写真①:「津屋崎干潟」に飛来したマガモの群れ
=福津市渡で、2017年10月31日午前10時35分撮影
晴天の「津屋崎干潟」に冬鳥・マガモの群れ飛来
10月31日、福津市津屋崎は晴れわたり、爽やかな天気。渡の「津屋崎干潟」では冬鳥のマガモの群れが飛来、元気に内海の波を切っています=写真①=。
写真①:「津屋崎干潟」に飛来したマガモの群れ
=福津市渡で、2017年10月31日午前10時35分撮影
晴天の「津屋崎干潟」に冬鳥・マガモの群れ飛来
10月31日、福津市津屋崎は晴れわたり、爽やかな天気。渡の「津屋崎干潟」では冬鳥のマガモの群れが飛来、元気に内海の波を切っています=写真①=。
写真①:山道の右端に道標が立つ「万葉古道 名児山越え」の登り口付近
=福津市奴山で、2017年10月27日午前10時35分撮影
大伴坂上郎女が歩いた古代の官道・〈名児山越え〉を同じ11月に辿る
福津市奴山で「第17回ふるさと塾・万葉古道の植物探訪」開催
今から1,287年前、奈良時代の天平2年(730年)11月、万葉歌人・大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)が歩いたという、大宰府から奈良の都へ通じる古代の官道・〈名児山(なごやま)越え〉(福岡県福津市奴山)=写真①=を、私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は11月14日(火)に開催する第17回「〈津屋崎千軒〉ふるさと塾「万葉古道」の植物探訪で歩きます。10月27日、会員4人で2回目の下見をしましたが、幅1メートルほどの険しい峠道には倒木や枯れ枝があちこちに散乱し、整備に時間を取られました。
大宰帥(だざいのそち。大宰府の長官)に任ぜられた大伴旅人(たびと)の異母妹だった郎女が、帥の家を発って宗像大社のある宗像市田島に通じる奴山の名児山を越え、奈良の都に帰る際に詠んだ次のような長歌が、8世紀後半に成立したとされる日本最古の歌集・『万葉集』(巻6 963番)に収録されています。
〈大汝(おおなむち) 少彦名(すくなひこな)の 神こそは 名づけ始(そ)めけめ
名のみを 名児山(なごやま)と負ひて わが恋の千重の一重も 慰めなくに〉
歌の意味の現代語訳では、〈大汝の神と少彦名の神が名付けたに違いない名児山は、〝心が和む山〟という意味を持ちながら、私の悩む恋心の千分の一さえ慰めてはくれない〉。大汝(大国主)と少彦名は、国造の神です。
郎女は、女流としては最も多く万葉集に歌を残しています。大らかな美人だったようで、恋の歌「相聞歌」に優れ、女性の哀感を歌にした人でした。大納言になった大伴旅人の帰京より一足先に大宰府から旅立った郎女は、宗像3女神が古代海路の守護神として朝廷に篤く信仰され、海北道中の守護神・道主貴(みちぬしのむち)が鎮座する宗像大社に都までの長旅の安全を祈願しに寄ったのでしょう。
この郎女の歌を紹介する〈名児山万葉歌碑〉=写真②=の解説文と歌を刻んだ石碑が平成11年(1999年)、福津市勝浦にある農産物直売所〈あんずの里ふれあいの館〉の上のあんずの里運動公園〉道路脇に建てられています。
写真②:大伴坂上郎女の〈名児山万葉歌碑〉の解説文(左)と歌を刻んだ石碑
=福津市勝浦の「あんずの里運動公園」で、2017年10月23日撮影
「万葉古道の植物探訪」参加者20名募集中
11月の「万葉古道」の植物探訪では、「万葉古道 名児山越え」の起伏に富む山道約500mを踏破し、古代・万葉歌人の歌心に想いを寄せたいと、参加者(定員20人、申込先着順)を募集中です。午前10時に「福津市複合文化センター」前駐車場に集合、乗用車に分乗して「万葉古道 名児山越え」を訪ね、「海とまちなみの会」、「宗像植物友の会」両会員の2名とともに約30分歩き、詳しく植生も調査。この後、車で「万葉歌碑」を訪れ、同文化センターに12時帰着、解散します。参加費は資料代2百円。水筒、杖、手袋持参、歩きやすい服装、登山靴で参加を。申し込みはメールyosi3019@sage.ocn.ne.jpで本会事務局・吉村へ。
写真①:奴山上練原の産神・「酒多神社」の石鳥居
=福津市奴山上練原で、2017年10月10日撮影
〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 63
:酒多神社
奴山上練原の産神
福津市奴山上練原(ねりわら)にある酒多(すだ)神社=写真①=は、酒田(さかた)神社とも呼ばれています。福津市桂区奴山上練原(ねりわら)の産神です。
宗像大社の「七十五末社」の一つで、宗像大社の正平23年(1368年)の『宗像宮年中行事』に「酒田明神」と記されています。祭神は不詳ですが、一説には大物主神(おおものぬしのかみ)、神功皇后、応神天皇、工女兄比売(えひめ)を祭るという。神職は、同市勝浦浜の「年毛神社」の宮司が兼帯。1月8日、9月28日に祭祀が営まれます。
写真①:二川秀臣さんの版画・肥前浜宿「山口醤油」
=福津市畦町の「ぎゃらりぃ畦」で、2017年10月21日撮影
二川秀臣さんの「長崎街道版画展」と
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群版画展
――福津市畦町の「ぎゃらりぃ畦」で開催中
福津市畦町の「ぎゃらりぃ畦」で、二川秀臣「長崎街道版画展」が、10月29日(日曜)まで木曜13~17時と土・日曜11~17時に開かれています。入場無料。
宗像市自由ケ丘2の二川秀臣さんが、佐賀市にある佐賀城鯱の門、武雄温泉蓬莱門、肥前浜宿=写真①=、塩田宿(以上佐賀県)や、長崎崇福寺、長崎出島などを題材にした26点で、長崎街道(豊前国小倉から肥前国長崎までの約230Kを結ぶ江戸時代の街道)佐賀路、長崎路を描いています。多くの絵はがき(1枚百円)も展示。
世界遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群版画展も同時開催されており、構成資産である宗像大社の辺津宮(宗像市)=写真②=、中津宮(大島)や新原・奴山古墳群(福津市)などの作品も並べられています。
写真②:宗像大社「辺津宮」の版画
写真①:「相島」背後の玄海灘に沈み行く夕陽を観賞する人たち
=福津市・「宮地浜」で、2017年10月20日午後5時20分撮影
「相島」背後の玄海灘に沈む夕陽を観賞
家族連れで賑わう〝夕陽名所〟の福津市・「宮地浜」
10月20日夕、〝夕陽名所〟で知られる福津市・「宮地浜」は、玄海灘に浮かぶ「相島」(福岡県新宮町)の背後に沈む夕陽を観賞する人たちで賑わいました=写真①=。
午後5時30分すぎ、夕陽は「相島」背後の玄海灘に沈む直前、雲に隠れ始めました=写真②=。私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が市民募金で設置した宮地浜「夕陽風景時計」そばで、カネラで写真を撮っていた女性から「あーッ、もうちょっと顔を出しといて!」とため息まじりの声が漏れました。それでも、日没後の雲を赤く染めた夕焼けも観賞でき、楽しそうでした。
写真②「相島」背後の玄海灘に沈む直前、雲に入る夕陽
=「宮地浜」で、午後5時30分撮影
写真①:秋雨にけぶる里山連山が遠望できる「津屋崎干潟」
=福津市渡、2017年10月16日午前10時55分
秋雨続く福津市津屋崎
「津屋崎干潟」でハママツナが紅葉
福岡地方は、このところ秋雨続き。福津市津屋崎も10月16日、雨模様で肌寒さを感じます。
渡の「津屋崎干潟」からは、遠くに見える津屋崎の里山連山が雨にけぶっています=写真①=。水際に生える海浜植物・ハママツナ(浜松菜。アカザ科)の緑色の葉は、もう赤紫色に紅葉していました。
写真①:雨の中、参拝客が行き来する「宮地浜」(向こう)まで真っすぐ延びる参道の石段最上部からの絶景
=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で、平成29年10月13日午前11時15分撮影
きょう14日から「夕陽のまつり」と「九州食の収穫祭in福津2017」開幕
―福津市・「宮地嶽神社」と「津屋崎漁港」
福津市できょう10月14日(土)、「夕陽のまつり」と「九州食の収穫祭in福津2017」が開幕します。
宮司元町の「宮地嶽神社」では、81段ある石段=写真①=から年2度だけ見られる宮地浜まで真っすぐ延びる参道を夕陽が照らしながら沈む〝光の道〟(平成28年2月に人気アイドルグループ「嵐」のJALテレビCMで全国的に有名になった夕陽絶景)を一見の価値ありとして、22日(日)まで「夕陽のまつり」を開催。参道石段を午後3時から閉鎖、上方の石段付近で観覧できる祈願特別席(5千円)150席を予約受付し、下方の石段の一般観覧席(無料)を午後2時から受け付けるという。
天気予報では14日から秋雨前線のため連日雨模様になりそうなのが、気がかりです。参道を真上から夕陽が照らして「相島」(福岡県新宮町)背後の玄界灘に沈む18日(水)、私が所属する福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が午後2時半~6時開催予定の〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観(参加料保険・資料代2百円)も約30人の方が参加を予約(問い合わせは「海とまちなみの会」事務局・吉村へメールyosi3019@sage.ocn.ne.jpか、電話090-7451-8063で)されていますが、雨天中止にならないよう願っています。
18日の〝絶景の道〟のフットパスは午後2時15分、福津市宮司3丁目の旅館「大阪屋」(西鉄「宮地嶽神社前」バス停前)に集合。午後2時半から同神社参道石段最上部へ「津屋崎里歩きフットパス」(平成27年9月、NPO法人新日本歩く道推進機構から『絶景の道100選』認定)コースをウオーク。〝光の道〟の参道を眺めて参拝後、宮司4丁目にある高野山真言宗寺院・「海心寺」で歌謡や舞踊関係者の信仰を集める全国唯一という「金剛歌(か)菩薩」と「金剛舞(ぶ)菩薩」を吉原泰祐住職に解説いただき拝観します。京都の名仏師・江里康慧(えりこうけい)師、同夫人の截金(きりがね)師・江里佐代子師(人間国宝、平成19年他界)作で、ともに木彫、高さ約1.5㍍(平成元年落慶法要)。「海心寺」見学後は、午後5時に宮地浜「夕陽風景時計」前で玄界灘に沈む夕陽=写真②=を観賞、日没後の6時に解散します。
写真②:年に二度だけ「宮地嶽神社」参道を照らし鳥居向こうの玄界灘に沈む夕陽を観る人たち
=福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」前で、平成28年10月18日午後5時15分撮影
「九州食の収穫祭in福津2017」(実行委員会主催)は、津屋崎4丁目の「津屋崎漁港」で15日(日)まで午前10時から午後5時(15日は午後4時)まで開かれます。九州各地域が誇る食材、郷土料理、食文化など「食」をテーマにしたまちおこしイベントです。大分県宇佐市の唐揚げ、手羽先や、長崎県新上五島町のうどん、熊本県南阿蘇村のあか牛の牛串刺、福津市の福岡県立水産高校の水高バーガーなど約40店が勢ぞろいし、入場無料。
14日午前10時すぎ、会場を訪れると、早くも大勢の買い物客が詰め掛けており、「水高バーガー」の売り場に列ができるなど各店舗は賑わっていました=写真③=。
写真③:大勢の買い物客が詰め掛けた「九州食の収穫祭in福津2017」会場
=福津市・「津屋崎漁港」で、14日午前10時15分撮影
写真①:「第15回全国門前町サミットin福津」開会式で挨拶する原﨑智仁福津市長
=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」・開運殿で、2017年10月13日午後1時5分撮影
「宮地嶽神社」で「第15回全国門前町サミットin・福津」開催
日本の神社仏閣を中心に発展した門前町のある自治体、観光・商工団体関係者が、地域活性化やまちづくりを推進する会議の「第15回全国門前町サミットin福津」が10月13日、福津市宮司元町の「宮地嶽神社」・開運殿で開かれました。
福津市と同市観光産業活性化協議会の主催で、奈良県斑鳩町や千葉県成田市、福岡県宇美町など全国13市町村から約80人が出席。開会式で原﨑智仁福津市長が「福津市は延長22Kの海岸線があり、白砂青松の自然豊かなまちです。近年、参道の〝光の道〟で有名になった宮地嶽神社には年間330万人が訪れています」と挨拶し、各門前町自治体が取り組み状況を報告、意見交換しました。記念講演では、浄見譲・「宮地嶽神社」宮司が『北部九州の海人族(あまぞく)』の演題で語りました。
写真①:格子に貼られた「音楽散歩」と〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観のポスター
=福津市屋崎3丁目18-16の「貝寄せ館」で、2017年10月7日撮影
貝寄せの浜・〈貝寄せ館〉物語 112
:〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観、18日開催
参加者30人を募集しています
秋の行楽シーズンを迎え、津屋崎千軒の散策客が目立つようになりました。〈津屋崎千軒通り〉にある福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(同市津屋崎3丁目18-16)にも10月7日、福岡市からの家族客や女性グループが来館。入り口わきの格子に貼った18日(水)開催の、〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観(「海とまちなみの会」主催)と9日(月・祝)開催の「音楽散歩」(藍の家保存会主催)のポスター=写真①=について、同会の観光ボランボランティアガイドで館内に詰めていた私に尋ねられました。
〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観は18日午後2時半~6時、開催。午後2時15分、福津市宮司3丁目の旅館「大阪屋」(西鉄「宮地嶽神社前」バス停前)に集合。午後2時半から81段ある同神社参道石段の最上部へ「津屋崎里歩きフットパス」(平成27年9月、NPO法人新日本歩く道推進機構から『絶景の道100選』認定)コースをウオーク。18日ごろと2月23日ごろの年2度だけ見られる宮地浜まで真っすぐ延びる参道を夕陽が照らしながら沈む絶景(平成28年2月、人気アイドルグループ「嵐」のJALテレビCMで全国的に有名になった〝光の道〟)=写真②=の道のフットパスウオークを楽しみ、途中、宮司4丁目にある高野山真言宗寺院・「海心寺」で歌謡や舞踊関係者の信仰を集める全国唯一という「金剛歌(か)菩薩」と「金剛舞(ぶ)菩薩」を拝観します。
写真②:参拝客のシルエットを投影する参道先の玄界灘に沈む夕陽
=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」参道石段最上部で、2013年2月24日午後6時吉村勝利撮影
「海心寺」では、吉原泰祐住職から京都の名仏師・江里康慧(えりこうけい)師、同夫人の截金(きりがね)師・江里佐代子師(人間国宝、平成19年他界)作の「金剛歌菩薩」、「金剛舞菩薩」(ともに木彫、高さ約1.5㍍、平成元年落慶法要)について解説していただきます。「金剛歌菩薩」は、琵琶の原型とされ本物が奈良の正倉院に残る古代の弦楽器を奏でながら歌っている姿の像です。截金は、金箔や銀箔を切って三角や四角などの小片にして彫刻や絵画などに貼り、輪郭線や文様を表す装飾技法。
「海心寺」見学後は、午後5時に宮地浜「夕陽風景時計」前で玄界灘に沈む夕陽を観賞、日没後の6時に解散します。歩きやすい服装、靴で、水筒持参。雨天中止。参加料は、保険・資料代2百円。募集定員は申し込み先着順30名様で、7日までに福岡、大野城、福津3市や福岡県須惠町、鞍手町在住の男女から申し込みが来ています。申し込みは「海とまちなみの会」事務局へメールyosi3019@sage.ocn.ne.jpか、電話090-7451-8063で12日(木)までに担当吉村まで。
9日の「音楽散歩」は、午前10時から午後4時まで津屋崎千軒一帯で行われます。「豊村酒造」酒蔵ステージではオペラ、「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」では二胡演奏などを開催。チケット(18歳以下無料)は前売り大人1,500円、当日大人2,000円で、『藍の家』や福津市まちおこしセンターなどで購入できます。
写真①:〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観の参加者募集チラシ
〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観
10月18日開催の参加者30人を募集しています
津屋崎の夕陽が綺麗な季節になりました。私が所属する福岡県福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は10月18日(水)午後2時半~6時、〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観=写真①=を開催します。同市宮司元町の「宮地嶽神社」の81段ある石段から年2度だけ見られる宮地浜まで真っすぐ延びる参道を夕陽が照らしながら沈む〝絶景の道〟のフットパスウオークを楽しみ、途中、宮司4丁目にある高野山真言宗寺院・「海心寺」で歌謡や舞踊関係者の信仰を集める全国唯一という「金剛歌(か)菩薩」と「金剛舞(ぶ)菩薩」を拝観します。
午後2時15分、福津市宮司3丁目の旅館「大阪屋」(西鉄「宮地嶽神社前」バス停前)に集合。午後2時半から同神社参道石段最上部へ「津屋崎里歩きフットパス」(平成27年9月、NPO法人新日本歩く道推進機構から『絶景の道100選』認定)コースをウオーク。平成28年2月に人気アイドルグループ「嵐」のJALテレビCMで全国的に有名になった絶景・〝光の道〟の参道を眺めて参拝後、「海心寺」で吉原泰祐住職から京都の名仏師・江里康慧(えりこうけい)師、同夫人の截金(きりがね)師・江里佐代子師(人間国宝、平成19年他界)作の「金剛歌菩薩」、「金剛舞菩薩」(ともに木彫、高さ約1.5㍍、平成元年落慶法要)について解説していただきます。「金剛歌菩薩」は、琵琶の原型とされ本物が奈良の正倉院に残る古代の弦楽器を奏でながら歌っている姿の像です。截金は、金箔や銀箔を切って三角や四角などの小片にして彫刻や絵画などに貼り、輪郭線や文様を表す装飾技法。
「海心寺」見学後は、午後5時に宮地浜「夕陽風景時計」前で玄界灘に沈む夕陽=写真②=を観賞、日没後の6時に解散します。歩きやすい服装、靴で、水筒持参。雨天中止。参加料は、保険・資料代2百円。募集定員は申し込み先着順30名様で、6日までに福岡、福津両市や福岡県須惠町、鞍手町在住の男女から申し込みが来ています。申し込みは「海とまちなみの会」事務局へメールyosi3019@sage.ocn.ne.jpか、電話090-7451-8063で10月12日(木)までに担当吉村まで。
写真②:年に二度だけ「宮地嶽神社」参道を照らし鳥居向こうの玄界灘に沈む夕陽を観る人たち
=福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」前で、2016年10月18日午後5時15分撮影