まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

在来線と新幹線乗り継ぎで広島へ

2021年09月11日 | 西国四十九薬師

橿原の久米寺の参詣を終えて、橿原神宮前から大阪阿部野橋行きの「区間急行」に乗る。15時01分発。

私が沿線に住んでいた昨年までのダイヤでは、日中は吉野~橿原神宮前~大阪阿部野橋の「急行」が1時間に2本走っていた。ただ、コロナ禍の影響かダイヤの見直しが行われ、「急行」だと通過する橿原神宮西口、坊城、浮孔にも停車する「区間急行」を設定し、従来の「普通」を減らした形である。

「区間急行」は時刻表上では橿原神宮前始発だが、実際は吉野発橿原神宮前行きの「普通」がそのまま「区間急行」に変わる。何だかややこしい話だが、列車種別や車両編成数を柔軟にやり繰りする近鉄らしい。

大阪阿部野橋に戻り、JRの天王寺へ。ここで青春18きっぷに日付を入れる。16時近くという時間からだが、このきっぷの消化が進んでいないのでここで投入する。この時間から鈍行乗り継ぎで行くと広島に着くのは23時すぎ。

大阪から新快速に乗り、姫路着。ここに来るとやはり「えきそば」である。

青春18なら、次の18時06分発の三原行きに乗り継ぐところだが、ここで新幹線ホームに上がる。これから岡山まで新幹線でワープするのだ。翌日は仕事、さすがに23時を回っての帰宅はしんどい。事前に「新幹線近トク1・2・3」を購入していた。自由席利用で、姫路~岡山間は2500円である。

そして乗るのは、17時34分発の「みずほ611号」。自由席ならどの列車でも乗車可能だ。空席があるかなと思いつつ車内に入ると、気の毒なくらい空いている。岡山まで20分の乗車だが、スマホの充電などで過ごす。

もう40分乗れば広島に着くのだがそこはきっぷのルール通りで下車して、岡山から再び在来線での移動だ。次に乗るのは18時10分発の糸崎行き。岡山を出た時は立ち客も出るくらいだったが、駅ごとに乗客は減り、福山を過ぎるとガラガラになった。

糸崎からはすぐに接続の19時39分発の広島行きに乗る。が、次の三原で下車。実は「新幹線近トク1・2・3」を三原~広島間1500円で購入していた。在来線より時間短縮する効果があるのと、乗車時間20分あまりの新幹線車内で夕食にしようというものである。

暗くなった駅前に出る。駅前には竹原行きの呉線代行バスが待っているが、乗客はほとんどいないようだ。7月、8月の大雨の影響で運転見合わせが続いている。この後、いったんは9月5日からの運転再開を予定していたが、9月2日からの大雨でその予定も見送りとなった。なお、この記事を書いている時点でも運転再開の目途は立っていない。

三原から20時09分発の「こだま865号」に乗る。この列車は新大阪17時32分で、これなら新大阪から6200円で「新幹線直前割きっぷ」を購入してもよかったかなと思う。

「こだま」もガラガラで、車内で夕食(というより、軽く一献)を取るうちに東広島を過ぎ、広島に近づく。ちょうどカープ戦のナイターが行われていて、マツダスタジアムの照明塔が煌々と輝いている。どうやらナイターの客より早く帰宅できそうだ・・。

今回の「WEST EXPRESS銀河」紀南コースの乗車がかなった旅。列車そのものもそうだが、車窓、味、そして祈り・・実に盛りだくさんだった。また出会いたいものである・・・。

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