まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

観戦記~オープン戦・バファローズ対タイガース@BsSpirits大撮影会

2019年03月24日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
大相撲春場所の千秋楽が終わった。結局優勝は白鵬、これで42回目の優勝で、そのうち15回が全勝優勝という偉業である。平成の最後を締めくくるにふさわしい結果だった。また「大関入れ替え戦」だった栃ノ心対貴景勝は、貴景勝が一気の寄りで栃ノ心を圧倒、場所後の大関昇進を確実なものにした。新たな時代の土俵も楽しみである。

さて、その千秋楽のチケットも発売直後に気合を入れてプレイガイドのサイトを当たれば取れたのだと思うが、購入しなかった。それはこのオープン戦観戦のためである。

3月の関西はスポーツ盛りだくさんである。春場所もあるし甲子園のセンバツ高校野球もある。その中で影が薄いが、開幕前のバファローズ対タイガースのオープン戦3連戦も定番である。その3戦目は開幕前最後のオープン戦ということで、ファン参加のイベントもあり、公式戦に向けての景気づけ、決起集会のようなところがある。

・・・ということで大正ドームに現れる。まずはファンクラブ入会特典の「BsSpirits」ユニフォームと、ゴールド会員特典のリュックを引き取る。このリュックもデサントと提携するようになってなかなかイケる作りになっていて、2019年バージョンも普段使いできそうだ。

こちらでは近鉄バファローズ、阪急ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブのかつての選手のユニフォームなどが展示されているのだが、その中に先日引退したイチローのメジャーでのユニフォームもある。以前から展示されていたものだが、引退表明を受けて改めてそれらに見入る人の姿もある。

オープン戦ということで、シーズン中ではなかなか入れない下段の指定席エリアも安く売られており、前売りで確保していた。選手たちも間近で見ることができる(写真を撮るのに防球ネットにピントが合って選手がぼやけてしまうのが欠点だが)。

開幕直前の試合ということで両チームとも開幕を見据えたオーダーになっている。バファローズの先発は育成出身から3年目で開幕ローテーションを勝ち取った榊原、そしてタイガースはバファローズからFAで移籍した西が先発する。何だか複雑な気持ちだが、一塁側からも拍手が起こる。バファローズのローテーションは山岡~東明~榊原~アルバース~山本~松葉で始まるようだが、西、金子が抜けてどうなるかというところに榊原と山本が入り、東明、松葉という中堅どころが復調して何とか頭数が揃った。

その榊原、初回は無難に切り抜けたが、2回に先頭の4番・大山に一発を浴びる。まあ、タイガースも4番をどうしようかという中で一発が出たのは明るい材料だろう。これは打ったほうを褒めるところ。

ただその後がよろしくない。2安打と1四球で一死満塁となり、打席には9番・西。ここで断ち切るどころか、センター前へのタイムリーヒットを許す。その後も1番・木浪に2点タイムリー、続く近本のところでは投ゴロを悪送球、さらに満塁のところで糸井に走者一掃の二塁打を許す。この回だけで7失点。オープン戦だったのが救いだが、公式戦は果たして大丈夫かなと思う。

試合だけを見ればタイガースの一方的な展開で、これで関西のマスゴミはタイガース万々歳!!としてバカ騒ぎするのだろうが(元々私は阪神キ○ガイのその手の情報番組は一切見ないので知らないが)、そう扱われても返す言葉がなく、昨年までの主力の西に抑えられて回が進む。結局西は6回まで投げて被安打5、四球2、無失点ということで、いい感じで公式戦に入る。次週の開幕カード、ここでのスワローズ戦での先発が予想されており、まずは慣れ親しんだグラウンドというのはプラスになるだろう。

オープン戦だからということもあって、榊原が4回で降板したのは早いにしても、5回の山﨑福、6回の比嘉、齋藤はピシャリと抑えたし、7回の近藤、8回の吉田一はあらかじめ予定されていたのだろう。9回には7点ビハインドながら抑えの増井も登板した。

一方打線は、西の後を受けた能見、ジョンソンの前に得点が奪えない。オープン戦とはいえこのまま7対0で終わるのも面白くないが、9回まで来てしまった。9回裏のマウンドには藤川があがる。

その藤川から途中出場の佐野がヒットで出塁する。大城が四球を選び、小田がセンター前に弾き返す。これでようやく1点を返す。続くは外国人枠争いも気になる途中出場のマレーロ。

振り抜いた打球は瞬間にそれとわかる一発。3ランとなり8対4と追い上げる。この日ドームが一番盛り上がった瞬間だ。

しかし後が続かずそのまま8対4で試合終了。敗戦は残念だが、最終回の追い上げは明るい材料としたい。それにしてもマレーロ、昨年オフ限りでの退団が濃厚だったのをよく残してくれたなと思う。

さて試合終了後のイベント。大撮影会ということで、選手、スタッフとファンが1枚の写真に収まるというものである。2年前にも行われたこのイベントに参加したのだが、出来上がって球場や大正駅などに貼られたポスターの中に自分の姿を見つけるのも面白い。シーズン後半にはポスターがファンクラブのポイント交換の景品にもなっており、1枚いただいて一時期部屋にも貼っていたものである。

準備が済んでグラウンドの中に入る。集合場所がセンターからライト方向ということで人工芝を踏みながら所定の場所に向かう。こうしてグラウンドを歩くというだけでも面白い。

撮影のポジションは当然ながらファンクラブのステージの高い順で、その人たちの後ろに付くように誘導される。それでも三塁ベースより前の位置だ。いつの間にかバックネット前にクレーン車が持ち込まれ、ゴンドラの上にスタジアムDJの神戸さんとカメラマンが陣取っている。

その神戸さんのリードでポーズを取る。右手の人差し指と小指を立てるのは、バファローズの「牛」をイメージしたものだろう。その右手を左胸の前に構える。それを何カットか撮影して完了である。

公式戦が始まるとポスターも球場で見ることになるだろう。また「まつなるを探せ!」をやってみようか・・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
« 貴景勝の大関昇進はどうなるやら | トップ | 平成最後、◯◯最初 »

コメントを投稿