まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

西国四十九薬師めぐり~今回は滋賀・草津で前泊

2021年06月21日 | 西国四十九薬師

6月12日、広島14時03分発の「こだま852号」新大阪行きに乗る。この日は移動日で宿泊、翌日に札所を回るスタイルである。このところこのパターンが続いている。

使用するのは「新幹線直前割きっぷ」。広島~新大阪の「こだま」指定席で6200円と、通常より4000円ほど安い。乗車3日前~前日までの購入(列車の変更不可)だが、現在はこういう状況なので指定席も余裕で確保できる。ただ、このきっぷも6月27日乗車までの設定で、それ以後はどうなるかわからない。(この時点ではまだ正式に発表されていなかったが)緊急事態宣言も解除されたところで、乗客も戻ってくるのだろうか。

使用される車両の形式をよく確認しておらず、「こだま852号」は500系使用なのを見落として、元グリーン車の6号車ではなく別の車両の指定席を取っていた。このきっぷでは同じ列車でも座席変更は不可。そのまま乗って行く(座席は700系レールスターと同じで快適は快適なのだが)。

この列車は新神戸以外の各駅で列車通過待ちの停車時間がある。そのため、広島から新大阪まで3時間かかるが、午後の時間帯をゆっくり過ごすのには適している。少し時間が短かった三原以外では、ホームに着くとしばらく外に出て写真も撮る。

岡山では20分停車。この間に新幹線改札内のコンビニ、売店などのぞいてみる。緊急事態宣言の影響で酒類の販売が休止になっており、また16時前だが駅弁も数を抑えているのか売り切れが多い。

この後、相生だけはウトウトしていて停車中も外には出なかったが、姫路、西明石と通過待ちを楽しみ、17時12分、新大阪に到着。すぐ接続の17時20分発の新快速に乗る。

そしてやって来たのが草津。今回の滋賀での宿泊地についていくつか検討したが、レンタカーの手配、札所の配置、そして札所めぐり後の移動を考えて草津に決定した。歴史的に見ても東海道と中山道が交わる宿場町で一度泊まるのもいいだろう。

ホテルも何軒かあるが、その中で手頃な価格といえるアーバンホテル草津に泊まる。デスク部分には丸テーブルを併用しており、その分自由に使えるスペースができる。

滋賀県は緊急事態宣言、まん延防止重点措置のいずれでもないためか、飲食店も感染対策を取りながら通常通り営業しているようで、どこも大勢の客で賑わっている。中には制限がかかっている大阪や京都からわざわざ来ている人もいるのかな。草津で一献も初めてなので、現地でぶらつきながら手頃な店に入ろうかとも思ったが、万全を期すために事前に席だけ予約しておいた。

入ったのは「酒場スタンド ウオマル」。大衆酒場とバルの雰囲気を合わせ持った雰囲気である。2019年に開店したまだ新しい店である。店員、客層ともに若く、私のようなオッサンはちょっと浮いているかな。

ちょうど調理スペースをカウンターが円形に囲んでおり、大将の包丁さばきを間近で見ることができる。また中央には巨大なセイロ。蒸し物もいろいろあるという。

「海のない滋賀県でもおいしい魚を」というのがコンセプトのようで、近隣の敦賀港、あるいは反対に太平洋側の土佐からの魚が出会うとして、刺身盛り+カツオのたたきという「ウオマル盛り」が名物である。

他の魚料理は、敦賀港からのキアラ(アオハタの別名)。セイロ蒸しか塩焼きを選択できたが、ここは塩焼きを選択。あっさり、上品な味わいである。

地酒も注文・・ということで、メニューの一番上にあった草津の地酒「道灌」をいただく。道灌・・江戸城を築いた太田道灌のことかと思って調べると、蔵元の先祖が太田道灌ということからその名がついたという。

締めは、じゃあセイロ料理ということで特大小籠包を。特大の小龍包・・・肉まんとはどう違うのかなと思いつつも、美味しくいただいた。

結局1時間半ほど滞在して、これでよい感じになって店を後にする。次の店はなく、コンビニで飲み物を追加で購入して部屋でいただく。翌日のレンタカーは営業開始の8時からの利用なので、朝はゆっくりできる・・・。

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