まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

横綱の品格とは・・・?

2008年05月27日 | ブログ

プロ野球交流戦を観戦していたこともあるし、琴欧洲が14日目で初優勝を決めたこともあり、夏場所千秋楽の勝敗にはさほど興味を示さなかった大相撲である。ただその千秋楽結びの一番での朝青龍対白鵬の取組で、朝青龍の立合いでの変化で勝負がついた後でダメ押ししたとか、双方にらみ合ったとかで、土俵の勝負とは別のところで「横綱の品格とは・・・?」というのが議論になっている。

まあこの騒動について、横綱審議委員会の内館某とかいうオバハンや、クソの役にも立たない物品収集家の「役満」某がまたいろいろ自説を展開しているようだが・・・。

そもそも、大相撲にこれだけの品格やら何やらが叫ばれるようになったのはいつの頃からか。大昔であれば「たかが相撲」の世界にさまざまな「権威」がつくようになったのはいつの頃からか。・・・という話になれば、戦前の双葉山とか、戦後であれば栃若はさておき大鵬の人気によるものだろうな・・・ということになる。

もっとさかのぼって、江戸時代の谷風・雷電の時代の相撲の雰囲気はどうだったのか、明治・大正の常陸山とか梅ヶ谷とか西ノ海でもいいや。その頃って、横綱にここまでの「品格」というのが求められていたかな?それを考えると、双葉山や大鵬で横綱が必要以上に「神格化」されてしまったのではないだろうか。それって、昔のものは何でも優れているんだという買いかぶりがあって、変に品格を高められているのではないか。プロ野球でいうなれば、王や長嶋が実力以上にてれび中継や何やらで神格化され、その品格をいまだに現役の若い選手に当てはめているというくらいのものである。

今回の朝青龍対白鵬のにらみ合いは確かに後味の悪いものではあるだろうが、大相撲という独特の様式の興行全体が是としていること、逆に「良しとしないこと」全体について、いろんな観点から見直す必要があるだろうな・・・・。

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