まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

ローズの扱いはその程度か

2009年04月27日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

昨日は神戸でのオリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズ戦を観戦し、ローズの3本塁打(7年ぶりだそうです)を目の当たりにし、一緒に観戦した人たちともども興奮した上機嫌な一日であった。

ローズにとっては450号本塁打というだけではなく、通算で225人目の投手から本塁打を放ったということで、これが日本プロ野球記録という。いかに幅広い投手を攻略しているかということだ。この点でも「ミスター・バファローズ」の称号は不動のものだ(昨日は「各球団のミスター○○って誰やろう」という話でも盛り上がった)。

・・・ところが、本日のスポーツ紙の一面を見るに、報知の「坂本・首位打者」はさておき、それ以外のスポニチ、サンスポ、日刊、もちろんデイリーは「ジェン」の大きな見出し。ジェン???誰やねん??

・・・それが、西宮球団に新しく入ったという、台湾出身の投手だという。それがたまたま広島戦で先発して、最後は味方リリーフが逆転負けを食らったものの自身は無失点に抑える好投を見せたという。

それだけではなく、朝の関西ローカルの番組では延々とマツダスタジアムでの試合の振り返りを流し、ローズのことなど全く触れていなかったという。

所詮、関西でのローズの扱いはその程度のものということか。まあ、ローズもたくさん本塁打を放ったから、珍しくないといわれればそれまでなのだが・・・・。

ただ、記事の重さからみれば、例えばジェン投手が初登板で完投勝ちでも収めたのなら納得はいくが、阪神は負けたのだし、野球の面白さからすればどちらのほうが重いかというのは判断がつくと思うのだが・・・・。すみません、判断したからそうなったんですね。

まだ東京発の番組のほうが、巨人の零封負け、野村監督の1500勝王手、そしてローズの記録と、まだバラエティに取り上げていたと思うのだが・・・(あくまでチャンネルを横断しての感想です)。また、インターネットでの見出し記事でもそれらが上位に来ており、まだ冷静な判断をしているなと思う。

このところの関西のマスコミ(特にテレビ局)の阪神一辺倒の傾向には目にあまるものがある。昔大阪に住んでいたときはそれほどでもなかったが、久しぶりに戻ってきてその傾向が強くなっているのが気になる。確かに人気球団で、観客動員も12球団一だし、このところ常にAクラスを維持している実力は認めるものの、ちょいと露骨すぎやしないかと思う。

一般のファンが自分の応援しているチームに入れ込んであれこれ書く、ブログでも取り上げるというのは大いにあってよいことだが、マスコミが同じような姿勢をとるというのはいかがなものだろうか。

一面に、多くの人が興味を引く記事をもってくるのは当然だろうが、今日の取り扱いは「本当にそれが多くの人が待ち望んでいる記事なのか?」と問いかけたくなる。あくまで少数派のひがみかもしれないが。

もう少し、「何を真っ先に伝えるべきか」を吟味したほうがよいと思うのだが、どうでしょうか。

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