写真①:『グラフかごしま』の表紙を飾る大きな赤いソデイカの写真
鹿児島でもソデイカ水揚げ
『グラフかごしま』に教えられました
鹿児島県知事公室広報課から12月30日、県広報誌・『グラフかごしま』平成27年1月1日号が、〈薩摩大使〉を委嘱されている福津市の私に宅配メール便で贈られてきました。その表紙に「特集 鹿児島の地魚 もっと見て知って食べて」の見出しの左に大きな赤いソデイカの写真が載っている=写真①=のに気付き、「かごんまでも、アカイカが揚がるんだ」と思いました。
「特集鹿児島の地魚」掲載の6㌻をめくると、「鹿児島には普段見たことも、聞いたこともないような魚たちが毎日水揚げされているのをご存じですか!?」として、飲食店関係者を対象に「再発見! かごしまの地魚と出逢う会」が開催された際、シビ(メバチマグロ)、ホタ(アオダイ)など14種類の魚の中にソデイカも会場に並べられたと紹介されています。体重が10㌔以上の超大型のイカで、鹿児島では「だいおういか」の呼び名で親しまれているという。
ソデイカは、福津市津屋崎では赤い体色からアカイカと呼ばれ、冬期の津屋崎浜に時折、打ち上げられます。寒い中、毎朝、一番に見つけたいと、イカ拾いの市民が暗いうちから波打ち際を見回りする姿が見られ、津屋崎の冬の風物詩ともいえます。アカイカは番で行動し、先にメスが浜辺で捕獲されたときは、オスが去りがたく近くの海中に浮かんでいるので2匹同時にゲットできると言われています。
平成4年10月から7年6月まで2年9か月、鹿児島に単身赴任していた当時、春はカツオ、夏はキビナゴの料理を美味しく味わいましたが、ソデイカ料理にはお目にかかりませんでした。津屋崎では、ソデイカの刺身はあまり美味しくないとされており、鹿児島ではどんな食べ方をしているのか、興味がわきます。