まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

白内障手術を受ける(手術まで)

2024年06月09日 | ブログ

以前の記事で、いろいろあった2024年5月の出来事として、「白内障の手術」にさらっと触れた。このたび、だいぶ症状も落ち着いてきたことで体験談として残しておくことにする。

話は半年以上前にさかのぼるのだが、長くかけていた眼鏡が合わなくなった。今思えば2度目の広島勤務となった2020年以降少しずつ見えにくさを感じていたのだが、パソコンの画面を見る時間が長くなったのと、年齢で近視の度合いが進んだのだろうとそれほど気には留めていなかった。

しかし、健康診断などで眼鏡をかけても視力が出ず、このままだと運転免許証の更新に影響が出ると思い、10年以上ぶりに眼鏡を新調することにした。そして近くの商業施設にある眼鏡店に行ったのだが、レンズの度を上げても十分見えるところまではいかず、眼科に相談したほうがよいと言われた。

そこで、同じ商業施設にある眼科に行き検査を受けると、「白内障の症状があるようだ」とのこと。ただこの眼科は主に眼鏡やコンタクトレンズの処方を行う診療所ということでそれ以上のことはできず、一度専門の眼科に行ったほうがよいとだけ言われる。

うーん、白内障か・・。糖尿病の毎月の通院は欠かしていないが、よく言われる「定期的に眼科に通いましょう」を怠ったツケが回ったかなと思った。HbA1cは安定しているとはいえ、知らぬ間に合併症が進行していたのか・・。

自宅のすぐ近所に白内障手術を扱う眼科があるのだが、手術というと目玉をグリグリされる姿がイメージされ、どうしても躊躇してしまい、そこからまた時間が経過した。

たださすがにこれ以上は無理だとして、4月になり眼科を受診。いくつかの検査の結果、両眼とも白内障との診断が出た。幸い糖尿病の合併症ではなく加齢性のもので、ちょうど50歳代の私はそれが早めに現れたとのこと。

私より歳が若い先生から、「白内障とは何かいね、というところから説明しましょう」として、モニターのスライド、目の模型、そして私や他の患者さんの眼の写真を見せながらの解説を聞く。

白内障とはひとことでいえば、眼の中にある水晶体が濁る病気である。それによる症状や進行度合いには個人差があり、私のような視力低下のほか、光が拡散してまぶしく感じたり、視界が全体的にかすむなどさまざまある。なお、いったん白内障が発症したら、点眼薬だと初期段階の進行を遅らせるだけで、治療するには手術ということになる。

手術の流れだが、眼球の端に2.5mmほどの傷を作り、超音波を発信する器具を挿入して水晶体を砕きながら吸い出し、その後に人工レンズを挿入するというもの(画像は、日本眼科学会のホームページから引用)。ただ私の場合、年齢の割には症状がそれなりに進んでいるようで、両眼とも水晶体が結構硬くなっているという。硬くなるとその分超音波で砕く難易度が高くなるし、場合によっては手術ができないこともあるそうで、今日明日とは言わないがやはり早めの手術を薦められた。

・・恥ずかしい話だが、若い先生が熱心かつ丁寧に話をしてくださるのに、おっさんの私、症状が進んだ眼の写真を見せられたり、目玉をグリグリやられる姿を想像するうち、気分が悪くなってしまった。「ちょっと休みましょう」とスタッフの方に声をかけられ、いったん診察室を出て長椅子で呼吸を整える。これは何も先生に問題があるわけでなく、私が勝手に想像(妄想?)を膨らませただけのことだが、こういうのが苦手なもので・・・。

少し休んでもう一度先生の説明を聞いた後、今日のところは即刻問答無用で手術とはならず、「ご自身の決心がついた時点で構いませんので」と後日予約の電話をすることになった。

とはいえこのままだと何ら好転することはないわけで、早急に腹をくくって決めなければならないだろう・・・。

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