私も注文するのは初めて。こういうグループで来た時にしゃれで注文する一品かな。食材はウインナーに玉子に野菜だから特段珍しいものではないが、これ一人で注文するのは結構勇気がいるような。後は、仮に女性と二人で入った時に注文したらどういうリアクションをされるやら。(どれから食べるかによって相手の心理がわかるとか?)こちらも「何だか股のあたりが痛いような気がしますが」といいつつ、結局3等分していただくことに。

「もし"女いらず"というメニューがあったらどんな料理になるんでしょうか」と考える。まあ、これは皆さんのご想像にお任せするとして・・・・。

Dscn2790テレビから笑点のテーマ曲が流れる頃には座敷も結構埋まってきた。支障さん、大和人さんとも「何だか、ミシュランに載るのもわかるような気がします」「昔ながらの風情ありますよね」とその雰囲気を気に入ってくれたご様子。ここまでやってきた甲斐があったというものである。

Dscn2789後は結構まったりとして、最後は店の名前にもなった焼き鳥でしめる。特に絶品とまではいかないにしても、その大ぶりな串焼きもスパイスが効いてなかなかよろしい。時刻はそろそろ19時ということで神輿をあげる。結構飲み食いしたが思ったよりは安くついた。

岡山駅からは一駅、相生まで新幹線「こだま」に乗車。これで大阪への帰還を1時間近く短縮することができる。一駅で自由席なら950円の追加料金で済む。そしてやってきたのはひかりレールスター型。大阪寄りの車両に行けば、自由席料金で2×2列のシートに座ることができる。赤穂線で途中下車しながらたどった区間を20分足らずで通り過ぎる。

Dscn2800Dscn2801相生に到着。改札を出る前に「のぞみ」の通過を見送る。このあたりが山陽新幹線でも特にスピードの出るところ。16両が通過するのも一瞬の出来事である。

ここで新快速に乗り継ぐのだが、大和人さんが時刻表を分析すると、やってくるのは播州赤穂からの列車。おそらくその折り返しとなるであろう播州赤穂行きが先にやってくるので、何もないホームで寒さを感じながら待つよりはと、「関西1デイパス」のフリー区間であることを利用して赤穂まで行く。後は大阪までゆったりと過ごすだけである。

この会もカニ、そしてカキと冬の味覚を感じる日帰り旅に出ることができた。後、冬の味覚といえばなんだろうか。筆頭で挙げられるのはフグになるのかな。新世界のづぼらやに行けばたらふくいただけるにしても、ここはぜひ関門海峡に行きたいところ。そうなると一泊かな。日帰りとなると紀州のクエなどどうだろうか。白浜温泉とか。昨年の台風12号の被害で紀州・熊野への観光客も減っているということから、その応援も兼ねて出かけるとか(そうなると、大和八木から十津川村を経由して新宮まで6時間で行く「路線バス」も面白いかなと)。またの実現を期待したいものである・・・・。

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