吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0610:臼杵市のフットパスを楽しむ③

2022-11-01 08:37:15 | 行楽催事

写真①:大林宣彦監督作の映画『なごり雪』の「雪子の家」のモデルになった「釘宮邸」

    =大分県臼杵市で、2022年10月28日午後3時25分撮影

 

「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」のフットパス・リポート③

大分県臼杵市で最古の侍屋敷や塩田の町並みを歩きました

 大分県臼杵市で開かれた全国フットパスの集いin臼杵で、私が10月28日に参加した「城下町と鉄路巡り∔プチ里山コース」のフットパスは、午後3時25分、「釘宮邸」=写真①=に歩を進めました。屋敷の北側には、高さ約4mの石垣と低い土塀の内側に、白い窓枠の洒落た洋館風の建物があります。2002年に公開された大林宣彦監督作、三浦友和主演の映画『なごり雪』の「雪子の家」のモデルになった建物という。外観のみが公開されており、邸内が拝観できないのは残念です。

 このあと訪れたのは、臼杵市内に残る最古の侍屋敷「旧伊吹家住宅」=写真②=です。母屋は、江戸時代の寛政2年(1790年)の建築で、屋敷の周りに見事な石垣が巡らされているのが特徴。この建物も外観のみの公開となっています。

写真②:臼杵市内に残る最古の侍屋敷「旧伊吹家住宅」

 地元ガイドさんに「臼杵市に塩田はありましたか」と尋ねると、「ありました。塩田(しおた)という地名の場所にありました」と教えてもらいました。「旧伊吹家住宅」玄関前付近の高台から見下ろせた町並みが「塩田区」=写真③=でした。江戸時代から製塩業で栄え、津屋崎千軒と称される町並みが形成された福津市津屋崎にも、かつて津屋崎塩田があった地域に「塩浜」の地名が残っています。

写真③:昔は塩田が広がっていた塩田区の町並み

 「旧伊吹家住宅」から下る坂道脇の家の壁に「ここは上塩田区二組です」の標識                                                                                                                                                                                                                         =写真④=が取り付けられていました。

写真④:家の壁に掲示された「ここは上塩田区二組です」の標識

 武家屋敷跡や日豊本線の鉄橋、里山などの景色を楽しみながら約4㎞歩いたフットパスのゴールは、大正時代の駅舎が残る同本線上臼杵駅(同市福良)=写真⓹=でした。木造平屋の懐かしさが感じられ、素敵です。一緒に歩いた山梨県甲府市と臼杵市内の男女も含めた7人で駅のホームに上がる石段に並び、記念撮影しました。よんどころない事情のため、午後4時38分同駅発の上り列車に乗り、大分駅経由で鹿児島本線福間駅着でトンボ帰りする私を皆さんがホームで見送っていただき、大変恐縮しました。

写真⓹:大正時代の駅舎が残る「JR上臼杵駅」

    =臼杵市で、午後4時5分撮影

                        (終わり)

                                                                 

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