まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

中国山地の姫新線、芸備線を目指すが・・・

2021年09月12日 | 旅行記F・中国

9月4日と5日の両日、中国山地のローカル線をめぐってみようと思った。ちょうど青春18きっぷの残り分を使い切ることになる。

今回ターゲットとするのは、姫新線の津山~新見間、そして芸備線の新見~(備中神代)~備後落合~三次間である。特に新見~(備中神代)~備後落合間は便数、利用客ともに少なく、今後のあり方についてJRと地元自治体が協議の場を持つくらいである。もっとも、そうしたローカル線となると物珍しさからか青春18きっぷの時季となれば大勢の人が乗りに訪れるもの。私も今年の春の時季に木次線から芸備線に乗り継いで新見まで乗り鉄をやったが、今のうちにまた乗ってみることにする。

また、一方で気になるのは姫新線の津山~新見間である。この区間が走る中に真庭市が含まれるが、実は今年始めた中国四十九薬師めぐりの次のシリーズが真庭市である。ただ、その札所に公共交通機関、特に姫新線でアクセスしようとするとかなり至難の技で、時刻表でいろいろシミュレーションしてみたがどれもしっくり来なかった。まあ、これは姫新線のせいばかりではなく、そもそも札所の場所が駅から離れているところで、駅からのコミュニティバスも利用に適していない。ここはもう自宅からクルマで行くことにして、姫新線は姫新線で別に乗ることにした。

当初は青春18を2日分使うものの、広島からの日帰り連発で考えていた。それぞれに津山線や伯備線、芸備線の三次~広島間を絡めるもの。

・・・そんな中、9月3日は中国地方にまた雨が来た。お盆時期の大雨ほどの影響はなさそうだが、状況によってはJRの運行に支障が出るかもしれないとの予報もあった。ともかく4日朝の状況で判断しようと3日夜は寝たのだが、寝ている間に住んでいる広島市にも大雨にともなう避難指示の緊急速報メールが入っていたようだ。

さて明けて4日。JRの運行情報を見ると、芸備線が広島~備後落合で運転見合わせで運転再開は早くて昼頃、そして驚くことに、山陽線の糸崎~福山~里庄間が運転見合わせとある。また、広島~糸崎間も列車の大幅な遅れや運休があるとのこと。広島県東部~岡山県西部にかけてまとまった雨になったようで、新幹線は動いているが山陽自動車道も一部通行止めとの表示。これらを見て、4日のお出かけそのものを断念した。結果的には昼にはダイヤも元に戻ったのだが、そんな中無理することもなかったかな。

そうなると、5日をどうするか。津山~新見~備後落合~三次と乗るのが軸ということで、その区間の時刻、そしてアクセスとなる津山線と芸備線のダイヤを時刻表でにらめっこする。そこで出たのが、広島から早朝の新幹線で岡山まで出て、津山線に乗車。そうすると後の乗り継ぎルートができて、三次からの芸備線で広島には18時前に戻ることができる。これなら翌日からの仕事にも影響しない。

ということで、ネットで前日まで購入の「新幹線直前割きっぷ」を手配する。広島~岡山間は3900円かかるが仕方ない。

そして5日の早朝、広島から乗るのは6時14分発の「ひかり500号」東京行きである。この列車、京都までは各駅に停車することもあって、「こだま」を対象とした「新幹線直前割きっぷ」でも座席指定ができることに気づいた。これまで、6時53分発の「こだま838号」が定番だったが、「ひかり500号」が使えるとなると安く移動する選択肢が広がる。

東京まで行く列車ということで、乗るのは「のぞみ」と同じN700系である。山陽新幹線の2列×2列シートに何度も乗っている感覚からすると、この「のぞみ」形式の座席は狭く、薄っぺらく、冷たく感じるのだが、そこは致し方ない。

早朝のことで列車本数も少なく、各駅に停まる割には東広島で10分停車した以外はすぐに発車する。この指定席車両もほぼ貸切のまま、7時20分に岡山到着。ここで13分停車して後続列車の追い越しがある。

次に乗るのは8時07分の津山行き。結局50分近く待つことになるが、これも時刻表との兼ね合いである。

岡山駅はさまざまな形式の車両が出入りするが、その中で115系の湘南色の編成に出会う。ちょうど児島行きとして運用されるようだが、今やこの塗装の車両もレアではないだろうか。車内も昔ながらのセミクロス式シートだという。

待つうちに、津山方面からの列車がやって来た。4両で来た列車の2両を切り離して、津山寄りの2両で運転するという。まずはボックスシートに陣取り、津山を目指すことに・・・。

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