吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年2月25日/〈日記〉099・伊能忠敬や山頭火も泊まった老舗旅館「魚屋」で懇親会

2007-02-25 20:34:21 | 日記
写真①:創業二百年余という老舗旅館「魚屋本店」
     =福岡県宗像市神湊で、2007年2月25日午前11時43分撮影

 隣組の懇親会が2月25日、福岡県宗像市神湊の老舗割烹旅館「魚屋(うおや)本店」=写真①=で開かれましたので、細君と出席しました。福津市津屋崎の自宅近くから、迎えのマイクロバスに隣組の26人が乗り込み、約10分で到着。

 懇親会場は、3階建ての「魚屋本店」2階の和室。創業二百年余という老舗旅館の座敷から眺めた玄界灘の景色は雄大でした=写真②=。


写真②:「魚屋本店」から臨む玄界灘の雄大な景色(向こうは宗像市鐘崎)
     =宗像市神湊で、07年2月25日午後2時23分撮影

 宴席では、玄界灘の荒波で身のしまった海の幸を盛り込んだ会席料理に舌鼓を打ち、余興のカラオケで2曲歌って気分もよろしく、お開きに。送りのバスが待つ玄関へと歩く途中の前庭に、漂泊の自由律俳人・種田山頭火の句碑=写真③=があるのに気付きました。句碑には〈晴れるほどに/曇るほどに/波のたわむれ 山頭火 昭和十五年五月三十一日 魚屋にて〉と刻まれています。そばに立つ解説板によると、この日、「魚屋」に宿泊した時の連作の一句という。この年、山頭火は亡くなっています。

 山頭火自身が句碑のために揮毫し、生前に建てられた唯一の句碑は、「魚屋本店」近くにある宗像市神湊の禅寺「隣船寺」境内に建てられており、06年9月21日に細君と訪ねました。〈松はみな枝垂れて南無観世音〉の句が石碑に刻まれています。


写真③:山頭火の句碑
     =「魚屋本店」で、2月25日午後2時25分撮影

 「魚屋」には、江戸時代に全国を測量し詳細な日本地図を作った「伊能忠敬」も宿泊したそうで、「魚屋本店」玄関前には記念の石碑も建っていました=写真④=。


写真④:「伊能忠敬宿泊跡」の記念石碑
     =「魚屋本店」玄関前で、2月25日午前11時43分撮影

「魚屋本店」(福岡県宗像市神湊。℡0940-62-2122):◆交通アクセス=〔車で〕西鉄宮地岳線「津屋崎」駅から車で約10分。JR鹿児島線福間駅から車で約20分、同東郷駅から車で約15分。

「魚屋本店」
        「魚屋本店」位置図
        (ピンが立っている所)
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2007年2月25日/〈津屋崎の四季〉059・津屋崎の春を告げる花2題

2007-02-25 15:47:31 | 風物
写真①:満開になった早咲きの「寒緋桜」
     =福津市宮司の「宮地嶽神社」拝殿前で、2007年2月25日午前10時22分撮影

 福津市津屋崎は25日、朝から肌寒く、どんよりとした天気。それでも、午後から晴れ間も除き、少しは暖かくなりました。

 宮司の「宮地嶽神社」拝殿前にある早咲きの「寒緋桜」は満開で、参拝客の目を楽しませていました=写真①=。

 在自の新川沿いの土手では、ヤブツバキ(ツバキ科)の花が楚々と咲いています、=写真②=。

 ツバキは、吉村青春第一詩集『鵲声―津屋崎センゲン』の詩篇「椿の花のような娘」で、〈楚々と咲いているけれど/しっかりとした自分を持っている/椿の花のような娘が好きだ〉と詠ったように、私の好きな花の一つです。

 椿の花のようになってほしいと願って育てた私の娘は、元日に結婚し、23,24両日、東京から夫と初めて里帰りしてくれました。夫婦で支え合い、楽しく、暖かい家庭を築いてくれれば、親として望むものはありません。


写真②:新川沿いの土手で楚々と咲いたヤブツバキ(ツバキ科)の花
     =福津市在自で、07年2月25日午前8時04分撮影
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2007年2月25日〈福津市福間の野鳥〉002:ミヤマガラス

2007-02-25 06:35:24 | 福津市福間の野鳥
写真①:電線に止まった冬鳥・ミヤマガラスの群れ
     =福津市手光南で、2007年2月7日午前9時38分撮影

 
 福津市手光南の旧国道3号線に面したパチンコ店の前の電線に、冬の渡り鳥・ミヤマガラス(カラス科)の群れが止まっていました=写真①=。

 体長47㌢で、全身黒色。嘴の基部が灰色なのが特徴=写真②=。朝鮮半島から福岡県内に群れをなして飛来し、翌年3月中旬には半島へ渡去します。今年は暖冬で、2月中旬から一部の群れの北帰行が始まった気配ですが、2月22日午後5時55分ごろから福津市道辻参道口にある「宮地嶽神社」駐車場南側の田んぼには、約500羽の群れが舞い降りていました。


写真②:嘴の基部の灰色が目立つミヤマガラス
     =福津市手光南で、07年2月7日午前9時39分撮影


 この田んぼには、別のパチンコ店の建設が始まっています。田んぼ近くの道路沿いの電柱は、ミヤマガラスの塒になっていますが、同店開店後の夜間は、店のネオンサインの灯りで眠りづらくなりそうです。田んぼの北側にある「宮地嶽神社」駐車場の上空を飛ぶ群れ=写真③=は、日に日に建設が進むパチンコ店周囲の田んぼの環境変化を気にかけているのではないでしょうか。


写真③:「宮地嶽神社」駐車場の上空を飛ぶミヤマガラスの群れ
     =福津市道辻参道口で、07年1月16日午前8時53分撮影
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