まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

10月5日は「時刻表記念日」

2009年10月05日 | ブログ

世の中にはいろんな記念日というのがあるのだが、ネットを見ていると本日10月5日は「時刻表記念日」というのだそうだ。

何でも、1894年というから日清戦争の年だが、この年の10月5日に、わが国で最初の定期発行の時刻表冊子となる「汽車汽船旅行案内」というのが発刊されたという。ちょうどこの頃は日本の全国主要なところの鉄道網が完成しつつあるところで、汽車や汽船を利用しての旅行というのが一般的になってきたということがあるのだろう。これは思わず「へぇ~」とうなるところである。

Hyousi_jitubutuさて、1894年から少し時代は下るが、明治35年というから1902年になるのかな、この年に発刊された「全国鉄道汽車便覧」というのが、私の手元にある。「100年前の時刻表を復刻する会」というのがあるそうで、それが鉄道書籍が並ぶところで有名な大阪の旭屋書店にあったのが、このブログでおなじみの大和人さんのブログで紹介されていた記事を見て、私が書棚在庫の最後の一冊をかっさらったという代物である。

よく、「電車の時刻表なんか数字ばっかりで読めない」という声を聞くが、現在店頭に並んでいる時刻表はまだ読みやすいものだと思う。何せこれを開ければ全てが縦書き、数字も漢数字でこちらのほうがよほど読みにくいと思うのだが、当時の表記法としてはこれが当たり前だったのかもしれない。

Kobeさて「紙面」を見て今もなじみの駅名を見ると余計に当時の旅への思いを馳せることになる。まあ身近なところで京阪神の東海道線の当時の所要時間を見れば、京都~大阪が1時間15~20分くらい、大阪~三ノ宮が50~55分くらいという。現在の新快速から見れば倍以上の時間がかかっているが、100年以上前という時代を考えれば、当時としてはものすごいスピードだったのだろう。

このほかにも、現在までその伝統を伝える路線、まだ一部しか開通していない路線、今ではその姿を見ることのない路線など、さまざまな情報が伝えられる。これを見ながら当時の風景を想像するのも楽しいものだ。

さて、時刻表といえば、私が毎年受験している「時刻表検定試験」。やはり今回が一応の「最終回」ということになる。これまで「時刻表博士」を目指して受験にアタックしてきたところだが、このところは受験もさることながら「受験と絡めた1泊旅行」も楽しむということで、いろんな意味でのライフワークとなりつつあった。

最後ということで、特に東京会場などはイベントだの、鉄道アイドルだか何だか知らないが、そういうのが来てその筋の人たちの注目の的になるのだろう。

11月15日に行われるこの検定、横浜会場へのエントリーを申し込み中。この関東遠征をどう過ごすか、それこそ時刻表をめくりつつ算段しているところである・・・・。

コメント