まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

女子プロゴルフ初観戦への道~日本女子プロゴルフ選手権大会・コニカミノルタ杯3日目

2014年09月13日 | ブログ

普段は鉄道や旅の企画か野球の話がメインの拙ブログに、いきなり女子プロゴルフ大会のタイトルが出てくるのだから「??」と思われる読者の方もいらっしゃるだろう。

話は少し前にさかのぼる。

私の勤務先企業、そして職場というのはゴルフ好きの多いところ。そのうえで、自分がプレーすること以外に、プロの試合を観戦するのが好きな方もいて、中でも特定の選手のファンを通り越して応援団的に動いている方もいる。結構職場でも知れ渡っており、それが会食の際などは話題のネタになっていたりする。

そんな中、私に「プロゴルフ観戦のすゝめ」とでもいうべきか、「別に誰を応援するとかは問わないし、野球とはまた別にそういう趣味を持ってもいいのでは?」という声がかかる。私もヘボゴルファーのはしくれとして、一度くらいはどこかで行ってもいいかな、ただ別に誰を応援するというのはないし・・・という思いはあった。そんなことをポロッと話すうち、関西で行われるメジャー大会でもあるしということで、兵庫は三木市にある美奈木ゴルフ倶楽部で行われる「第47回日本女子プロゴルフ選手権大会・コニカミノルタ杯」を薦められる。国内メジャーということで、日本を拠点にプレーする有名選手も勢揃いする大会である。

本当は最終日が最も面白いのだろうが、スケジュールが先に入っているということで3日目の観戦として、前売入場券を入手する。決勝ラウンドの1日目だ。持参するものとか観戦のポイントなど、職場での雑談の中でいろいろとレクチャーを受ける。別の人からは「誰について回るの?」と訊かれ、「こういう選手がええんとちゃうの?可愛いで」などと、何人かの選手を挙げてくれる。「僕の応援する選手について回るのなら、一緒に行ってあげるけど」とも言われたが、最後は、「まあ、初めてだから自分の思うように回ったらええよ」ということに。

ゴルフというスポーツはいろんな観戦方法があると思う。これが野球や相撲、ラグビーならプレーするフィールドも観戦するエリアも基本的には動かない。自分の座っているところから普通はプレーの全容を見ることができる。これとまるっきり正反対なのがマラソンやF1といったスピードスポーツで、自分の目の前を高速でプレーヤーが通り過ぎるのを見るしかない(並走して・・・というわけにはいかない。マラソン42.195キロを一人の選手を追いかけて並走できるなら、あんたが出場したほうが早いということになる)。

その中でゴルフは完全に全部を見ることはできないが、「この選手、この組と決めたら1番から18番までずっと追いかける」という見方、「自分で観戦ポイントを決めて、そこにずっと陣取って全ての選手のそこでのプレーを見る」という見方、それぞれ楽しむことができる。そして、これが多くのギャラリーの観戦方法だと思うが、「いろんな選手の、いろんなプレーを見てみたい」というもの。私は勝手に「ぶらり途中下車の旅方式」と呼んだ。イメージはJRの冊子型の時刻表。縦に駅名、横にそれぞれの列車が並ぶもので、駅名を各ホールのティーグラウンドや中間点やグリーン、列車を選手の組に見立てて、少し定点で見て、また少し動いて、そうやって最後は最終組の18番ホールを見ようというものだ(無理にそんな例えをするまでもなく、多くのギャラリーが実践していることだが)。

さて3日目。早朝から自宅を出発する。朝から雲もほとんどない良い天気で、さすがに途中で雨が降るということはないだろう。関西の最高気温も30度を切る予報で、日中は暑く感じるだろうが真夏ほどのことはなく、絶好の観戦日和になりそうだ。初めて行くゴルフ観戦で天気が良いのは歓迎してくれるようでよろしい。

決勝に残っているのは60位タイの72名。実は、「プロゴルフ観戦のすゝめ」をしてくださった方は姿を現さない。ご自身が応援している選手が残念ながら予選落ちしてしまったからである。ただ他に来場予定の人はいるようで、その人たちとばったり会ったら面白いなと思う。

JR福知山線で新三田に到着。電車で行く人も結構いるもので、それらしき人がぞろぞろと改札を出て行く。美奈木ゴルフ倶楽部には駅から無料の送迎バスが出ている。神姫バスの路線バス車両が駅裏の駐車スペースにズラリと並んでおり、それに乗り込む。およそ40分ほどかかるという。車内は大きなリュックに傘やら折り畳みの椅子やらを弁慶の七つ道具のように背負った人もいれば、Tシャツに短パン姿、手には新聞紙だけという、その辺にタバコでも買いに行くのかという超軽装の人もいる。プレーするにはドレスコードがいろいろあるのだが、プロの試合を観戦する分には特に制約はないそうである。かく言う私は・・・どこへ行くにもあれもこれもと持って行くほうなので、結局リュックとショルダーの2つ持ちになった。

混雑を避けるために、ゴルフ場の駐車スペースには関係者しか入れない。クルマでの来場者も少し離れたところの駐車場に案内され、そこから同じようにバスでやってくる。そのため、バスから次々とギャラリーが吐き出される。いよいよ、ギャラリーゲートから入場する。プログラムと場内案内・3日目の組み合わせ表が配られる。

・・・おっと、場内は撮影禁止につき、画像はここまで。

そしてここまででだいぶ長くなったので、実際のプレーの様子は次の記事にて・・・・。

 

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