写真①:外観五重、内部は6階の複合天守が雄大な「松江城」
=島根県松江市殿町で、2012年9月16日午前9時10分撮影
〈出雲・町歩きスポット〉4
:松江城
島根県松江市玉湯町玉造の「玉造温泉」で旅の疲れを癒し、一夜明けた9月16日朝、同市殿町にある国指定重要文化財・「松江城」=写真①=を訪ねました。
全国に現存する12天守の一つで、城下町・松江のシンボルです。天守は付楼を加えた複合天守で、高さ30㍍、外観五重、内部は6階となっており、最上階は望楼。慶長16年(1611年)、松江開府の祖・堀尾吉晴が5年ががりで完成させました。入母屋破風の屋根が、チドリが羽を広げたように見えることから〝千鳥城〟とも呼ばれています。
料金550円を納めて、入城。最上階の望楼からの360度の眺めは絶景でした=写真②=。
写真②:最上階の望楼からの松江市街の眺め
=「松江城」で、16日午前9時撮影
「松江城」の石垣は、自然石をほとんど加工せずに積み上げた「野面積(のづらづみ)」で、一見すると粗雑ながら頑丈な古い形式の積み方になっています=写真③=。
写真③:古い形式の積み方の「野面積」で築かれた石壁
=「松江城」で、16日午前9時15分撮影
お城を出て、北側にある「武家屋敷」に向かって道路わきの歩道を進んでいると、お城の堀川を巡る遊覧船=写真④=が水を切って行くではありませんか。以前、福岡県の水郷・柳川市の掘割を回る「どんこ舟」に乗った時の楽しい思い出が蘇りました。
写真④:「松江城」の堀川を巡る遊覧船
=松江市北堀町塩見縄手で、16日午前9時30分撮影