吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0385:「辺津宮」参拝の記②

2015-08-31 09:23:34 | 行楽催事

 

写真①:「辺津宮」拝殿内に掲げられた「神勅」額

     =宗像市田島の「宗像大社」で、2015年8月30日午前10時25分撮影

 「辺津宮」参拝の記 ②「神勅」額と神門

 宗像大社三女神は、宗像市田島の「辺津宮(へつみや」に「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」を祀り、「沖津宮(おきつみや)」(沖ノ島)に「田心姫神(たごりひめのかみ)」、「中津宮(なかつみや)」(大島)に「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」が配されています。8世紀に編纂された日本最古の歴史書・『日本書紀』巻一によると、三女神は日神である天照大神の吹き出す息から生まれたとされ、筑紫の胸肩(宗像)君らが祀る神、と書かれています。

〈海北道中〉と道主貴
 8月30日、「辺津宮」拝殿にお参りし、拝殿内の奥を見上げると、天照大神が出されたご命令の「神勅」を記した扁額が掲げられていました=写真①=。「神勅」は、天照大神が宗像三女神を高天原(たかまがはら)から海北道中(うみきたのみちなか=宗像から朝鮮半島に通じる古代海路)にお降しになった際に授けられたとされ、扁額には「天孫(あめみま)を助け奉(まつ)りて天孫に祭(いつ)かれよ」(歴代の天皇をお助けするとともに、歴代の天皇から篤いお祭りを受けられよ)との金文字が納められています。天照大神は、宗像三女神を筑紫の国に降り、「沖津宮」、「中津宮」、「辺津宮」にそれぞれ鎮座、歴代天皇のまつりごとを助け、丁重な祭祀を受けられよと命じられたという。

 天皇家の祖先神である天照大神は、宗像三女神に古代に往来した朝鮮半島の百済や新羅へ通じる海路の安全を守るよう命じ、道中の守護神として、道主貴(みちぬしのむち)という尊称も与えられています。宗像大社が古代より道の神様として篤い信仰を集めていたことが、今も交通安全の神様と言われる所以でしょう。

 拝殿前から振り返ると、神門の両扉を装飾した金色の菊の紋章が目に入りました=写真②=。

写真②:金色の菊の紋章で装飾された神門の両扉

     =「宗像大社」「辺津宮」で、8月30日午前10時40分撮影

 海神・宗像三女神を守護神とする古代宗像地方の豪族・宗像君徳善(むなかたのきみとくぜん)の娘、尼子娘(あまこのいらつめ)は、天武天皇の后となり、672年に起きた壬申の乱での英雄とされた後に太政大臣になった高市皇子(たけちのみこ)を産みました。したがって、宗像三女神は、ヤマト政権と緊密な関係にあった神様であり、宗像大社は社格から言っても大きな神社でした。

 戦前の近代社格制度では、神社の格を祈年祭・新嘗祭に国から奉幣を受ける官社と、それ以外の各地方が運営する府県社・郷社・村社・無格社の諸社とに、大きく二分。このうち、官社を天皇・皇族や朝廷にゆかりの深い神を神祇官が祀る〈官幣社〉と、各国の一宮など国造りに貢献した神を地方官が祀る〈国弊社〉に分け、それぞれに大・中・小の格を定めました。宗像大社は、明治神宮や香椎宮などと同じ官幣大社で、社殿の装飾に菊の紋章の使用が許され、三女神すなわち宗像大神を祀る全国で6千余社を数える神社の総本宮です。ちなみに、太宰府天満宮は官幣中社、宮地嶽神社は県から奉幣を受ける県社で、宗像大社の祭神に関係の深い神を祭る〈摂社〉とされていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0384:「辺津宮」参拝の記①

2015-08-30 20:39:26 | 行楽催事

 

写真①:参拝者で賑わう「辺津宮」拝殿

      =宗像市田島の「宗像大社」で、2015年8月30日午前10時25分撮影

 2017年(平成29年)のユネスコ世界遺産登録の日本の推薦候補に選定され、注目されている「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」構成資産5件のうち、宗像大社の「辺津宮(へつみや)」(宗像市田島)を8月30日、細君と訪れました。きょうから「辺津宮」参拝の記を綴ります。

 「辺津宮」参拝の記 「辺津宮」拝殿・本殿

 世界遺産登録の国内推薦候補に選定された効果と、夏休み最後の日曜日とあってか、「辺津宮」拝殿前は参拝客で列ができていました=写真①=。高齢の夫婦や子供連れの家族客、女性グループで境内は賑わい、柏手を打つのに順番待ちというのは、この時季の参拝で記憶になく、ちょっと驚きです。

 宗像大社の三女神は、「辺津宮」に「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」を祀り、「沖津宮(おきつみや)」(沖ノ島)に「田心姫神(たごりひめのかみ)」、「中津宮(なかつみや)」(大島)に「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」が配されています。九州本土・宗像市の「辺津宮」は、宗像三女神信仰の中心地です。

  「辺津宮」の社殿は、戦国時代の弘治3年(1557年)消失しました。現在の本殿=写真②=は、大宮司宗像氏貞が安土・桃山時代の天正6年(1578年)に再建。拝殿は、豊臣秀吉が全国を統一した天正18年(1590年)に小早川隆景が再建しました。ともに、国指定重要文化財です。

 

写真②:国指定重要文化財の「辺津宮」本殿(左側が拝殿)

    =30日午前10時25分撮影

  「辺津宮」は、交通安全の神様として知られています。この日も、「祈願殿」前の駐車場では新車の交通安全祈願に訪れた家族客が神職のお祓いを受ける姿が見られました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年8月29日/〈津屋崎の四季〉1104:実りの秋

2015-08-29 08:19:00 | 風物

 

写真①:熟れたイチジクの実

     =福津市津屋崎1丁目で、2015年8月29日撮影


実りの秋になりました

 福津市津屋崎1丁目の住宅地で8月29日朝、イチジクの実が熟れているのを見ました=写真①=。

 宮司5丁目の住宅庭から伸びた柿の実も、赤く色づき始めています=写真②=。

  

写真②:赤く色づき始めた柿の実

     =福津市宮司5丁目で、29日撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年8月28日/〈津屋崎の四季〉1103:ハマゴウ群落に塩害

2015-08-28 17:20:30 | 風物

 

写真①:多くの葉が枯れた状態になったハマゴウの群落

     =福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」で、2015年8月28日午前9時40分撮影


福津市・「津屋崎浜」のハマゴウ群落に塩害

台風15号で海水被って葉枯れる

 8月25日に九州を襲った台風15号の暴風雨に見舞われて、変わりはないか――と28日午前、福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」を歩いたところ、自生する海浜植物・ハマゴウ(浜栲)の群落が多くの葉が塩害で枯れた状態になっていました=写真①=。

  「津屋崎浜」にあるハマゴウの群落では7月から8月にかけて、淡い青紫色の花が咲き誇り、白い砂浜に彩りを添え、「津屋崎里歩きフットパス」コースを巡る女性ウオーカーに人気。25日の暴風雨であおられた海水を何度も被ったとみられ、見るも無残な群落ですが、地下に残る根で早く緑の葉を再生してほしいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0383:筑前大島巡り⑥

2015-08-27 05:08:48 | 行楽催事

写真①:宗像市営渡船の神湊行きフェリー「おおしま」

     =宗像市・「大島港」で、2015年8月22日午後1時撮影

 

 「筑前大島」巡りの記 ⑥さらば大島

 22日午後1時すぎ、大島(宗像市)の「大島港」から市営渡船の神湊行きフェリー「おおしま」=写真①=に乗り、大島を後にしました。

 「大島港ターミナル」=写真②=に今度、訪れるのはいつでしょうか。宗像市・「神湊港」午前9時25分発の市営渡船大島行きフェリー「おおしま」で「大島港」入りし、約4時間の大島滞在でしたが、北側の岩瀬海岸にある宗像大社「沖津宮遥拝所」から49㌔・㍍沖の玄界灘に浮かぶ「沖ノ島」を遠望できたのは幸運でした。

 「沖津宮遥拝所」西側の丘陵地にある「密航者監視哨跡」の丘に立ち、北側の海寄りにある「風車展望所」方向の絶景を眺めては、しばしうっとり。近くの牧場で飼育されているヤギや馬の姿、沖合の青い海でサワラを獲る漁船の群れを見て、ゆったりとした気分に浸れました。

 

写真②:宗像市営渡船「大島港ターミナル」

    =宗像市・大島で、8月22日午後1時撮影

 フェリー「おおしま」甲板から後方を見ると、大島は波間にぐんぐん遠ざかっていきます=写真③=。海や山などの自然を五感で楽しむトレッキング・「九州オルレ」の福岡県内最初のコースの「宗像・大島コース」(全長約11㌔・㍍)を歩こうと、韓国から団体客が再三訪れ、賑わう大島。しかし、宗像大社「中津宮」や「風車展望所」、「沖津宮遥拝所」などを歩く途中、飲料水のペットボトルやごみを投げ捨てる客が島民のひんしゅくを買っているという。

 2017年(平成29年)のユネスコ世界遺産登録の日本の推薦候補に選定され、注目されている「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」。その構成資産5件のうち、宗像大社の「中津宮」と「沖津宮遥拝所」がある「大島」ですが、「世界遺産になっても、オルレのようにごみを捨て、歩くだけの団体客は迷惑。大島は、世界遺産にならんでいい」(男性島民)との声も聞かれ、構成資産の一つの「新原・奴山古墳群」を抱える福津市はどうなのか、との疑念も脳裏に浮かびました。

 

写真③:波間に遠ざかる筑前大島

     =宗像市営渡船の神湊行きフェリー「おおしま」甲板から、22日午後1時10分撮影

                        (「筑前大島」巡りの記 終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0382:筑前大島巡り⑤

2015-08-26 03:56:19 | 行楽催事

写真①:漁師の宿「民宿ふじしま」

     =宗像市大島で、2015年8月22日午後0時35分撮影

 「筑前大島」巡りの記 ⑤民宿料理

 大島(宗像市)の宗像大社「中津宮」参拝後、歩いて近くの「大島港ターミナル」に戻りました。市営渡船の神湊行きフェリーが午後1時発なので、島内の飲食店で昼食を取ることに。市運行の無料マイクロバスの運転手さんお薦めの漁師の宿「民宿ふじしま」=写真①=に電話し、車で迎えに来てもらいました。

 高台にある「民宿ふじしま」の座敷に上がると、先客の男性一人が食事中。快活な女将お薦めの「夏のイカ丼」(1,500円)=写真②=と「アジの定食」(同)=写真③=を食べましたが、イカがたっぷり盛られて美味しかったです。

  

写真②:「夏のイカ丼」・写真③「アジの定食」(右側)

  もう3組の夫婦客が来て、座敷がいっぱいになったところで、「大島港ターミナル」へ車で送ってもらうため、「民宿ふじしま」の外へ。海が見降ろせる敷地端に行って、〝幸せの黄色いハンカチ〟がポールに掲げられているのに気付き=写真④=、思わず楽しい気分に――。

 

写真④:「民宿ふじしま」の海が見える高台敷地端に翻る〝幸せの黄色いハンカチ〟

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0381:筑前大島巡り④

2015-08-25 03:19:16 | 行楽催事

写真①:大島の最高峰・「御嶽山」麓にある宗像大社「中津宮」(中央の鳥居が見える所)

     =宗像市大島港から神湊港へ向かう市営渡船のフェリー「おおしま」甲板から、2015年8月22日午後1時10分撮影

 「筑前大島」巡りの記 ④「中津宮」

 大島(宗像市)の北側の「砲台跡」から、再び市運行の無料マイクロバスに乗り、南側の大島最高峰・「御嶽山(みたけさん。標高224㍍)」麓にある宗像大社「中津宮」=写真①=へ。宗像三女神の一神・湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る神社です。「沖津宮遥拝所」とともに、2017年(平成29年)のユネスコ世界遺産登録の日本推薦候補に選定された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産5件に上げられています。

 石の一の鳥居、二の鳥居を潜り、石の太鼓橋を渡って石段を上がると、境内中央に拝殿と、本殿(福岡県指定文化財)がありました=写真②=。

 

写真②:宗像大社「中津宮」拝殿と本殿(右側)

    =8月22日午前11時10分撮影

  社務所近くにあった「天真名井(あめのまない)」の立て札そばの遊歩道を下ると、延命招福の霊泉とされる清水が湧き出る所に柄杓が置かれています=写真③=。湧き水を柄杓に汲んで飲むと、甘くてまろやかな味でした。

  

写真③:湧き出る清水が柄杓に汲んで飲める「天真名井」

  遊歩道を「天真名井」へ下る途中、バクチノキ=写真④=の紅黄色の木肌の鮮やかさに目を奪われました。バラ科の常緑高木です。灰黒色の幹の皮が剥がれると、紅黄色の木肌が現れるため、博打に負けて衣服まではぎ取られた人にたとえて「博打木」の名が付いたという。

 

写真④:紅黄色の木肌が鮮やかなバクチノキ

  参拝後、石の太鼓橋の西側境内に「織女神社」と「天の川」と書かれた立札が並んでいるのが、目に止まりました=写真⑤=。そばを流れる「天の川」をはさんで「牽牛神社」と「織女神社」が祀られています。

 大島に残る七夕伝説によると、唐の国に使えに行った貴公子が、織女を伴って帰国の途中、恋仲となったものの、日本に着いて離ればなれになった。織女を想い続けた貴公子はある夜、夢枕で神のお告げを受け、大島の中津宮の天の川にたらいを浮かべ、水鏡に映る織女との逢瀬を楽しみに神仕えの身になったという。大島では、鎌倉時代から七夕祭が始まり、今も旧暦の7月7日に近い8月7日に島内にて盛大に行われています。

  

写真⑤:「織女神社」と「天の川」と書かれた立札

     =8月22日午前11時35分撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0380:筑前大島巡り③

2015-08-24 01:33:42 | 行楽催事

写真①:丘陵地に残る二か所の「砲台跡」(上部左右の円形部分)

     =宗像市大島で、2015年8月22日午前10時55分撮影

 「筑前大島」巡りの記 ③「砲台跡」と「風車展望所」

 大島(宗像市)の北側、岩瀬海岸にある宗像大社「沖津宮遥拝所」から、再び市運行の無料マイクロバスに乗り、西側の丘陵地にある「砲台跡」=写真①=に到着。第二次大戦中に設けられたキャノン砲4門の砲台跡や、弾薬庫入り口跡などが残されているのを見ました。

 朝鮮半島からの密航者の「監視哨跡」の丘に立つと、北側の海寄りにある瀬山牧場内の「風車展望所」が見降ろせ、絶景です=写真②=。遥か遠くの玄界灘に浮かぶ「沖ノ島」も遠望できました。

 

写真②:「密航者監視哨跡」の丘から見降ろす「風車展望所」の絶景

      =8月22日午前10時30分撮影

  「砲台跡」への上り口には、見所の解説付きの「遊歩道案内図」=写真③=が立てられています。

  

写真③:見所の解説付きの「遊歩道案内図」

     =22日午前10時40分撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0379:筑前大島巡りの記②

2015-08-23 02:20:30 | 行楽催事

 

写真①:小高い丘の上にある「沖津宮遥拝所」

     =宗像市大島岩瀬で、2015年8月22日午前10時45分撮影

  「筑前大島」巡りの記 ②「沖津宮遥拝所」

 大島(宗像市)の北側、岩瀬海岸にある宗像大社「沖津宮遥拝所」は、宗像大社の「中津宮」とともに、2017年(平成29年)のユネスコ世界遺産登録の日本推薦候補に選定された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産5件に上げられています。今も女人禁制で「沖ノ島」に上陸できない女性たちなどが、同島にある宗像大社「沖津宮」を遥拝するために建てられました。

 宗像市運行の無料マイクロバスを降り、海辺の岸壁に通じる小道を歩くと、小高い丘の上に「沖津宮遥拝所」が見えました=写真①=。案内のバスの運転手さんによると、台風で屋根が飛ばされ、修復工事中=写真②=で建物内には入れないという。市営渡船のフェリーで着いた「大島港ターミナル」では、そんな情報は提供されていなかったようで、想定外です。囲われた建物の裏側に回り、49㌔・㍍沖の玄界灘に浮かぶ「沖ノ島」を見ることができ、ラッキーでした。このあと訪れた宗像大社「中津宮」の社務所には、「沖津宮遥拝所は現在工事中です。建物は覆われていますが、遥拝はできます。工事期間中(12月末まで)ご迷惑をおかけ致します」と書いた「お知らせ」の貼り紙がありましたが、同遥拝所にも直接訪れる観光客向けのお断り書き掲示がほしいところです。

 

写真②:修復工事中の「沖津宮遥拝所」

 そんな思いで「沖津宮遥拝所」を後にしようとした時、そばの境内にハマユウの清楚な白い花が咲いている=写真③=のに気付き、心が和みました。

 

写真③:「沖津宮遥拝所」の境内に咲いたハマユウの清楚な白い花

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0378:筑前大島巡りの記①

2015-08-22 23:15:04 | 行楽催事

写真①:「大島」から見えた約49㌔・㍍沖の玄界灘に浮かぶ「沖ノ島」

    =宗像市・「大島」の岩瀬で、2015年8月22日午前10時15分撮影

 2017年(平成29年)のユネスコ世界遺産登録の日本の推薦候補に選定され、注目されている「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」構成資産5件のうち、宗像大社の「中津宮」と「沖津宮遥拝所」がある「大島」(宗像市)を8月22日、細君と訪れました。きょうから「大島」巡りの記を綴ります。

 「大島」巡りの記 ①大島見ゆ!

  「大島」は、玄界灘に浮かぶ周囲約15㌔・㍍、人口約7百人の小島。宗像市神湊から午前9時25分発の市営渡船のフェリー「おおしま」(片道大人560円)に乗り、約25分で約11㌔・㍍離れた「大島港ターミナル」に着きました。

 宗像市は、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産登録の日本推薦候補に選定後の8月1日から「大島港ターミナル」から「大島」の南側にある「中津宮」と北側にある「沖津宮遥拝所」を巡る無料マイクロバス(定員28名)を8月の土、日曜日とお盆期間の13~16日に運行、世界遺産候補構成資産を訪れる観光客に対応しています。私たちは、新宮町から来た若いカップルとこのバスに乗り、午前10時に発車し約15分で島の北側の岩瀬地区に到着。

 バスを降り、歩いて石段を上って海辺の小高い場所にある宗像大社の「沖津宮遥拝所」へ。幸運にも、視界の利く晴天に恵まれ、午前10時15分、約49㌔・㍍沖の玄界灘に浮かぶ「『神宿る島』沖ノ島」=写真①=が遠望できました!

 私たちを案内してくれた「大島」に住むバスの運転手さんの話では、雲やPM2.5などの天候条件でなかなか「沖ノ島」の姿が見られることはないといい、手前の海にはサワラ漁の船が数隻見えました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする