まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

台風12号、影響あり

2018年07月27日 | 西国三十三所
7月も最後の週末になったが、台風12号が接近、本州に上陸する見込みである。

台風上陸じたいは日本の夏から秋にかけて珍しいことでもなんでもないが、この12号は何とも変わった動きをするようだ。

南太平洋で発生し、27日には小笠原諸島に接近。まあこれは普通の動きだ。普通ならそのまま太平洋を北上して、関東から東北、北海道にかけて多少強い雨が降るとか風が吹くくらいで通り過ぎる。

ところが、この12号は小笠原諸島を通過後、左フックのように進路を北西に変え、28日~29日にかけて関東から東海に上陸し、西日本を横断する予報が出ている。台風が東から西へ動くとは極めて異例だ。西から上ったお日様が東へ沈む・・・とまでは言わないが、このところの異常気象の現れの一つかと懸念する。また、その進路には西日本豪雨の被災地も含まれており、この上にさらなる被害とならないか気がかりである。

以下は私事の話だが、28日~29日は、岐阜の大垣に行く予定にしていた。目的は大相撲の夏巡業。5月に、プレイガイドのサイトを見ていると、大相撲の夏巡業のチケット案内が出ていた。名古屋場所のチケットは取れないにしても巡業はまだ空席があり、これまで巡業を観に行ったことがないのでどんなものか予定を検索していくと、夏巡業初日の29日の大垣場所のチケットを取ることができた。1階の桟敷席は完売で2階の椅子席の隅の方だったが、十分である。

大垣に行くならどうするか。巡業は朝8時開始なので、大阪からなら前泊が必要だ。28日を大垣への移動日にしてホテルは大垣駅前で押さえて、青春18きっぷも購入した。また、遠いところで近くまで行くのだからと、順番を飛ばす形になるが西国三十三所めぐりの2巡目として、第33番の谷汲山華厳寺にも行くことにする。1泊2日の旅としてもなかなか良い感じである。

・・・ただ、ここに来ての台風である。予報では28日の夕方から夜にかけて東海から関西を横断し、29日には中国から九州に抜けるという。ならば、28日は大雨の中の移動になるかもしれないし、場合によっては谷汲山に行くのは見合わせになるかもしれないが、29日の巡業そのものは問題なく行われるだろう。

無理をすれば行って帰ってくることもできるのだろうが、相手はめったにない動きをする台風である。行ったのはいいが帰りに東海道線などが運休してしまったら大変なことになるし、西日本豪雨も起こったばかりで思わぬ被害が出ないとも限らない。それらを考えると、ここは大垣行きそのものを中止しなければなという気持ちになった。大垣のホテルはキャンセル料なしで、また移動は青春18きっぷだったのでこれはまた夏の間に元を取ることは十分可能。肝心の巡業の座席とチケット代をフイにしてしまうことになるが、大事を取ることにした。

それについてだが、巡業は秋場所後にも行われる。ちょうどあるところで開催する巡業のチケットを取ることができた。これは西日本豪雨からの復興支援という意味でも(巡業じたいは豪雨に関係なくもっと前から予定されていたのだが)地元の人たちを喜ばせる興行になりそうだ。秋場所後ということで、ひょっとしたら今の3横綱のうちの一人は土俵を去った後かもしれないし、新大関が誕生した直後かもしれない。そうした楽しみもあるかもしれない。

・・・話は戻って、週末は台風で関西の交通も混乱するだろうし、それより気がかりなのは豪雨の被災地。これ以上の被害にならないことを祈るばかりである・・・・。
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