吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0593:第5期ボランティアガイド養成講座スタート

2020-07-27 13:14:14 | 行楽催事

写真①:『ここにある幸せ』(津屋崎物語)の舞台となった福津市渡の「恋人岬」絶景。群青色の玄界灘から白砂の「恋の浦」海岸に寄せる白波が美しい

     =福岡県福津市渡半島で、2015年2月14日午前11時10分撮影

 〈津屋崎千軒〉の町並み案内人になりませんか

「第5期ボランティアガイド養成講座」スタート

  私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の「第5期ボランティアガイド養成講座」第1回講義が7月26日(日)、福津市の「カメリアホール」2階・視聴覚室でスタート。江戸時代から〈津屋崎千軒〉と呼ばれて栄えていた町並みの歴史や、郷土の文化、動植物まで案内できるボランティアガイドのメンバー増強が狙いです。第1期養成講座(2007年9月4日から4回開講)から第4期までのガイド講座を受講され、福津市観光ボランティアガイドの会、藍の家保存会、津屋崎ブランチ・スタッフなどで活躍のガイドさんもいます。

 第1回講義で講師役の私が話した「NHKテレビドラマで紹介の津屋崎」では、平成27年( 2015年)1月16日、NHK福岡放送局総合テレビの福岡発地域ドラマ『ここにある幸せ』(津屋崎物語)で、福津市渡の「恋の浦」の絶景が登場、話題になった経緯を説明。主人公の東京で暮らす立川浩幸(28歳。松田翔太役)が会社勤めに疲れて仕事を辞め、小学校5年生の時の級友が転校して行った小さな港町・津屋崎を訪れ、古民家に独りで住む級友の母で明るく話し好きな花田福子(72歳。宮本信子役)と出会います。津屋崎の海岸など福子の思い出の場所へ連れ回されて恋愛談を聞かされ、「恋の浦」の絶景や人情に魅せられ、生きる力と喜びを感じて「ここが自分の古里だ」と確信。そして、一度は愛想をつかされた恋人を東京から呼んで「恋の浦」の絶景を見せ、「素敵でしょう。気に入った?」と問いかけ、「うん。まるで自分の古里を自慢しているみたいね」と同意を得る感動シーンで終わります。

 私は、この感動を呼び起こす絶景のパワースポットを、津屋崎の〝恋人岬〟と呼びましょう! と平成27年2月15日の本ブログ〈催事〉0333にキャンペーン記事をアップしましたが、『ここにある幸せ』は、3月8日にNHKテレビの BSプレミアムで全国放送され、「恋の浦」の絶景を観たいと、全国各地から津屋崎を訪ねる観光客が相次ぐようになりました。「海とまちなみの会」の観光ガイドでも「津屋崎の〝恋人岬〟」をPRしており、同年7月24日のFBSテレビ番組『めんたいワイド』で「津屋崎の恋人岬」と放送され、マスコミにも認知されたと、喜んでいます。

 「海とまちなみの会」では、平成27年3月25日、「第15回〈津屋崎千軒〉ふるさと塾」として「楯崎神社」と〝津屋崎の恋人岬〟絶景探訪=写真②=を開催しました。

 福津市津屋崎に嫁いで移住したという若い受講生の方は、私からこうしたいきさつを聞き、「テレビドラマで放送された絶景がどこから見られるのだろうと思っていましたが、よく分かりました」と感想を述べられました。また、私が「地名・津屋崎の由来」に3説(1.通夜説2.杖たて説3.地形説)あるとした講義内容も興味深く聴いたという。

写真②:〝津屋崎の恋人岬〟から「恋の浦」の絶景を楽しむ「第15回〈津屋崎千軒〉ふるさと塾」参加者

   =福津市渡で2015年3月25日撮影

 第5期ガイド養成講座は、拙著のガイド教本・『津屋崎学―A  Quaint  Town  Tsuyazaki-sengen  Guide』改定版(B5判カラー、314㌻。2019年刊。カメリアステージ図書館収蔵)をもとに、スライドで写真を映写しながら第1回講義で伊能忠敬の津屋崎測量、佐治徳左衛門屋敷跡、黒田家と津屋崎‣養心公、津屋崎の海浜植物、津屋崎干潟の冬鳥などについて説明しました。

 8月16日(日)の第2回講義(会場:視聴覚室)では卯建と鏝絵の町家巡り、貝寄せの浜、朝鮮通信使など、9月27日(日)の第3回講義では庚申塔、教安寺など、10月25(日)の第4回講義では津屋崎塩田、津屋崎馬車鉄道など、11月22日(日)の第5回講義では伊藤伝右衛門の足跡、東郷神社などの講義を予定(講義期日は会場予約などの都合で変更されることがあります)。受講料は「海とまちなみの会」会員は無料、非会員は資料代各回5百円が必要。5回の全講座を受講し、〈津屋崎千軒〉の町並み案内のガイドとして活動くださる方が対象です。受講の問い合わせは「海とまちなみの会」事務局・吉村へE-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpでお願いします。

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2020年7月19日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉119:宗像市から来館

2020-07-19 22:13:17 | 「貝寄せ館」物語

写真①:「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図を見る砂場一明さん(右奥)と木元富夫さん

   =福津市津屋崎3丁目の「貝寄せ館」で、2020年7月19日撮影

 津屋崎の石屋はどこに多かったか調査で「貝寄せ館」に来館

「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図でチェック

  私が所属する福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の津屋崎3丁目にある本会の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」に7月19日、宗像市から年配男性二人が来館されました。

 宗像市の砂場一明さんと、木元富夫さん。砂場さんは「新修宗像市史編集委員会」近代部会で津屋崎の石屋について調査のため来館。「海とまちなみの会」が平成20年(2008年)に作製し、「貝寄せ館」に展示している「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図)=写真②=に記入されている数軒の石屋を私が指差し、津屋崎千軒の町並みから「津屋崎橋」を渡った渡地区にはもっと多くの石屋があったことを説明しました。

 平成10年(1998年)に旧津屋崎町が発行した津屋崎町史民俗調査報告書『津屋崎の民俗(第三集) 渡・梅津・末広・岡の二、三』によると、渡地区の生業(五)石工のくだりに<渡は字蛭子ノ元から京泊に至る海岸に渡石があったので、明治時代以前から石屋があり、職人を石工と呼んだ。昭和元年~十年ごろには石屋が二十軒ぐらいあり、親方も含め職人が四〇~五〇人ぐらいいた>としています。

 渡の石工麻生市蔵は、宗像大社本殿前にある池の石橋の大正六年三月の改造を受け持ち、橋の右外側に名前が刻まれています。

写真②:「海とまちなみの会」が2008年に作製し、「貝寄せ館」に展示している「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図

 

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〈催事〉0592:第5期ボランティアガイド養成講座受講者募集

2020-07-18 03:23:08 | 行楽催事

写真①:「伊能忠敬ウオーク&宿泊地探訪バスツアー」(「海とまちなみの会」主催)でバスツアー参加者の先頭になり、福津市・勝浦海岸の距離を歩測する〝忠敬そっくりさん〟
    =2012年8月25日午前10時45分撮影

〈津屋崎千軒〉の町並み案内人になりませんか

「第5期ボランティアガイド養成講座」受講募集

 

 私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、7月26日(日)14時~16時、福津市の「カメリアホール」視聴覚室で「第5期ボランティアガイド養成講座」第1回講義を行います。江戸時代から〈津屋崎千軒〉と呼ばれて栄えていた町並みの歴史や、郷土の文化、動植物まで案内できるボランティアガイドのメンバー増強が狙い。ガイド養成講座の開講は、2015年11月1日から10回開催の第4期養成講座以来5年ぶり。第1期養成講座(2007年9月4日から4回開講)から第4期までのガイド講座を受講され、福津市観光ボランティアガイドの会、藍の家保存会、津屋崎ブランチ・スタッフなどで活躍のガイドさんもおられます。

 第2期ガイド養成講座(2009年10月16日から10年2月まで5回開講)では、漫画家で「博多町家」ふるさと館館長も務めた長谷川法世さん(特別講義「町並み景観と観光案内」)や、福岡市博物館学芸員宮野弘樹さん(同「黒田長政の葬儀と黒田養心の津屋崎別邸」)ら専門の講師陣5人の特別講義のあと、「海とまちなみの会」役員が〈津屋崎千軒〉の名所や遺跡、稀少生物の生息地などを現地説明、ガイド実習しました。

 第5期ガイド養成講座では、「海とまちなみの会」会長を務めさせていただいている不肖吉村勝利がガイド教本として令和元年(2019年)に発行した『津屋崎学―A  Quaint  Town  Tsuyazaki-sengen  Guide』改定版(B5判カラー、314㌻。Obunest刊)=カメリアステージ図書館収蔵=をもとに、第1回講義で伊能忠敬の津屋崎測量=写真①=、地名・津屋崎の由来、津屋崎干潟の冬鳥などについて講義。8月16日(日)の第2回講義では卯建と鏝絵の町家巡り=写真②=、貝寄せの浜、朝鮮通信使など、9月27日(日)の第3回講義では庚申塔、教安寺など、10月25(日)の第4回講義では津屋崎塩田、津屋崎馬車鉄道など、11月22日(日)の第5回講義では伊藤伝右衛門の足跡、東郷神社などの講義を予定(講義期日は会場予約などの都合で変更されることがあります)。

写真②:「津屋崎千軒・卯建と鏝絵の町家巡りツアー」(「海とまちなみの会」主催)に参加し、私のガイドで卯建のある町家を見学する人たち

   =2015年5月20日撮影

  受講申し込みは7月24日(金)までに「海とまちなみの会」事務局・吉村へE-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpで氏名、連絡先をお知らせ下さい。5回の全講座を受講し、〈津屋崎千軒〉の町並み案内のガイドとして活動くださる方が対象です。受講料は「海とまちなみの会」会員は無料、非会員は資料代各回5百円が必要。

 

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〈催事〉0591:あんずの里レストラン閉店

2020-07-15 15:18:19 | 行楽催事

写真①:あんずの里レストラン「ふるさと」閉店のお知らせ看板

    =福津市勝浦の「あんずの里市」で、2020年7月15日撮影

 

福津市勝浦のあんずの里レストラン「ふるさと」閉店

「あんずの里市」の旬の野菜を使った料理で当初は人気

 7月15日、福津市勝浦にある市農産物直売所「あんずの里市」を訪れたところ、敷地隅にあんずの里レストラン「ふるさと」よりお知らせ、として「令和2年7月9日を持ちまして閉店致しました。長い間ご愛顧いただきましてありがとうございました」と閉店告知の看板=写真①=が立てられているのに気づきました。閉店理由は告げられていません。

 「あんずの里市」は1996年、野球場や約4千本のアンズを植栽する園地などを備えた市営「あんずの里運動公園」入り口にある農林漁業体験実習施設「ふれあいの館」に開設。地元農家の「あんずの里市利用組合」が運営し、新鮮で安価な野菜、果物、鶏卵、花などが評判を呼び、福岡、北九州、筑豊などから車で訪れる客も多い。あんずの里レストラン「ふるさと」(平屋建て)=写真②=は、玄界灘の眺望が楽しめる同館東側の高台に2005年1月オープンし、同組合が運営。当初、地場産の農水産物を食材にした田舎料理のバイキングが人気を集めましたが、2010年10月から料理メニューなどを模様替えしてリニューアル・オープンしましたが、最近は休業していました。

写真②:閉店したあんずの里レストラン「ふるさと」

   =福津市勝浦で、15日撮影

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〈催事〉0590:「花手水」と「悪疫退散」

2020-07-14 18:42:54 | 行楽催事

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写真①:使用禁止にされた手水鉢に赤い百合の花がいっぱい浮かべられた「花手水」

    =福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で、2020年7月14日撮影

 

「花手水」と出合い、「悪疫退散」と新型コロナウイルス感染症終息願う

福津市・「宮地嶽神社」境内をフットパスで体験

 『津屋崎里歩きフットパス』コースにある福岡県福津市宮司元町の「宮地嶽神社」を7月14日、フットパスウオークで訪問参拝、艶やかな「花手水」に遭遇=写真①=。新型コロナウイルスで使用禁止にされた手水鉢に、コロナ禍で売れ行き不振の花たちに活躍の場をと、赤い百合の花がいっぱい浮かべられており、心が和みました。

 楼門には、七夕飾りとともに「悪疫退散」「無病息災」と大きく書かれた祈願文字も掲げられています=写真②=。楼門を潜って拝殿前では、「宮地嶽神社」三柱大神に新型コロナウイルス感染症拡大の一日も早い終息を願い、柏手を打たせていただきました。

写真②:「悪疫退散」「無病息災」の祈願文字が掲げられた楼門

   =「宮地嶽神社」で、14日撮影

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〈津屋崎の四季〉1203:ハマボウの花が満開

2020-07-13 12:33:44 | 風物

写真①:満開の花が美しいハマボウの並木

    =福津市・黒石川東岸で、7月13日午前10時5分撮影

 

津屋崎の特筆すべき植物・ハマボウ美しく

福津市・黒石川東岸の植栽並木で黄色い花満開

 7月13日午前、福津市末広の黒石川東岸沿いにあるハマボウ(アオイ科)の並木を訪れたら、直径約5㌢・㍍の黄色い花が満開になっていました=写真①=。

 南方系植物のハマボウは樹高約3㍍の落葉低木で、神奈川県三浦半島が自生北限。旧津屋崎町が平成11年(1999年)に発行した『津屋崎町史 通史編』の第1編「津屋崎のあらまし」に掲載されている「海岸植物」のくだりでは、ハマボウについて津屋崎の特筆すべき植物として、〈県内ではまれで、海岸の泥地に自生するが、津屋崎では塩浜の入り江に昔は多かった。しかし、最近は護岸工事や道路整備のため次々と消滅している〉と触れています。自生樹は同市末広の黒石川西岸にある2株=写真②=と、「津屋崎干潟」奥西岸の8株が残るだけ。黒石川東岸沿いの並木は、「つやざきハマボウの会」が2004年8月8日、種から育てた1~2年生の苗木60株超を延長150㍍に植えたものです。

写真②:枝が黒石川に垂れ下がっているハマボウの自生樹2株の一つ

    =福津市・黒石川西岸で、13日午前10時5分撮影

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〈津屋崎の四季〉1202:梅雨の晴れ間にフットパスを楽しむ

2020-07-11 17:19:37 | 風物

写真①:梅雨の晴れ間に彩りを添えるハマユウの白い花(向こう奥は「法華塔」)

    =福津市津屋崎1丁目の「津屋崎松原」入口で、7月11日撮影


梅雨の晴れ間に楽しむ「津屋崎里歩きフットパス」

福津市・「津屋崎松原」入口にハマユウの花咲く

  7月11日早朝、福津市内初のフットパス・「津屋崎里歩きフットパス」コースでそぞろ歩きを楽しみました。

 福津市津屋崎1丁目の「津屋崎松原」入口では、ハマユウの白い花が梅雨の晴れ間に彩りを添えています。花の向こう奥には、江戸時代後期の文政元年(1818年)、玄界灘での遭難者を供養するため、浦奉行や庄屋が建立した「法華塔」が見えます=写真①=。

 福津市宮司ケ丘1丁目の県道502号線の北側歩道わきに立てられている「津屋崎里歩きフットパス」コースの標識「つばき通り」=写真②=からしばらく歩くと、「宮地嶽神社」参道の門前町商店街入口の交差点です。土曜日でもあるせいか、家族連れや女性グループなど神社へ向かう参拝客の姿も多い感じです。

写真②:「津屋崎里歩きフットパス」コースの標識「つばき通り」

  =福津市宮司ケ丘1丁目の県道502号線の北側歩道わきで、11日撮影

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〈催事〉0589:「福岡ゆかりの作家」展

2020-07-01 09:48:01 | 行楽催事

写真①:「福岡ゆかりの作家」展に展示された吉村青春著の『津屋崎学』と『鵲声』、『津屋崎の四季』(下段)

    =カメリアステージ図書館で、6月26日撮影

 

福津市カメリアステージ図書館で吉村青春著・〝津屋崎の記憶遺産〟3部作展示

『津屋崎学―A  Quaint  Town  Tsuyazaki-sengen  Guide』改定版

『鵲声(じゃくせい)-津屋崎(つやざき)センゲン』

津屋崎の四季―野鳥と自然のハーモニー

 福津市津屋崎1丁目の市複合文化センター「カメリアステージ」図書館2階の受付カウンター横で、赤川次郎、安部龍太郎、五木寛之などの著作を紹介した「福岡ゆかりの作家」展が開かれています。新型コロナ感染症患者拡大対策で開館業務を自粛していたのを解除、正常に戻ったのを機に同館が6月25日から8月までの予定で開催。図書館に収蔵いただいている私の“津屋崎の記憶遺産3部作”も、吉村青春の筆名で展示されています=写真①=。

 展示中の吉村青春著書3冊は、津屋崎の郷土史と自然のガイド本、吉村青春著『津屋崎学―A  Quaint  Town  Tsuyazaki-sengen  Guide』(B5判カラー、314㌻。Obunest刊)改定版=令和元年(2019年)発行=と、平成18年(2006年)発行の吉村青春第一詩集『鵲声(じゃくせい)-津屋崎(つやざき)センゲン』(A6判、175㌻。新風舎文庫刊)と、津屋崎の四季の風景や祭り、動植物、野鳥85種を写真計180枚と詩文で記録した同25年(2013年)発行のアルバム本、『津屋崎の四季―野鳥と自然のハーモニー』(A6判カラー、196㌻、非売品。Obunest刊)。

 この3著は、消えゆく古里の素晴らしさを記録する私家版・〝津屋崎の記憶遺産〟3部作と考えています。拙い著書ですが、これらを参考に私の母校・津屋崎小学校の児童をはじめ次代を担う若者たちが津屋崎の新たな歴史や自然の宝を掘り起こし、後世に継ぐ著作を生み出すとともにまちづくりに繋げていただければ嬉しいです。

 『津屋崎学―A  Quaint  Town  Tsuyazaki-sengen  Guide』改定版=写真②=。は、平成23年(2011年)2月12日発行した第1版の記述の一部について、津屋崎千軒を代表する町家・「豊村酒造」の主屋が明治20年(1887年)に建築された不動産台帳の記録が、平成27年(2015年)に納戸から見つかった新事実などを補正、追加した内容です。私が会長を務めさせていただいている福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(会員49人)のガイド養成講座の受講者教本に活用しています。収録した記事は、「第1章 津屋崎の魅力」から始め、「第2章 津屋崎塩田の軌跡~津屋崎は塩で保(も)つ~」、「第3章 “筑豊の炭鉱王”・伊藤伝右衛門と津屋崎」や、「第16章 卯建と鏝絵の町家巡り」、「第19章 津屋崎の食文化」まで全19章で構成したあと、「津屋崎年表」を掲載。平成15年から撮影した津屋崎の祭りや社寺、「津屋崎干潟」に飛来する冬鳥・クロツラヘラサギなどの写真402枚と地図60枚付きで分かりやすく表現しています。2011年11月22日付西日本新聞掲載記事で紹介されました。

写真②:津屋崎千軒の町家や卯建、鏝絵を紹介した『津屋崎学―A  Quaint  Town  Tsuyazaki-sengen  Guide』のページ

『津屋崎の四季―野鳥と自然のハーモニー』は、津屋崎の美しい四季の自然と、あいらしい野鳥の姿を多くの方に知っていただき、愛しんでもらいたい――との想いを託し、私が平成18年(2006年)8月からインターネットのポータルサイト「goo」に連載した吉村青春ブログ「津屋崎センゲン」に連載中の『津屋崎の四季』、『日記』、『津屋崎の野鳥』、『催事』『詩』などから選んだ記事を収録したほか、平成24年(2012年)2月から始めたfacebook吉村勝利(青春)へのアップ記事などに写真を添え、書籍化しました。

 掲載記事は、〈春の章〉・ホオジロから始め、〈夏の章〉・トビや「恋の浦」に咲くハマゴウの花、〈秋の章〉・マミジロタヒバリ、セグロカモメ、〈冬の章〉・天日干し、古墳群の夕暮れの4章に分けました。地図3枚、野鳥索引付きで分りやすく表現しています。表紙写真は2006年12月31日午後5時16分、相島(福岡県新宮町)そばの玄界灘に沈む「結びの夕陽」(本誌〈冬の章〉163㌻にも、その年最後の夕陽を見送るイベントとして写真付きで紹介)です。

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