●２００６年８月１０日／〈日記〉００１・ブログを始めました

“A Quaint Town Tsuyazaki-sengen”（古風な趣のある町・津屋崎千軒）から情報発信



はじめに
　初めまして。吉村青春と申します。私は福岡県北部で福岡、北九州両政令市のほぼ中間にある旧宗像郡津屋崎町（現福津市津屋崎）に生まれ、６２歳の今も住んでいます。玄界灘に面した玄海国定公園のリゾートで、産卵のため砂浜に上陸するウミガメを保護する全国唯一の「うみがめ課」が市にあるほど豊かな自然が自慢です。また、津屋崎漁港が江戸時代から昭和初期にかけて漁業と海上交易で栄え、「津屋崎千軒」と呼ばれる商家で繁盛した古い町並み＝写真下＝が残るほか、古代・大和朝廷の海上交通を担った宗像君(むなかたのきみ)の４０基の首長墓「津屋崎古墳群」（国指定史跡で、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産暫定リストに記載）があるなど多くの歴史・文化遺産が誇りでもあります。「津屋崎千軒」は２００３年、名探偵〈浅見光彦〉が活躍する人気シリーズで有名な旅情ミステリー作家・内田康夫さんの小説「化生の海」の舞台になったほか、０６年２月には水産庁から酒蔵や染物紺屋などが残る古い町並みを評価され、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に全国から選ばれました。

　ところが、古里・旧津屋崎町が０５年１月２４日、南隣の旧宗像郡福間町と合併して福津市となりました。私は由緒ある名が消えた〈津屋崎町〉のイメージを詩の本の中に留めたいと、０６年２月、新風舎（東京）から〈新風舎文庫〉で吉村青春第一詩集『鵲声(じやくせい)－津屋崎(つやざき)センゲン』＝写真上。紀伊国屋書店で全国発売。税込み９４５円＝を出版しました。この詩集は、約９か月後に定年退職の６０歳の誕生日を迎える０３年１０月、自分が本当にやりたいことは何なのか――を自問自答して詠った詩篇「本当にやりたいことは」を、共著詩集『にじいろのさばく』（０５年１２月、新風舎刊。税込み１，６８０円）に収録出版した後、心に詰まっていた詩情が一気に紡ぎ出され、次々と生まれた５０篇の詩をまとめたものです。

　吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』では、“A Quaint Town（古風な趣のある町）”・津屋崎の良かとこ（福岡弁で〈良い所〉）を紹介し、郷土の良さ、日本に住む素晴らしさを発信していければと願っています。日記風の所感や、「新風舎・クリエイターズワールド」の〈吉村青春ホームページ〉・タイトル『わが詩(うた)―柳は緑、花は紅』（http://www.creatorsworld.net/yoshimura/index.html＝８月１９日で休止します）で連載中のエッセー『一木一草』も随時掲載します。このほか、郷土の歴史を紐解く〈津屋崎学〉や、野鳥図鑑歳時記〈津屋崎の野鳥〉、風物スケッチ〈津屋崎の四季〉、余暇に訪ねたい〈今月・来月の行楽・催事案内〉なども載せる計画です。お楽しみに。
　私のブログの小さな刺激が、全国の津々浦々で、我が町・我が村の〈良かとこ〉情報を発信する皆さんの『○○センゲン』のきっかけにでもなれば幸いです。

　さて、私の第一詩集『鵲声－津屋崎センゲン』を編む原動力となった１篇の歌謡詩「本当にやりたいことは」は４番まであります。１番の詩行は――。

　　〈１
本当にやりたいことは　何なのか
自分がやりたいことは　何なのか
子供のころに楽しかったこと
これまで得意だったこと
わくわくすること　生き生きすること
それが自分に納得できること
それをやったら喜ばれること
本当にやりたいことをやればいい〉


　第一詩集の表紙カバーに「いつまでも青春の気持ちを失わずにみずみずしく生きたいというメッセージ詩集」と書いています。この詩篇「本当にやりたいことは」の掲載ページ末尾に添えた私の一言メッセージは、「人生のステージで、自分が本当にやりたいことに挑戦しようというメッセージソングです」としていました。

　他の詩・童謡詩、歌謡詩などの作品は、私のYahoo! JAPANのホームページhttp://www.geocities.jp/yosi3019/でもご覧下さい。