吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0609:臼杵市のフットパスを楽しむ②

2022-10-31 15:09:58 | 行楽催事

写真①:JR臼杵駅を出た中津駅行き上り列車を見る参加者たち

    =大分県臼杵市で、2022年10月28日午後2時10分撮影

 

「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」のフットパス・リポート②

大分県臼杵市で武家屋敷長屋門や稲葉氏の菩提寺などを巡りました

 大分県臼杵市で開かれた全国フットパスの集いin臼杵に参加した10月28日、私が申し込んだ「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」のフットパスで、JR日豊本線臼杵駅前をスタート直後の午後2時10分、同駅から中津駅行き上り列車が私たちの方向きに線路を走って来ました。動きのある鉄路シーンのシャッターチャンスと、カメラに収録=写真①=。

 

 午後2時45分に訪れたのは、旧臼杵藩時代に禄高2百石で馬廻役を務めた上級武家・旧安野家の長屋門=写真②=です。この門の南側には、城下の防衛線を担う堀が掘られていたという。

写真②:臼杵藩馬廻役・旧安野家の長屋門を見る参加者たち

   =午後2時45分撮影

 

 次に案内されたのは、臼杵市二王座の「月桂寺」=写真③=です。境内に立つ案内板によると、江戸時代初期の慶長13年(1608年)開山で、臼杵藩藩祖の稲葉良通開基、2代藩主稲葉典通創建の臨済宗妙心寺派寺院。藩主・稲葉氏の菩提寺で、快川国師の火定袈裟が収蔵されているという。快川国師は甲斐国(現山梨県甲州市)の武田信玄の菩提寺「恵林寺」の住持で、織田信長の甲州攻めで信玄の子武田勝頼が自刃し、同寺は安土桃山時代の天正10年(1582年)に焼き討ちに遭い、快川も焼死しました。快川が火の中で唱えたという辞世の言葉「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」は名言として有名。地元ガイドさんの説明では、この時に着けていた火定袈裟が「月桂寺」に収蔵されているとか。美濃(岐阜県)の城主だった稲葉典通が臼杵藩主2代目となって、持ち込まれたとの一説もあるそうですが、定かではありません。

写真③:臨済宗妙心寺派寺院の「月桂寺」

 「月桂寺」の次に訪れた「善正寺」(臼杵市二王座)は、浄土真宗の寺院=写真④=で、慶長7年(1602年)創建です。

写真④:浄土真宗「善正寺」山門(左)と本堂

 「善正寺」境内の本堂前に親鸞聖人御像と、その横と後ろに山門の屋根にあったという龍の瓦が置かれています=写真⓹=。

写真⓹:親鸞聖人御像(右)と、横に置かれた山門の屋根にあったという龍の瓦

                                          

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〈催事〉0608:臼杵市のフットパスを楽しむ①

2022-10-30 17:43:21 | 行楽催事

写真①:臼杵石仏(国宝)「古園石仏 大日如来像」のレプリカ

   =大分県臼杵市のJR臼杵駅前で、2022年10月28日午後1時35分撮影

大分県臼杵市で開催の「全国フットパスの集い2022inうすき」に参加
城下町巡りのフットパスを楽しんできました

 10月28日午後、大分県臼杵市で開かれた「全国フットパスの集い2022inうすき」のフットパスに参加してきました。この集いは、私が所属している福岡県福津市津屋崎のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が加盟の日本フットパス協会(本部・東京)などで組織した実行委員会の主催です。私が歩いた「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」のフットパスを、きょう30日からリポートします。

 JR鹿児島本線福間駅(福津市)午前9時52分発の普通電車に乗り、特急列車を乗り継いで日豊本線臼杵駅(臼杵市海添)に着いたのは午後零時36分。駅前に臼杵石仏(国宝)「古園石仏 大日如来像」のレプリカ=写真①=が飾られていました。

 集合時間前に昼食をとレストランを探して町歩きしていると、旧臼杵城跡下の道路わきの大手門公園に、明治6年臼杵市生まれの国文学者吉丸一昌の銅像と作詞した「早春賦」の「春は名のみの風の寒さや」で始まる歌碑=写真②=が建てられているのに気づきました。

写真②:大手門公園に建てられた吉丸一昌像と歌碑

 午後2時、JR臼杵駅前から地元ガイドさんの案内で、「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」=写真③=のフットパスにスタート。参加者は、山梨県と臼杵市内の男女も含め7人。約4㎞を歩くこのフットパスで、どんな出会いがあるか、楽しみです。

写真③:ガイドさんが携えた「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」フットパスの幟

                                             

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〈催事〉0607:フットパスを前に宮地浜「夕陽風景時計」10月定期清掃

2022-10-01 13:29:32 | 行楽催事

写真①:玄界灘に沈む夕陽が参道を黄金色に染めた“光の道”を歩く人たち

    =福津市宮司元町の宮地嶽神社参道石段で、2013年2月24日午後6時3分撮影

 

フットパス2022を前に人気スポット・宮地浜「夕陽風景時計」の10月清掃作業

〝光の道〟絶景の福津市・「宮地嶽神社」参道石段突き当りの海辺で行いました

 私が所属しているまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は10月3日午前、福岡県福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」(幅110cm、奥行き70cm、高さ90cm)の版面の汚れを落とし,据え付け台前の浜砂を除くなど定期清掃作業を行いました。本会が8日(土)午前9時から開催する“絶景の道”と宮地浜「夕陽風景時計」・松原を巡るフットパス2022で、福岡、宗像両市や同県粕屋町などから参加されるご夫婦らを本会のボランティアガイドが、宮地嶽神社の“光の道”=写真①=参道から突き当りの浜辺までスローウオーキングで案内、夕陽風景時計の見方や水平線の島々など150度のパノラマ風景を解説します。参加希望(定員は申し込み先着順30名)の方は、本会事務局へメールyosi3019@sage.ocn.ne.jp か、電話090-7451-8063でお申し込みを。

写真②:福津市宮地浜駐車場に掲示された宮地浜「夕陽風景時計」の解説板

 宮地浜「夕陽風景時計」=写真②=は、本会が福津市制施行10周年記念事業として平成26年(2014年)7月6日、市民ら約2百人から寄せられた募金約40万円で宮地浜に設置。2月23日ごろと10月18日ごろの数日だけ、夕陽が参道を黄金色に照らしながら玄界灘に浮かぶ「相島」(福岡県新宮町)の背後に沈む絶景・〝光の道〟が楽しめる「宮地嶽神社」参道石段最上部から、真っすぐ1.4㌔先の海辺にあります。扇形に描いたステンレス製の時計版の縦軸に日没時刻、横軸に方位と水平線に見える島影の約150度の「パノラマ風景」が刻まれており、横8文字形の「夕陽ループ曲線」をたどれば、一年間を通じて夕陽が沈む方向と時刻が分かります。

 〝光の道〟絶景は、平成28年(2016年)2月に人気アイドルグループ「嵐」(2020年末で活動休止)のJALの国内旅行企画CMで、テレビ放映され、全国的に知られる夕陽絶景が楽しめる人気スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。「海とまちなみの会」では、夕陽の絶景が楽しめる人気スポットとして貴重な時計を守っていきたいと、毎月保守点検を兼ねた清掃作業を行っています。   

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