吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年2月12日/〈日記〉93・「筑前・染と織の美術館」訪問

2007-02-12 21:04:01 | 日記
写真①:丘の上にある白壁造りの「筑前・染と織の美術館」
     =北九州市若松区小竹で、2007年2月12日午後1時07分撮影

 2月12日午後、北九州市若松区小竹の「筑前・染と織の美術館」=写真①=を細君と訪ねました。頓田貯水池を見下ろす丘の上にあり、白壁造りの2階建て延べ約260平方㍍の建物です。

 田中種昭館長(78)が、北九州市職員時代から給料の多くをつぎ込み、20年間かけて集めた「染めと織り」の約5千点もの収蔵品を誇る全国でも数少ない私設美術館。オープンした1991年9月の開館式には、田中館長の親戚の作曲家團伊玖磨氏も駆けつけました。

 久留米絣(かすり)のコレクターとしては、日本で3指に入る田中館長だけに、久留米絣の名品は展示の目玉の一つ。この日も、「お雛様と久留米絣(連続幾何学模様)」展(4月22日まで)を開催中で、2階展示室には絵文様の美しい名品が数多く展示されていました。中でも、明治時代に作られた「部分と全体が同じ形になる」自己相似性を示すフラクタル図形の久留米絣、「図変わり連続幾何学文様 布団地」は、目を引かれます。このほか、収蔵品には嫁入りの際に持参する高価な「筒描(つつが)き」の布団表などもあるそうです。

写真②:フラクタル図形の久留米絣、「図変わり連続幾何学文様 布団地」
     =「筑前・染と織の美術館」で、07年2月12日午後1時15分撮影


写真③:久留米絣のデザインについて解説する田中館長
     =「筑前・染と織の美術館」で、07年2月12日午後1時12分撮影

 1階展示室では、お雛様の名品も展示。福島県郡山市の人形作家・阿部貞子さん作の「庄屋どんちのひな祭り」は、明治の童(わらべ)の生活風俗をモチーフにした創作雛人形で、3段飾り。最上段に、一人だけちりめんの着物を着た庄屋の娘が座り、2、3段目には木綿のかすりの着物姿の遊び仲間が並んでいます。


写真④:創作雛の3段飾り「庄屋どんちのひな祭り」
     =「筑前・染と織の美術館」で、07年2月12日午後1時10分撮影

 「筑前・染と織の美術館」(北九州市若松区小竹2376=℡093-791-3545)。開館時間は、午前10時―午後5時。休館日は、毎週月曜日(ただし、祝祭日は開館)。入館料は大人600円、小人300円。同館そばに駐車場あり。

筑前・染と織の美術館
    「筑前・染と織の美術館」位置図
       (ピンが立っている所)
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2007年2月12日〈福津市津屋崎の野鳥〉070:コゲラ

2007-02-12 10:59:24 | 福津市津屋崎の野鳥
写真①:木の幹に止まったコゲラ
     =福津市宮司の「宮地嶽自然歩道」で、2007年2月12日午前9時16分撮影

 日本で一番小さなキツツキ・コゲラ(キツツキ科)が、福津市宮司の「宮地嶽自然歩道」にいました。2月12日朝、「宮地嶽神社」奥之宮八社・不動神社から登った同自然歩道の森で写真を撮りました。後頭から頭にかけて「八」の字形の白斑が目立ちます=写真①=。

 留鳥で、体長15㌢。ちょうど近くの歩道わきの木に群れていたウソ(アトリ科)と同じ大きさです。体の上面は濃褐色で、背中や翼には白い横縞が何本もあります=写真②=。喉から胸にかけては白く、脇から腹にかけては褐色。

 枯木に穴を開けて営巣し、クモ類や昆虫類を樹上で採食します。「ギィー」と軋(きし)るような声で鳴きます。


写真②:背中や翼には白い横縞が何本もあるコゲラ
     =「宮地嶽自然歩道」で、07年2月12日午前9時15分撮影

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