まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第33番「瑠璃寺」~新西国三十三所めぐり・39(そして次の札所めぐりへ)

2017年08月03日 | 新西国三十三所
瑠璃寺のお参りと森林浴?を終えて、山崎行きのバスに乗る。瑠璃寺は作用町にあるが、この辺りの人たちがクルマ以外の手段で作用町の中心に行こうと思うと、平日限りで1日2~3本のコミュニティバスになる。それ以外だとウエスト神姫バスで山崎に行くことになるわけで、日常生活では宍粟市とのつながりのほうが強そうである(この手の、平日限定の自治体のコミュニティバスというのは、果たして地元の人たちにとってどのくらい利便性があるものだろうか。またそういうのも見てみたいモノでる)。

さて山崎行きも、私が船越から乗った時は先客1名、その後も4~5人乗ってきただけである。それでも地元には「貴重な足」である。山崎の営業所に降り立った時には、先ほどの瑠璃寺の涼しさなど軽く吹っ飛ぶ暑さである。次の姫路行きのバスは25分後に出る。

それならばおとなしく待合室で待てばよいものを、また暑い県道に出ていく。バスの乗り継ぎ地として降りた山崎を少しだけでも歩こうという、無茶といえば無茶な動きだ。

山崎には黒田官兵衛が築いた山城があるという。ただそれは町並みの北のほうにあり、現在の町並みは江戸時代に池田氏~本多氏が山崎藩を治めるようになり形成されたそうだ。播磨と因幡を結ぶ街道沿いであり、揖保川の水運でも栄えたという。

バスの営業所の近くに山崎城跡がある。街道に面した大手門、そして城跡の石碑が建つ。鹿沢城とも呼ばれたそうだが、現在は小学校や町の図書館などの公共施設として受け継がれている。

県道を挟んだ北側が城下町だったそうで、路地を一本入ったところは今も面影を残す。・・・とは言っても、雰囲気があると目に止まったのは酒蔵である。

そんな景色を20分で慌ただしく回り、姫路行きのバスに間に合う。エアコンが心地よい。姫路駅までの1時間は路線バスの中でまったりと過ごす。

姫路の駅前は容赦ない暑さ。その中で海鮮系の店に入り、これまで回った新西国三十三所の一人打ち上げとする。こういう時の生ビールは・・・!

これまで新西国を回った順番は・・

四天王寺~清水寺~酒見寺~伽耶院~浄土寺~天上寺~金剛寺~観心寺~鞍馬寺~神呪寺~能福寺~須磨寺~飛鳥寺~橘寺~金剛城寺~萩の寺~満願寺~宝亀院~光明寺~道成寺~立木山寺~楊谷寺~叡福寺~西方院~当麻寺~鶴林寺~花岳寺~水間寺~大報恩寺~誓願寺~神峯山寺~安岡寺~斑鳩寺~太融寺~鶴満寺~太山寺~延暦寺~金剛城寺2回目~瑠璃寺

この札所めぐりでは、兵庫県をよく回ったというのが印象的だった。公共交通機関を乗り継いだり、時には長く歩いたりもあったが、それぞれ「行くこと」自体が楽しみであり、見つけたものも大きかった。

さて、これを受けて次はどうするか。現在四国八十八所めぐりの最中、また西国三十三所めぐりも2巡目ぼちぼちというところだが、関西にはまだいくつかのネットワークがある。

・・・またしばらくすると、それに挑戦しよう。例によって「くじ引き&サイコロ」で決めることになるだろうが・・・。
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