吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2021年5月5日/〈福津市津屋崎の野鳥〉152:ミヤコドリ2羽飛来

2021-05-05 07:10:47 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:波打ち際で憩う2羽のミヤコドリ
    =福津市の津屋崎浜で、2021年5月4日午前8時35分撮影

 

福津師・「津屋崎浜」の波打ち際にミヤコドリ2羽飛来

 福津市の津屋崎浜の波打ち際に5月4日朝、珍鳥・ミヤコドリ(ミヤコドリ科)が2羽飛来=写真①=。市内の鳥友・Mさんから教えてもらいました。

 体長45㌢。雌雄同色で、頭から胸、背まで黒く、腹部は白い。嘴が朱色で長いのが特徴です。宮地浜方向から散歩してきた高齢男性が波打ち際に近づくと、沖合の波消しブロックに向かって飛び立ちました=写真②=。

写真②:沖合の波消しブロックに向かって飛ぶミヤコドリ

    =津屋崎浜で、4日午前8時36分撮影

 ミヤコドリは、春秋の渡りの時期に飛来する冬鳥(東北地方では旅鳥)で全国的に数が少なく、絶滅危惧Ⅱ類に指定。福岡県では福岡市東区の博多湾への渡来が知られ、一部個体の越夏も確認されています。福津市では2008年11月8日、私がやはり津屋崎浜に舞い降りていた若鳥の1羽を午前9時39分撮影した写真を本ページに掲載したことを思い出しました。この時は、市内の鳥友・Sさんの連絡を受けて撮影できました。

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2015年6月24日/〈福津市津屋崎の野鳥〉151:ハヤブサ

2015-06-24 05:47:36 | 福津市津屋崎の野鳥

 

写真①:電線に止まったハヤブサ
     =福津市塩浜で、2015年6月21日午前6時45分撮影

ハヤブサを撮影しました

――福津市塩浜の農耕地


 福津市塩浜の農耕地で6月21日早朝、ハヤブサ(ハヤブサ科)2羽を見ましした。1羽が農道わきの電線に止まっています=写真①=。津屋崎で飛んでいる姿は時折見かけていましたが、静止した個体を見て撮影したのは初めてで感動しました。しばらくして、もう1羽が電線に止まった個体に近づきましたが、追いわれるようにすぐ反転し、飛び去りました。

 ハヤブサは、雄の体長がハシブトガラスと同大の約42㌢、雌の体長はそれより大きい約49㌢。頬にひげ状の黒斑が目立ちます。成鳥では白っぽい下面に黒っぽく小さな横斑があり、幼鳥には淡色の下面に縦斑があるとされており、下面に縦斑があることから幼鳥のようです。

 最初、下面の縦マダラから体長(雌で33センチ)がより小さいチゴハヤブサ(ハヤブサ科)ではないかと思いましたが、私の野鳥観察のお師匠さん(宮崎市在住)に写真を見てもらった結果、①ハヤブサの仲間の特徴として目の下に黒い帯が伸びているが、チゴハヤブサではその他に目の後ろの方にも黒い小さな突起が伸びており、写真ではそれがない②チゴハヤブサでは喉や頬の部分の白さが顕著だが、写真の個体はそれが希薄③チゴハヤブサの産卵期は5月下旬から6月下旬で、東北以北で繁殖する同種の幼鳥がもう渡って来たとは考えにくい。ハヤブサの産卵期は3月下旬から5月で、近くで繁殖し、巣立った幼鳥と思われる――などの点と、電線から飛び上がった時の翼の先端のとがりが小さかったことからハヤブサの雄と判断しました。

 ただ、私が撮影して翼を広げたポーズ=写真②=では「翼の先端が尾より長く見え、本当にそうだとするとチゴハヤブサの可能性あり」(お師匠さん)との疑問点も残っています。

  

写真②:翼を広げたハヤブサ

     =福津市塩浜で、21日午前6時45分撮影

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2013年11月12日/〈福津市津屋崎の野鳥〉150:コブハクチョウ

2013-11-12 09:46:36 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:浅瀬で泳ぐ7羽のコブハクチョウ
      =福津市渡の「津屋崎干潟」で、2013年11月12日午前6時55分撮影


コブハクチョウ7羽が飛来しました

――福津市・「津屋崎干潟」


 福津市渡の入海(「津屋崎干潟」)に11月12日早朝、コブハクチョウ(カモ科)7羽が飛来しました=写真①=。前日からの12月並みの寒波襲来で、北の国から南下してきたのでしょうか。

 「津屋崎干潟」では、2012年11月9日朝、警戒心の薄いコブハクチョウ2羽が姿を見せ、13年2月22日まで滞在しています。この日姿を見せた7羽もあまり警戒する様子がなく、成鳥のほかに体が淡い灰色でくちばしのこぶがない幼鳥がほとんど。もしかしたら、12年に来た2羽が繁殖してファミリーでの津屋崎入りかもしれませんね。

 コブハクチョウは、体長142㌢。白い体に、目先が黒く、オレンジ色のくちばしをしており、上くちばしの基部にこぶ状の突起があるのが特徴=写真②=。ヨーロッパ中・西部やモンゴルなどで繁殖。朝鮮半島では越冬するので、迷鳥として野生の個体が日本に飛来する可能性もあるとされています。

  

写真②:目先が黒く、オレンジ色のくちばし上の基部にこぶ状の突起があるコブハクチョウ

     =「津屋崎干潟」で、11月12日午前6時55分撮影

 日本では、動物園や公園などの飼育鳥や、その子孫が野生化して生息しているといわれ、本来の野鳥が渡来したかの判断は難しいとされています。私の野鳥観察のお師匠さん(宮崎市在住)によると、宮崎市内では十数年前から加江田川や清武川などで繁殖。非常に人慣れしており、近くの遊園地・「こどものくに」(同市青島)から逃げて来たものと思われます。日本で見られるのはほとんど同様の個体と思われるものの、ごく一部は大陸から渡って来るものもあり、朝鮮半島に近い「津屋崎干潟」の個体は渡来の可能性もあるという。

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2013年6月2日/〈福津市津屋崎の野鳥〉149:アカガシラサギ

2013-06-02 04:39:12 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:水田に渡来したアカガシラサギ

      =福津市末広で、2013年5月29日午前7時17分撮影

 5月29日早朝、福津市末広の水田に、旅鳥のアカガシラサギ(サギ科)が渡来していました=写真①=。日本では中部地方以南で飛来の記録がありますが、確認例は多くはないという。

 体長45㌢で、頭頂から後ろ首にかけて赤褐色です。首を高く伸ばして、辺りを警戒しているように見えます=写真②=。

写真②:首を高く伸ばして辺りの様子を見るアカガシラサギ

     =5月29日午前7時16分撮影

 正面から見ると、黄色い嘴の上部は金属光沢を施したような金ピカに見えました=写真③=。宮崎市でも、2010年と2012年の春に渡来が確認されており、熊本では繁殖例があるという。ひょっとして津屋崎でもと5月30日朝、渡来現場を再訪しましたが、姿は見られませんでした。渡りの途中だったようです。

写真③:黄色い嘴の上部が金属光沢を施したようなアカガシラサギの正面顔

     =5月29日午前7時16分撮影

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2013年2月28日/〈福津市津屋崎の野鳥〉148:ツクシガモ

2013-02-28 10:19:56 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:浅瀬で餌を取るツクシガモ

      =福津市渡の「津屋崎干潟」で、2013年2月28日午前7時15分撮影


 福津市渡の「津屋崎干潟」の浅瀬で2月28日朝、冬鳥の珍鳥・ツクシガモ(カモ科)が舞い下りている姿を初めて確認しました=写真①=。九州の有明海沿岸や博多湾以外では渡来がまれです。嘴を水面につけて、甲殻類や海藻類を食べます。

 体長は、約62㌢。雌雄ほぼ同色。頭が黒く、胸に茶色の帯、赤い嘴が特徴の大型のカモです=写真②=。

 

写真②:アオサギ(サギ科)のそばを歩くツクシガモ

     =「津屋崎干潟」で、28日午前7時20分撮影

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2011年6月23日/〈福津市津屋崎の野鳥〉146:マミジロ

2011-06-23 10:07:52 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:舗装道路に降りたマミジロ
     =福津市須多田で、2011年6月23日午前5時35分撮影

 福津市須多田の舗装道路で6月23日朝、夏鳥のマミジロ(ヒタキ科)=写真①=が舞い下りている姿を撮影しました。在自から須多田へ抜ける山すその道路です。最初はガードレールに止まっているのを見つけ、初対面だったので胸が高鳴ったのを覚えています。

 体長は、ムクドリ(ムクドリ科)大の約24㌢。白い眉斑が特徴です。キョロン、チーと鳴きます。

 しばらくして、もう1羽がそばに舞い下りてきました。番でしょうか。宮崎市在住の鳥見のお師匠さんによると、九州ではまだ繁殖例は確認できていないという。

 あッ、あーッ――。マミジロたちは、道路わきの草の茂みに見え隠れするうち、車が通りかかったため、草やぶに姿を消してしまいました。
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2011年5月18日/〈福津市津屋崎の野鳥〉145:ダイシャクシギ

2011-05-18 08:30:39 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:水田に降りたダイシャクシギ
     =福津市末広で、2011年4月28日午前6時25分撮影

 福津市末広の水田で4月28日朝、旅鳥のダイシャクシギ(シギ科)=写真①=が1羽舞い下りているのを見つけました。

 シギ類でも大形で、体長60㌢。下に曲がった長い嘴が特徴。淡褐色で、背や翼に黒褐色の縦班があります=写真②=。


写真②:水田を歩くダイシャクシギ
     =福津市末広で、4月28日午前6時25分撮影
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2011年4月23日/〈福津市津屋崎の野鳥〉144:タヒバリ

2011-04-23 04:49:12 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:水田に舞い下りた2羽のタヒバリ
     =福津市末広で、2011年4月22日午前6時45分撮影

 福津市末広の水田で4月22日朝、冬鳥のタヒバリ(セキレイ科)=写真①=が2羽舞い下りているのを見つけました。

 体長16㌢。昆虫類や草の種などを食べます。雌雄同色。背が灰褐色で、汚白色の腹部に黒褐色の縦班=写真②=があり、セキレイのように尾を振って足を交互に出してゆっくり歩きます。


写真②:背が灰褐色で、汚白色の腹部に黒褐色の縦班があるタヒバリ
     =福津市末広で、22日午前6時45分撮影

 きょうの掲載で、紹介した津屋崎の野鳥が、記念すべき百種に達しました。まだまだ増えそうです。次は、どんな野鳥に出合えるか、楽しみに待ちましょう。
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2011年4月14日/〈福津市津屋崎の野鳥〉143:ハイタカ

2011-04-14 13:52:13 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:ビニールハウスのパイプに止まったハイタカ
     =福津市須多田で、2011年4月14日午前6時40分撮影

 4月14日朝、福津市須多田の農道わきにあるビニールハウスのパイプにキジバト(体長25㌢)より大きな野鳥が止まるのに気付きました。猛禽のオオタカ(タカ科)かとも思いましたが、ひとまわり小さいハイタカ(同)=写真①=でした。

 体長は、雄31㌢、雌39㌢。雌は白っぽい下面に黒い小横班、雄の下面は赤味があります。雌の個体のようです。山地の森林に生息する留鳥または漂鳥とされていますが、津屋崎で見たのは初めてです。
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2011年3月11日/〈福津市津屋崎の野鳥〉142:マヒワ

2011-03-11 21:35:38 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:木の枝に止まった冬鳥・マヒワの群れ
     =福津市宮司5丁目で、2011年3月11日午後4時45分撮影

 3月11日午後、福津市宮司5丁目にある住宅の庭木に冬鳥・マヒワ(アトリ科)の群れが止まっているのを初めて撮影しました=写真①=。

 体長は、メジロ(メジロ科)よりやや大きい約12㌢。雄は淡く緑がかった黄色で、胸や腰の部分は鮮やかです。雌には、頭部の黒色がないうえ、体の黄色味が薄い。冬季は里山や平地に渡来し、群れをなすことが多く、この日は25羽いました=写真②=。


写真②:25羽のマヒワの群れ
     =福津市宮司5丁目で、3月11日午後4時48分撮影
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