10月1日は衣替え。これまでなじんできた軽装からスーツ・ネクタイ姿に切り替わったのだが、大阪はまだ真夏日という暑さ。久しぶりの大阪の夏はえらく長く感じたもので、報道では今年は「冷夏」だったというが、ホンマかいな?と思わせるくらいである。
上半期から下半期に変わったということで、気持ちを新たに業務に励んでいきたいものである・・・・。
さて、今日はお隣中国が1949年に「中華人民共和国」となってからちょうど60年の節目である。久しぶりに「人民日報」(中国語版)のホームページを開けてみたら、熱烈歓迎ぶりのド派手なページ構成となっていた。フラッシュでは祝賀セレモニーのほかに、軍事パレードに出席した胡錦濤主席の写真なども流されていた。まずは隣の国から一緒に建国記念を祝って紹興酒でも空けましょう・・・・と思ったが我が家に紹興酒の買い置きはなかったので青島ビールで我慢。
こういう「何年何月何日に建国」というのがはっきりわかっているほうが、政治が国家を意識させるのには何かと盛り上がることである。日本の場合は一応2月11日が「建国記念の日」となっているが、どうも説得力に欠けるというか、戦前ならいざ知らず、国を挙げて祝うというまでの雰囲気にならないのとは対照的だ。
その気になる大陸の隣国であるが、政治面では鳩山首相になってからはまずは友好ムードで進んでおり、一時のいがみ合いのようなこともなくなってきているのは評価できる。
ただ、これから経済面や環境施策などでの意見の対立や、じゃあ実際に尖閣諸島の話など持ち出されたらどう対処するの??という疑問はある。それは今後とも民主党政府がどのような動きを見せるのかを注視するしかない。
それにしても、中華人民共和国としての60年というのも激動の時代だったのではないだろうか。一党支配、文化大革命、改革開放経済、少数民族問題、旧ソ連・インドなどとの国境紛争、北京五輪開催・・・さまざまな裏と表の顔を持つ大国である。
今後、ますます日本が真剣に向き合う必要のある国、次の60年でどのような姿になっていくのか、これから見守っていきたいところである・・・(60年後といえば私はさすがにそこまで生きてはいないでしょうがね)。