まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

ドーム見学ツアー

2009年08月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

今週職場に復帰後は、もともとお盆も会社は開けているということから昨日まで通常に出勤、今日15日は普通の土日休みということになった。まあ、半月も会社を休んでいたのだし、夏休みは別にあるというから、例えば病院に通う日を休み扱いにするとか、そんな感じでこの夏は送ろうと思う。

ところで、昨日は神戸、そして今日と明日は大阪でオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの試合がある。先日の日曜日にロッテとの「大坂夏の陣」を観戦したが、その時は入院中の試験外泊だったのが、今度は晴れて(?)日常生活の中での観戦である。自分なりに野球場に「復帰」である。

とはいえ、今日の観戦を思い立ったのは昨日の昼休みの時。

夏休み、家族連れも多く見込まれることからイベントもいろいろあるようだが、その中で目にとまったのが、「バファローズシートと試合前のドーム内見学ツアーのセット」のチケット。ファンクラブの割引特典はなく1枚4000円するものだが、バファローズシートの料金が4000円のところで、普段なら1200円の見学ツアーが無料でついてくるというものだ。大阪ドームの開場以来何度となく観戦には訪れているが、そういえばグラウンド内に降りたことがない。ということで、限定販売のところ前日でもまだ空きがあったようで、公式サイトから申し込み、セブンイレブンでチケットを入手。

Dscn2359さて試合開始は18時だが、ドーム内見学は14時から約45分間。案内所でチケットを提示し、首からぶら下げるケース入りの入場券をもらう。これをぶら下げて正面入口に向かうと、100人くらいの行列ができていた。

Dscn2365まずはシートの案内。ネット裏の、普段の試合なら絶対に座ることのない特別席に案内される。ここでドームの構造の説明を受ける。ネット裏からの眺めはこんな感じで、やはり「いい席」だなという感想であるが、カメラを構えるとどうしてもネットが邪魔に感じてしまう。

Dscn2381続いてはいよいよグラウンドに下りる。初めて、大阪ドームの人工芝というのを体験する。向かったのは3塁側のベンチ。ちょうどグラウンドではオリックスの若手選手たちが早くも打撃練習を行っている。普段の球場の開門時間に入るとビジターチームの打撃練習の時間で、ホームチームの打撃練習を見る機会というのはそうあるものではない。

Dscn2387大引、小瀬、前田、一輝といったところがさかんにバットを振り、まだスタンドもまばらなドーム内に乾いた打撃音が響く。こういうのをグラウンドレベルで見ることも貴重な経験だ。普段上段スタンドに陣取ることが多いせいか、ドーム球場が「箱庭」に見えることもあるのだが、こうしてグラウンドに下りてみるとフェンスが遠く見える。スタンドに打球を入れるというのがいかに大変な作業なのかと思う。

Dscn2383そして3塁側ベンチに腰掛ける。私はもっぱら写真を撮るほうばかりで、写るのはあまり得意ではなく誰かにシャッター押しを頼むことはまずないのだが、この時ばかりは気持ち的に乗っていたのだろう、案内の人にお願いして、ベンチの中央にドカッと腰を落としているところを収めてもらう(ブログでは公開しませんよ・・・)。なるほど、こういう目線になるのか。

Dscn2392そしてこっそりとやってみたのが、「元広島の古葉監督のマネ」。ベンチの端のほうで隠れるように姿がチラッ、チラッとするカットは往年のファンならなじみのあるところ。あれは何でも相手ベンチから自分の表情を悟られないようにするための立ち位置だったとか。当時のテレビ中継は今ほどカメラが多くなかったから、テレビでも「顔半分だけが映る」シーンが見られたということだ。現在は一試合にいろんな角度からのカメラがあるからテレビから姿を隠すことはできないが、相手ベンチから姿が見えない立ち位置というのはまだあるのが個人的な発見だった。

しばらくグラウンドの雰囲気を楽しんだ後、今度はベンチ上のシートに移ってグラウンドの土や人工芝の解説、あとはバットやボールの現物を間近で見るというものだった。

Dscn2406Dscn2407こちらはオリックス・北川が実際に使用し、ヒビが入ってお役御免となったもの。グリップに背番号「23」が刻まれているのがわかる。

Dscn239645分のツアーはあっという間だった。そしてこれ、今日に限らず普段も結構やっているようなのだ。事前の予約が必要だが当日でも空きがあれば飛び込みで行けるようで、こういうのを観戦に組み込めばまた面白さも増すというものだ。バファローズシート代でちょいと高い値段になったが、せっかくなので「いい席」を楽しむことにしよう。

・・・・さて、ここまでで記事がすでにだいぶ長くなったので、試合の状況のほうは、この後で。

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