吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年5月30日/〈津屋崎の四季〉248・ビワの実とツバナ

2008-05-30 08:02:19 | 風物
写真①:熟れだしたビワの実
     =福津市宮司6丁目で、2008年5月30日午前5時24分撮影

 福津市津屋崎は30日朝、曇り空。午後からまた一雨来そうな天気です。

 宮司6丁目の住宅庭では、ビワ(バラ科)の実が黄色く熟れだしていました=写真①=。季節は、確実に移ろいでいるようです。

 在自の農道では、「新川」寄りの土手に茅花(ツバナ)の白い穂が伸びていました=写真②=。チガヤ(イネ科)の銀白色の花穂です。


写真②:「新川」寄りの土手に白い穂を伸ばすツバナ
     =福津市津屋崎在自で、30日午前5時43分撮影
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2008年5月29日/〈日記〉238・入梅近し

2008-05-29 08:11:42 | 日記
写真①:霧雨に濡れるカボチャの花
     =福津市宮司5丁目の畑で、2008年5月29日午前6時22分撮影

 
 九州南部が28日、梅雨入りしましたが、福津市津屋崎も28,29日と雨模様。九州北部の梅雨入りも近そうです。

 宮司5丁目の畑では29日、カボチャ(ウリ科)の黄色い花が霧雨に濡れていました。=写真①=。

 雨の日の田んぼでは、ダイサギ(サギ科)の白い羽が緑の水稲に映えて見えます=写真②=。


写真②:緑の水稲に白い羽が映えるダイサギ
     =福津市末広で、29日午前6時51分撮影
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2008年5月27日/〈日記〉237・「東郷神社」春季例祭に参列

2008-05-27 15:01:00 | 日記
写真①:日本海海戦祈念碑の前で行われた「東郷神社」春季例祭
     =福津市渡で、2008年5月27日午前11時13分撮影

  
 福津市渡の大峰山(標高114㍍)中腹にある東郷神社(川野万里子宮司)の春季例祭が27日、山頂の「東郷公園」に建てられている〈日本海海戦祈念碑〉の前で行われました。=写真①=。

 東郷神社は、鹿児島県出身の旧日本海軍連合艦隊司令長官・東郷平八郎元帥が祭神。津屋崎の獣医安部正弘さん(故人)が、18歳だった明治38年(1905年)5月27日、大峰山山頂から日露戦争の日本海海戦を目撃し、壱岐の方から黒煙が何本も上がり、砲声が一日中聞こえた体験や、岳父の伊地知弘一さんが明治初期に東郷元帥とイギリスに留学し、のちに日本海軍の戦艦〈高千穂〉艦長(大佐)となった縁で、戦後、上京して東郷元帥を訪ね、親交を結んだことから、昭和10年(1935年)から元帥をお祀りし、同42年(1967年)に宗教法人化しました。川野宮司は、安部さんの孫。

 〈日本海海戦祈念碑〉は、日本海海戦で世界最強とされていたロシアのバルチック艦隊を撃破し、日露戦争を勝利に導いた元帥が揮毫。安部さんが私財を投げ打ち、全国から寄付を募って、地元有志で組織した〈日本海々戦偉績保存会〉が昭和9年(1934年)に元帥を顕彰しようと、大峰山に建て、公園や資料館も造りました。

 春季例祭は午前11時から始まり、柴田彦吉・東郷神社責任役員が、約百人の参列者を前に「きょうは日本海海戦の日から、103回目の記念日になります。海戦は午後2時、対馬と沖ノ島の間で連合艦隊からバルチック艦隊に砲弾が発射され、開始されました。私は少年のころからその日の様子を祖父から時々聞かされています。こういう近海で、日本の将来を決するような大海戦があったことを忘れてはならんと思っています。子孫の者にも、伝えていかなければならない」と挨拶。

 神事では、牧之内繁男・東郷神社崇敬会会長、海上自衛隊下関基地司令、航空自衛隊芦屋基地司令、置鮎玄二郎津屋崎区長会長、鹿児島県人会代表らが玉ぐしをささげました。

 東郷元帥が海戦を指揮した旗艦・「三笠」のブリッジや砲台を模し、元帥肖像のブロンズ製レリーフが飾られた「日本海海戦祈念碑」の前には、日の丸やZ旗が掲揚されていました=写真②=。


写真②:「日本海海戦祈念碑」の前に掲げられた日の丸やZ旗
     =福津市渡で、27日午前11時52分撮影

 東郷元帥は、安部さんが「日本海海戦で負けていたら、今の日本はなかった」と、「日本海海戦記念碑」の揮毫を依頼した際、日本軍人のみでなく国と国との戦いでやむなく海戦に加わったロシアの軍人も亡くなっており、「祈念」の文字ならと揮毫されたと伝えられています。

 私も日露両軍の御霊を慰霊する元帥のご趣旨に賛同し、初めて一個人として春季例祭に参列しました。久しぶりに背広、ネクタイ姿で40分間、東郷公園の園地に立っての式典は汗ばみましたが、祈念碑前の自然林からホトトギスの鳴き声がしきりに聞こえ、爽やかな気持ちになりました。戦争のない平和な世界を祈念し、日本の海戦史を記念する場所の一つとして、若い人にも祈念碑を見てもらいたいと思います。
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2008年5月27日/〈津屋崎の四季〉247・朝霧

2008-05-27 12:35:16 | 風物
写真①:朝霧がかかった「対馬見通り」
     =福津市津屋崎在自で、2008年5月27日午前6時56分撮影

 福津市津屋崎では27日、朝霧がかかりました。在自の「対馬見通り」でも、道路の向こうは霧で見えず、両脇の黄色い麦畑や水田が視界に入るだけ=写真①=。

 霧の空からヒバリのさえずりが聞こえるものの、姿は見えません。そんななか、的岡の畑で目に付いた真っ赤な花が鮮やかでした=写真②=。園芸種のようですが、何という名前の花でしょうか。


写真②:朝霧の畑に映える真っ赤な花
     =福津市津屋崎的岡で、27日午前7時03分撮影

 どうやら午後からは、気温がグングン上がりそうです。
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2008年5月26日/〈津屋崎の四季〉246・初夏の青空広がる

2008-05-26 07:29:15 | 風物
写真①:在自山からの日の出
     =福津市津屋崎在自で、2008年5月26日午前6時07分撮影

 26日、福津市津屋崎在自山(標高249㍍)からの日の出です=写真①=。

 この朝、津屋崎は高気圧に覆われ、青空が広がる爽やかな天気。末広の水田では、夏鳥・アマサギ(サギ科)が、朝食の餌探しのようです=写真②=。


写真②:水田を歩く夏鳥・アマサギ
     =福津市津屋崎末広で、26日午前6時40分撮影

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2008年5月25日/〈津屋崎まちなみ散策〉021・〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉32

2008-05-25 07:01:25 | 津屋崎まちなみ散策
写真①:「若宮神社」拝殿
     =福津市桂区で、2008年5月24日午前10時51分撮影

〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 32 

:若宮神社

 福津市桂区にある若宮神社=写真①=は、原・山添地区の産土神です。地元では、〝オミヤサマ〟とも言われています。古老の言い伝えによると、勝浦岳の神を中世に勧請したことから、若宮と呼ばれているという。

 祭神は、応神天皇(仲哀天皇=第14代天皇=と神功皇后の間に生まれた第15代天皇)とその子の仁徳天皇(第16代天皇)。一説には、宗像神の御子神とも言われています。

 拝殿の南西には、樹齢数百年といわれる高さ16㍍、幹周り5.5㍍のクスノキ=写真②=があります。津屋崎では最大のクスノキとされています。


写真②:拝殿の南西にあるクスノキの老巨木
     =「若宮神社」境内で、24日午前10時51分撮影

 5月24日に訪れた「若宮神社」は、クスノキの新緑が鮮やかでした=写真③=。老巨木の緑が、石の鳥居を包むように映えています。


写真③:クスノキの新緑が石の鳥居を包むように映える境内
     =「若宮神社」で、24日午前10時54分撮影

若宮神社
       「若宮神社」位置図
       (ピンが立っている所)
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2008年5月24日/〈津屋崎まちなみ散策〉020・〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉31

2008-05-24 07:38:17 | 津屋崎まちなみ散策
写真①:〝偲ケ丘〟に建てられた「お夏大明神」の小さな祠
     =福津市在自で、2008年5月22日午前10時23分撮影

〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 31 

:お夏大明神

 津屋崎には、〝義の人〟が多いようです。義とは、行いが道徳・倫理にかなっているのにとどまらず、私欲を捨てて公共のためにすること、の意味です。福津市在自(あらじ)にある「お夏大明神」=写真①=に祀られている「お夏」は、津屋崎の〝義の人〟の女性の代表格でしょう。

 「お夏」は、江戸時代中期に打ち続いた凶作で、百姓たちが飢えに苦しんだ「天明の大飢饉」の時、命をかけて村人を救った娘。荒地(あらじ=在自)の郷(さと)では、上納米減額の願いを黒田藩に出し、藩が検見(けみ)をすることになり、天明3年(1783年)秋、下の原の貴船山の広場に検見場を設け、刈り取られた稲を持ち込ませました。

 器用な娘で、お針、機織りなど女の道はもちろん、農耕の仕事まで男も及ばぬほど達者だったお夏は、扱(こ)ぎ落とされた籾(もみ)を手箕(てみい=穀類をあおってふるい、殻・ごみを除く農具)で穀類と屑とを選別する「箕簸捌(みひさ)べ」の大役を自ら願い出ました。村人を救う一心で、箕を振り上げて籾の中にある実まで飛ぶような手加減をし、不作を立証しようとしましたが、役人に見つかり、処刑されました。しかし、お夏の義侠は、藩主黒田公の心を動かし、上納米を免ぜられました。

 村人たちは、一身を犠牲にして村を救おうとしたお夏を慕って、現場に小さな祠を建て、「お夏大明神」として崇め、花や線香を供え続けたという。

 5月22日、「お夏大明神」を訪れると、周囲の草が刈られ、祠の前は掃き清められていました。今も、村人の尊崇の念が篤いようです。祠の前の広場には、〈義民「お夏」の由来〉の掲示板=写真②=が立てられていました。

 掲示板には、〈幾千代に希望(のぞみ)ある身の幸(さい)捨てゝ
          むらびとすくう なつの箕簸(みひ)とり〉の和歌が紹介され、

 〈堂宇の、お夏の石祠には、「寛政四年建立」と刻まれている。うら若い身を犠牲にして、農民の難儀を救ったお夏の御霊(みたま)は、貴船山の丘から昭和三十年三月此処に遷(うつ)され、村の護(まも)りと鎮って此の郷の永久(とわ)の繁栄(さかえ)を見守っているが、村人たちは此の地を「偲ケ丘」と名付けて、其の義烈を偲んでいる〉と書かれています。


写真②:〈義民「お夏」の由来〉の掲示板
     =福津市在自偲ケ丘で、5月22日午前10時23分撮影

 〈義民「お夏」の由来〉の掲示板の北側には「お夏箕捌きの古画」=写真③=が、掲げられています。検見役の黒田藩士らの前で、着物姿のお夏が箕を捌く様子が描かれています。


写真③:お夏が箕を捌く様子を描いた「お夏箕捌きの古画」
     =福津市在自偲ケ丘で、5月22日午前10時22分撮影

お夏大明神
       「お夏大明神」位置図
       (ピンが立っている所)
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2008年5月23日/〈日記〉236・有明の月

2008-05-23 08:10:29 | 日記
写真①:麦畑の空に残っている有明の月
     =福津市津屋崎在自で、2008年5月23日午前5時7分撮影

 左肩の痛みで目覚め、未明に起床。五十肩がなかなか治らず、熟睡できない日が続いています。

 いつもより早く、愛犬と朝の散歩へ。午前5時、的岡の「新堤池」に差し掛かったところで、宮地岳(標高182㍍)から夏鳥・ホトトギス(カッコウ科)の鳴き声が聞こえてきました。21日、福津市須多田の里山から響いてきた初鳴きの主とは別の個体でしょうか。

 間もなく、在自山(標高249㍍)から朝日が顔を出しました。在自の農道から、ふと南の方角を見ると、麦畑の空に有明の月が浮かんでいます=写真①=。穏かな津屋崎の夜明けの風景――いいものです。
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2008年5月22日/〈津屋崎の四季〉245・麦刈り始まる

2008-05-22 17:49:14 | 風物
写真①:コンバインで次々と刈り取られる麦
     =福津市津屋崎在自で、2008年5月22日午後5時06分撮影

麦秋――。福津市津屋崎在自の麦畑で22日、麦刈りが始まりました=写真①=。

 コンバインで次々と黄色の麦が刈られ、上空ではヒバリが賑やかにさえずっています。

 きょうは風もほとんど吹かず、曇り空で、収穫する農家の人たちにはしのぎやすい天気でした。
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2008年5月21日/〈津屋崎の四季〉244・ホトトギス初鳴き

2008-05-21 08:41:51 | 風物
写真①:青々とした稲穂が水に映える水田
     =福津市津屋崎的岡で、2008年5月21日午前5時48分撮影

ホトトギスの初鳴きを聞きました

 福津市津屋崎末広の水田で21日早朝、旅鳥のチュウシャクシギ(シギ科)の群れを観察中、夏鳥・ホトトギス(カッコウ科)の初鳴きを聞きました。

 キョッ、キョキョキョキョ…。

 鳴き声は、東側の須多田の里山から響いています。風もなく、初夏らしい天気にふさわしい爽やかさです。07年の初鳴きは、5月29日に福津市宮司元町の宮地嶽神社・「民家村自然広苑」で聞きました。

 この朝、的岡の「新堤池」そばの水田では、青々とした稲穂が水に映え、綺麗でした=写真①=。

 おや、水田の真ん中に、1羽のアオサギ(サギ科)が舞い降りていました=写真②=。快い初夏の朝、野鳥も気持ちよさそうです。


写真②:水田の真ん中を歩くアオサギ
     =福津市津屋崎的岡で、21日午前5時50分撮影
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