まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

鳥羽でかっとばせ

2011年08月02日 | 旅行記D・東海北陸

Dscn9751参宮線の終着駅・鳥羽に到着。それにしても大阪から5時間かかるとは、JRで来るにはかなり遠いところである。「お父さんの職場」に遊びにきたあの親子はこれからどうするのかな。

さて、ひっそりとした感じのJR駅舎から連絡橋を渡ると、観光客で賑わう近鉄鳥羽駅へ。ひっきりなしに特急がやって来るし、土産物コーナーも買い物客で行列ができている。いかにもこちらが鳥羽の玄関口である。私もこちらで帰りの特急券を買い求めた。

時間もいい頃だし、まずは腹ごしらえということで、道路を挟んだ鳥羽一番街へ。海産物を食べさせてくれる店が軒を連ね、どこに入ろうか迷ってしまう。結局海が見えるということで「秀丸」という店に入る。中は家族連れ、グループ客で大いに賑わい、厨房の中も忙しそうだ。

Dscn9752前の記事で「居酒屋のメニューにあれば必ずといっていいほど注文する」と書いた岩ガキがメニューにある。カキの名産地である志摩は的矢湾産ということで、早速注文。なかなか滋味に富んでおりビールのあてによろしい。

Dscn9753そしてメインに選んだのが「磯桶料理」というもの。少し時間がかかったが、やってきたものを見てびっくり。まさに桶に盛られており、何種類あったかな、一つ一つは小ぶりに抑えられているが、魚介類の種類は実に豊富である。焼きウニやさざえの刺身なんてのもある。ビールの他に地酒もお代わりして、もう「飲み鉄」モード全開で。

結構ゆったりした昼食の時間となり、この後は観光船の乗り場のある鳥羽マリンターミナルに向かう。せっかく港町に来たのだからと鳥羽湾めぐりの観光船に乗ることにする。この「船に乗る」というのも目的地の一つに鳥羽を選んだ理由であり、当初は鳥羽から伊良湖への伊勢湾フェリーに往復乗船しようかという計画もあった(到着しても港で降りずに、そのまま乗って戻ってくる「クルージング割引」というのもあるらしい)。でもまあ、変化をつけるということで、これまで乗ったことのなかった観光船「イルカ島めぐり」に乗ることに。

Dscn9756その乗る船というのが「龍宮城」という名前で、あの龍宮城をデザインした船体、龍宮城でのごちそう、鯛やヒラメの舞い踊りをデザインした内装が目を引く。

Dscn9759そして展望デッキに上がると、そこには巨大な乙姫の像が見下ろす。その先には何やら頭の上にかかげている男性。そう、これが玉手箱を開けてしまった浦島太郎。その滑稽な顔のつくりは家族連れの記念撮影のポイントになっていた。

Dscn9762そんな竜宮城も多くの客を乗せて佐田浜を出発。鳥羽湾に浮かぶ数々の島の案内放送が流れる。

Dscn9777島々がいい風よけになったことで良港と呼ばれた鳥羽、かつては九鬼の水軍の本拠地でもあったところである。どこか瀬戸内海を思わせる景色に心が和む。

Dscn9767まあ、潮風に吹かれて心が和んだところで、船の上といえばやっぱりこれや・・・・ということになるのかな。

Dscn9784三つ島や、遠くに答志島などを眺めるうちに近づいたのがイルカ島。イルカ島というのが本当の島の名前なのかはわからないが、イルカやアシカが遊ぶプールを中心に、島全体がレジャースポットとなっているところである。島の周りをぐるりと廻り、入り江に設けられたフェリー乗り場に寄港。ここでほとんどの客が下船し、そこそこの客が乗ってきた。

私は・・・といえば、イルカをショーの動物として見ることに抵抗を感じる性質なので、下船はしない。ああいうことというのは、例えば太地町で生活と食文化のためにイルカを獲っている人たちが環境ヤクザ・・・もとい環境保護団体の方々から無法な迫害を受けるのを助長していると、個人的には思っている(先日NHKのEテレで、太地の捕鯨に生きる人々と環境保護団体との闘いを追ったドキュメント番組を見たこともあり、ちょっと感情的になってます)。

Dscn9785イルカ島は本土とも目と鼻のところにあり、その間は狭い。その中を水上バイクで走り抜ける人もいる。これぞ夏の海の楽しみかたやなあ・・・と、歓声を上げる人たちが手を振るのに応える。

Dscn9793再び出航し、今度はミキモト真珠島に寄港する。この日の目的地の一つでもあるところで、こちらで下船することに・・・・。

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