さて今朝は早朝、雨の中会社の人たちと寝屋川は成田山不動尊大阪別院に向かう。私の勤め先では、年始と期の初め(4月、10月)に管理職以上の人たちが成田山への安全祈願、そして伏見稲荷に商売繁盛祈願のために参拝しているのだが、今回は管理職ではない私にも「行ってみないか」とのお声がかかり、一緒に向かうことになった。千葉の成田山には参詣したことがあるが、大阪の成田山は初めてである。
中には、子どもの運動会とバッティングしている人もいる。天気予報では午後から回復に向かうとの予報だったが、運動場のコンディションが悪く早々と中止が決まったとか、開始を遅らせようとか、運動会の予定もまちまち。このために、運動会優先で欠席を決めたり、成田山の祈願だけ参加して先に抜けたりと対応もまちまち。なかなか、家族サービスというのも大変で、申し訳ないけど独り者にはわからないご苦労である。
午前7時30分の護摩供祈祷に参加。大きな太鼓の音を合図に読経が始まり、やがて護摩が焚かれる。本来は会社業務の安全祈願ではあるが、そこは便乗してというわけではないが、私自身の健康・息災や旅行安全も心に祈念する。朝のお勤めはなかなかにすがすがしいものである。
30分ほどで護摩供祈祷は終了。本堂を出ると、先ほどまで降っていた雨がカラリとやんで、青空が広がっていた。まるで絶好の運動会日和。私には、祈祷で雨を晴らしたようにも思えた。
この後は京阪電車で伏見稲荷に移動。まだ朝早いが、駅前の都麗美庵という店のアンパンが有名だとかで、集団を抜けて買いに走る人も。
伏見稲荷では拝殿で商売繁盛の祈願を行う。外では多くの参拝客が鈴を鳴らし、拍手を打つ音が聞こえる。さすがに賑やかな神社である。
さてここからが本日のメーンイベント。一ノ峰まで上がるのである。一ノ峰の末広大神に鳥居を毎年奉納しているとのことで、体力勝負ということになる。一ノ峰登山は初めての経験で周りからはさんざんにプレッシャーをかけられたのだが・・・・(過去にほとんど酸欠状態になった人がいたそうな)。
名高い鳥居のトンネルを抜ける。始めの頃は修学旅行の生徒たちが鳥居のトンネルの中で記念写真を撮っている光景も見られたが、進むに連れて段々にハイキングの出で立ちの人が増える。そんな中をスーツに革靴姿(さすがに上着とバッグは麓での待機組に託したが)で汗だくで登る。言われていたほどのキツさはないが、天気がよくなり蒸し暑くなりだしたのが応える。
それでも四ツ辻で一息入れ、30分ほどで一ノ峰に到着。ここで奉納用のミニ鳥居に文字を入れるという役をおおせつかり、無事に参拝。ちょっとした達成感を味わった。
帰路はぼちぼちと帰り、最近会社が奉納したという鳥居の位置も確認して下山。一行は再び京阪電車に乗り、大阪市内での直会を行う(本当のメーンイベントはこれという説もある)のだが、DM患者のこととて会社での宴席はしばらくパスさせてもらっていることもあり、今回はここで失礼する。帰宅してシャワーを浴び、日中はのんびりとさせてもらう。
信仰のあるなしというわけではなく、節目ごとの行事ということでの寺社参りは心が落ち着くとともに、引き締まるものを感じる。交通安全、無病(私の場合は「一病」)息災、商売繁盛・・・さまざまな願いを込めて、充実した日々を送りたいものだ・・・・。