吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

倒木

2008-11-30 18:11:11 | 風物
2008年11月30日/〈津屋崎の四季〉349・倒木


写真①:幹の真ん中付近から折れて倒れた樹木
     =福津市渡半島の大峰山で、2008年11月30日午前8時19分撮影

 11月30日朝、福津市渡半島の大峰山(標高114㍍)に登ろうと、山頂の「東郷公園」へ通じる石段を上がったところで、玄界灘に面して立っていた大きな木が倒れているのに気付きました=写真①=。

 29日に吹き荒れた突風で、幹の真ん中付近から折れたようです。28日から遊びに来ていた神戸市の義妹夫婦を「東郷公園」へ案内する途中でした。西側に相島が望める景勝ポイントの近くで、残念です。
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2008年11月29日/〈日記〉301・第2回九州町並みゼミ福岡大会

2008-11-30 04:14:58 | 日記
写真①:旧福岡県公会堂貴賓館を見学する「第2回九州町並みゼミ福岡大会」参加者
     =福岡市中央区で、2008年11月29日午後2時37分撮影

〝まちのにぎわい〟を復興させよう
「第2回九州町並みゼミ福岡大会」に行ってきました
基調講演や町歩き、分科会にも参加

 福岡の町並みや歴史的建造物を保存・活用し、〝まちのにぎわい〟を復興させよう――と、11月29日から福岡市早良区の早良市民センターで始まった「第2回九州町並みゼミ福岡大会」(同大会実行委員会とNPO法人全国町並み保存連盟九州ブロック主催)に行ってきました。

 午後零時40分から早良市民センター4階ホールで、西村幸夫・東京大学大学院教授が「歴史的町並みとまちづくり」のテーマで基調講演。全国のまちづくりが先達者により約50年前から始まり、国交省や文化庁管轄の法律によるまちづくり補助事業の現状を学べました。

 午後2時過ぎから1時間半、5コースに分かれて町並み見学。私は博多(大浜・御供所)コースを参加者約30人と歩き、福岡歴史探訪ガイド4人の案内で国指定重要文化財・旧福岡県公会堂貴賓館(中央区西中洲6)=写真①=や、黒田長政が黒田家の菩提寺とした横岳山崇福寺(おうがくざんそうふくじ=博多区千代4)などを見て回りました。旧福岡県公会堂貴賓館は明治43年に建設された洋風建築の木造2階建てで、福岡県教育庁庁舎に使われていた約30年前、教育庁担当記者として近くの県庁(現在東区に移転、跡地にはアクロス福岡が建つ)内の記者クラブから足しげく通っていた記憶が蘇りました。

 午後3時半からは、崇福寺で「町並み継承の事始め」をテーマに開かれた第二分科会に出席。三島伸雄・佐賀大学准教授がコーディネーター、西村東大教授が助言者となり、北島力氏(八女福島伝統的町並み協定運営委員会)ら4人のパネリストが討論しました。

 私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」からは、「文化遺産をまちづくりに活かす」がテーマの第一分科会(会場・早良市民センター)と、「まちのにぎわい再生と暮らし~観光への期待~」がテーマの第三分科会(会場・金竜山道場院一光寺)など5つの分科会を合わせ計5人の会員が参加しました。

 大会は、30日にパネルディスカッションが行われ、閉会します。
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2008年11月28日/〈津屋崎の四季〉348・ユリカモメ渡来数増える

2008-11-28 08:15:35 | 風物

写真①:砂浜で群れになって翼を休めるユリカモメ(手前の3羽)
     =福津市天神町の津屋崎浜で、2008年11月27日午前11時20分撮影

 11月も、あと2日間。師走が近づくにつれ、福津市の津屋崎浜では冬鳥のユリカモメ(カモメ科)の渡来数が増えてきました。嘴と脚が赤く、眼の後に小さな黒班があり、かわいい小形のカモメです

 10月16日朝、「津屋崎海水浴場」の波打ち際で今季初渡来の1羽を確認していましたが、11月27日朝は天神町の津屋崎浜で群れになって翼を休め、片脚を上げて伸びをしている個体の姿もみられました=写真①=。

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2008年11月27日/〈津屋崎の四季〉347・ツグミ次々飛来

2008-11-27 09:30:41 | 風物

写真①:電線に止まって、鳴いているツグミ
     =福津市新東区で、2008年11月27日午前7時41分撮影

 福津市津屋崎に、冬鳥のツグミ(ツグミ科)が次々と飛来しています。新東区の住宅街の電線に止まって翼を休め、「クエッ、クエッ」と鳴いています=写真①=。

 体長24㌢。電線に並んで止まっているスズメ(ハタオリドリ科、体長14㌢)と比べると、かなり大きいことが分かります。


写真②:スズメ(左)よりかなり大きいツグミ
     =福津市新東区で、27日午前7時39分撮影

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2008年11月26日/〈今月・来月の行楽・催事案内〉068:宮地嶽神社の紅(黄)葉

2008-11-26 11:33:03 | 行楽催事

写真①:見ごろになった「七福神社」の紅葉
     =福津市宮司元町の宮地嶽神社奥之宮八社で、2008年11月26日午前9時54分撮影


奥之宮八社・「七福神社」の紅葉見ごろ
宮地嶽神社境内のイチョウ並木黄葉も


 福津市宮司元町の宮地嶽神社奥之宮八社・「七福神社」で26日、カエデの紅葉が見ごろになりました=写真①=。

 宮地嶽神社境内の奥の院にある「七福神社」は、福徳の神・七福神を祀ってあり、奥之宮八社の一番社。七福神とは、恵比須、大黒天、布袋、福禄寿、毘沙門天、弁財天、寿老人の七神をいい、お参りすると7つの福が授かると信仰されています。

 宮地嶽神社・「開運殿」南側の自動車参道下の土手に植栽されたイチョウの並木も、黄金色に輝く黄葉=写真②=が、参拝客の目を楽しませています


写真②:参拝客の目を楽しませているイチョウ並木の黄葉
     =宮地嶽神社境内で、2008年11月26日午前9時45分撮影

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2008年11月25日/〈津屋崎の四季〉346・オオバン戻る

2008-11-25 09:58:00 | 風物

写真①:水面を元気に泳ぐオオバン
     =福津市的岡の「新堤池」で、2008年11月25日午前9時20分撮影

 福津市的岡の「新堤池」に11月25日朝、冬鳥のオオバン(クイナ科)=写真①=が戻ってきました。08年4月5日に見かけて以来の対面です。

 07年は11月4日に飛来したのを初めて確認しています。同月29日と30日には、福津市塩浜の水路でも泳いでいる1羽を見かけました。08年冬季も、市内に何羽かが飛来してくれるでしょう。

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2008年11月23日/〈津屋崎の四季〉345・カマキリ

2008-11-23 21:21:45 | 風物
写真①:死んだふりをしているように動かないカマキリ
     =福津市津屋崎2丁目で、2008年11月22日午後5時2分撮影

 福津市津屋崎は11月23日、夕方から小雨が降り出しました。

 外出から帰宅し、玄関のポーチをふと見ると、1匹のカマキリ=写真①=が、静かに横たわっています。なんだか、物悲しい光景です。

 この時季に、カマキリがまだいたのか、とじっと観察していると、褐色の体は死んだふりをしているように動きません。しばらくして、ゆっくり動いたものの、足運びは鈍い感じです。
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2008年11月22日/〈津屋崎の四季〉344・カワセミ現る

2008-11-22 09:04:48 | 風物

写真①:久しぶりに「新堤池」に姿をみせたカワセミ
     =福津市的岡で、2008年11月22日午前7時31分撮影

 福津市津屋崎は11月22日朝、霜が降り、小春日和となりました。

 まだ冷気が漂っていた的岡の「新堤池」には朝、久しぶりにカワセミ(カワセミ科)1羽が姿を見せました=写真①=。

 岸辺の木の枝に止まって、じっと池の表に浮かぶ小魚を待っているようです=写真②=。


写真②:岸辺の木の枝に止まって、じっと池の表に浮かぶ小魚を待つカワセミ
     =「新堤池」で、22日午前7時30分撮影


〝 飛ぶ翡翠〟と言われる背中のコバルト色の羽毛が、朝日に輝いて綺麗です=写真③=。


写真③:朝日に輝く背中のコバルト色の羽毛が綺麗なカワセミ
     =「新堤池」で、22日午前7時31分撮影

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2008年11月21日/〈津屋崎の四季〉343・ミヤコドリ居つく

2008-11-21 12:03:03 | 行楽催事
写真①:波打ち際で餌を探すミヤコドリ
     =福津市天神町の津屋崎浜で、2008年11月21日午前11時45分撮影

 福津市津屋崎は11月21日朝、みぞれのような冷たい雨が降りました。日増しに寒くなってくるようです。

 津屋崎海水浴場の津屋崎浜で11月8日朝、飛来が確認された珍鳥・ミヤコドリ(ミヤコドリ科)1羽は21日午前、天神町の津屋崎浜で元気に餌を探していました=写真①=。

 福岡県では博多湾への渡来が確認されているものの、春秋の渡りの時期に飛来する全国的に数が少ない旅鳥。津屋崎浜が気に入ったのか、居ついてくれたようです。

 頭から胸、背まで黒く、腹部は白色。嘴が朱色で長い綺麗な野鳥です=写真②=。どうぞ、ゆっくり津屋崎にご滞在を!


写真②:頭や胸、背が黒く、腹部は白、嘴が朱色と綺麗なミヤコドリ
     =天神町の津屋崎浜で、11月21日午前11時44分撮影
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2008年11月21日/〈日記〉300・新時代の遺産・文化観光

2008-11-21 09:43:29 | 日記
写真①:〈津屋崎千軒〉の古い町並みに残る町家の一つ、明治末期創業の荒物店・旧「乙藤商店」
     =福岡市津屋崎上本町で、2007年4月18日午後3時50分撮影

西山徳明九大教授の講演で指摘
遺産文化観光に有効な〈リビングヘリテージ〉や『エコミュージアム』
『歴史まちづくり法』は、歴史文化基本構想を実現する手段の一つ

 11月18日夜、福岡市で開かれた西山徳明・九州大学大学院芸術工学研究院教授(都市計画)の「歴史的町並みとツーリズム」の講演会を受講して、これからの遺産・文化観光では〈リビングヘリテージ〉や『エコミュージアム』が注目されていることを知りました。

 西山教授は、講演で「観光で一番大切なのは、その遺産・文化の価値を十分な専門性に基づき訪問客や住民に伝える『インタープリテーション』。観光客に価値をどう伝えるか、インタープリタ(遺産解説者)の力量が重要」と指摘。歴史的な町並みの観光市場を開くものとして、景観(ハード)と人の暮らし(ソフト)が一緒になった(フュージョンした)〈リビングヘリテージ〉が1970年ごろ生まれ、町並みの現場で遺産を保存して観光する『エコミュージアム』が創られるようになったという。

 『エコミュージアム』は、町並みの中に情報と解説する人を配置した〈コア博物館〉で観光客が町並みの遺産・文化の予備知識を学んだあと、ストーリーに従って作られた〈デスカバリートレイル(発見の小径)〉を歩き、オリジナルな現地にある本物遺産・〈サテライト博物館〉を観光する趣向です。日本でも、山口県萩市が「萩城下町」や「明治維新」などのストーリーで作った『町中博物館』が成功例。西山教授は「福岡県うきは市吉井町のように、住んでいる人たちが楽しんでいるのを肩越しに観る観光が一番楽しい」と話されていました。

 〈津屋崎千軒〉=写真①=の遺産・文化の保存、活用についても、〈リビングヘリテージ〉や『エコミュージアム』の応用が必要と思われます。私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」では、07年11月から08年10月まで1年間のボランティアガイド=写真②=で観光客526人を案内しましたが、〈コア博物館〉があれば、町歩き前に〈津屋崎千軒〉の歴史文化を全般的に解説でき、ガイドがしやすいと感じています。福津市が09年7月にJAむなかた津屋崎支店跡にオープンさせる「まちおこしセンター」(仮称)が、〈コア博物館〉の役割をしてもらえればと期待したいところです。


写真②:〈津屋崎千軒そうつこう〉ガイドで「豊村酒造」を訪れた観光客
     =福岡市津屋崎新町で、2008年6月20日午前10時54分撮影


 ところで、西山教授の講演によると、文化庁は文化審議会文化財分科会企画調査報告書で提言された〈歴史文化基本構想〉を推進するため、08年5月から地方自治体が歴史文化基本構想や保存活用計画を策定し、地域の文化財を総合的に把握、活用するまちづくりを打ち出し、福岡県太宰府市=写真③=をはじめ全国で20個所を「文化財総合的把握モデル事業」地区に採択して国の08年度事業予算を付けています。


写真③:参拝客で賑わう大宰府天満宮
     =福岡県太宰府市で、2005年11月17日午後3時02分撮影

 また、国交省・農水省・文化庁の共管で08年春、「歴史まちづくり法」(地域の歴史的風致の維持及び向上に関する法律)が制定されました。国指定、選定文化財を中心とする歴史的風致を、市町村が策定した〈歴史的風致維持向上計画〉に基づき、歴史的環境形成総合支援事業(新設)や、街並み環境整備事業、都市公園事業、まちづくり交付金などの特例や事業制度で支援するものです。西山教授は「〈歴史的風致維持向上計画〉の役割は、〈歴史文化基本構想〉と酷似したものです。文化庁のモデル事業に採択された自治体の歴史文化構想は、そのまま歴史的風致維持向上計画としても機能するでしょう」と解説されました。

 そのうえで、西山教授は「〈歴史文化基本構想〉を、この〈歴史的風致維持向上計画〉の役割のみに終わらせないことが重要です。〈歴史文化基本構想〉の保存・活用の対象は『歴史まちづくり法』とは異なり、『国指定、選定文化財を中心とする歴史的風致』に限定せず、民俗文化財や美術工芸に見られるような無形や有形動産のみから構成される文化財群も含む包括的かつ地域の文化財〈文化遺産〉の実情を直視したものを理念としています」と説明。

 さらに、『歴史まちづくり法』は、都市空間や地域空間を不動産である施設や景観として整備することに主眼が置かれているため、〈歴史文化基本構想〉が本来目指した地域住民の生活に寄り添って存在している歴史文化を総合的、包括的に保存、活用する視点からみると、不足する部分がある。『歴史まちづくり法』は、あくまでも〈歴史文化基本構想〉を実現する手段の一つにすぎない」と釘を刺されました。

 〈津屋崎千軒〉の古い町並みと海辺の自然を保存・活用するには、この〈歴史文化基本構想〉の策定、実現が、大きなテコの一つになる可能性があるような気がします
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