まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

札幌初日の夜~北海道旅行記・3

2006年08月31日 | 旅行記A・北海道

夕張から千歳、千歳から快速に乗り継いで新札幌着。ここから地下鉄東西線に揺られて、札幌の中心、大通に着く。さらに南北線で中島公園へ。

P1010738 別にホテルがこの近くにあるというわけではないのだが、お目当ては「キリンビール園」。札幌の夜をどのように過ごそうかと思ううち、まずビールはかかせないとして、やはりジンギスカンかな・・それとも海の幸かな・・と迷ううち、そういえば今回の宿泊プランのおまけに、「キリンビール園」の割引券が入っていたことに気付く。北海道のビールといえばサッポロクラシックが有名だし、サッポロビール園もあるのだが、今日は一つキリンの顔を立ててやろうか。キリンの千歳工場か、まあ、仕事の上でお世話になってないこともないし・・・。

というわけで、キリンの照明が輝くビルに着く。するとどうだろう、入口ホールに置かれたソファー、あるいは臨時に置かれたパイプ椅子、いずれも人で賑わっている。予約をしていないのだがと告げると、40分くらい待ちという。この時期ならば仕方ないだろう。番号札をもらって、ソファーに腰を下ろして臨戦態勢とするか。その間に、もちろん予約をしているであろう団体客などがゾロゾロとやってくる。こういう時、個人の旅行はしんどい。

それでも思ったより客が回転したか、30分くらい待ちで順番が呼ばれる。中は落ち着いた感じのビアホール。さて、どうするかとメニューに目をやると、「ジンギスカンと三大カニ食べ放題100分」というのがある。もちろん、ビールも飲み放題。ジンギスカンとカニ、北の味覚の両雄並び立つというところか。よし、これで行こう。

一番搾りのジョッキに続き、ラム肉、焼き野菜、そしてカニの山、サーモン寿司とやってくる。カニは毛ガニ一杯、タラバの脚4本、ズワイの脚2本。さて、どういう順番でいこうか・・・。

P1010735 まず、鉄板が温まるまでタラバの脚にハサミを入れる。そして肉と野菜を入れる。ジョッキをグイッとやる。鉄板が音を立てる。ジョッキをグッとやる。肉が焼けてきた。かっ喰らう。どんどん焼けてきた。早く取らないと焦げてしまう。おっとそうするうちにカニがお留守になるな・・・脚にかぶりつく。毛ガニも甲羅をむいてやらないとな。ジョッキが空になったぞ。そんませーん、ジョッキお代わり。やっと鉄板が空いたな。また野菜を載せて、なかなか焼けんからな。カニ味噌もいただきましょうか。毛ガニまるごというのも初めてだから、これってどこまで食えるんかな・・。はいジョッキ来ました。え?一番搾りだけじゃなく、ハーフ&ハーフもいかがですか?はいはい、次はそれを頼みますよ。さーてまた肉が焼けてきましたな。今度はじっくりと焼いてみるか。今何分?まだ20分たってないか。そろそろアクセルゆるめるか・・・。

食べ放題はよいのだが、鉄板の上が実に忙しい。一人で何もかも用事をしなければならないしね。隣のテーブルのカップルでは、男がはさみを入れてタラバの身を取り出してやったり、また隣では鉄板奉行があれこれ仕切っているし・・・。

P1010736 カニも肉も一通り食べ、一皿ずつお代わりをしたところでお腹のほうがそろそろ一杯になってきた。それでも、カニなんかだいぶ身を残しているんではないかな。一箸つけたら「代わりをもてぃ」と言っていた昔の殿様みたいな食事。

仕上げはキリンということで、「生茶」に北海道限定の「ガラナ」も飲み放題。甘い炭酸は苦手なので「生茶」をぐびぐびとやり、これでご馳走様。さすがにこれ以上は入らず、二次会にラーメン・・・という元気もなく、再び地下鉄の人となる。

今日からの宿は、地下鉄でさっぽろ駅を素通りして北18条にある「ホテルサッポロメッツ」。地図で言えば北大が近い。25日の記事はこのホテルのフリースペースにあるパソコンから打ち込んだもの。

それにしてもこのホテル、シングルといえども広い。ベッドはシングルサイズだが、向かいにソファーベッドがあり、奥行きに作り付けの机と、別にテーブル、テレビ台あり。そして手前にはキッチンあり、なんと洗濯機に乾燥機つき。洗剤もフロントでサービスしてくれ、早速今日着ていたもの(着替えたもの)一式を洗う。ホテルの共用のコインランドリーは何回か利用したことがあるが、部屋の中に無料の洗濯機・乾燥機があったのは初めてだ。spれらを含めると、今住んでいる自室より広い。

明日も早起きである。乾燥機の音を聞きながら、早々に眠る・・・。(続く)

コメント