吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2015年1月31日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉092:サトウガイ

2015-01-31 08:14:04 | 「貝寄せ館」物語

写真①:「津屋崎浜」で採取されたサトウガイの貝殻

      =福津市津屋崎3丁目-18-16の「貝寄せ館」で、2015年1月27日撮影

 

貝寄せの浜・〈貝寄せ館〉物語 92

:サトウガイ

 

津屋崎浜で採取のサトウガイの貝殻

「貝寄せ館」にお目見え

 福津市の男性が1月25日、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(同市津屋崎3丁目)に同市・津屋崎浜で採取した貝殻40個=写真①=を持参。海産貝類に詳しい同会員の大賀康子さんと同館の調べで、サトウガイと分かりました。

  本州・九州産。殻の表面に放射状の筋があり、頂上部が膨らんでいるのが特徴です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月28日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉091:「白石浜」に寄せたアオイガイ

2015-01-28 06:46:33 | 「貝寄せ館」物語

 

写真①:「白石浜」で小学生が採取したアオイガイ

     =福津市津屋崎3丁目-18-16の「貝寄せ館」で、2015年1月18日撮影

 貝寄せの浜・〈貝寄せ館〉物語 91

:「白石浜」に寄せたアオイガイ

 

白石浜で採取のアオイガイの貝殻持参

福間の小学生が「貝寄せ館」に

 福津市中央1丁目に住む小学生の男の子が1月18日、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(同市津屋崎3丁目)をお父さんと一緒に訪れ、同市・「白石浜」で採取したアオイガイの貝殻=写真①=を見せてくれました。

 アオイガイは暖海にすみ、カイダコ(貝蛸)の別名があり、雌だけが卵の保育器に使う白い舟形をした薄くて白い殻を持つタコの仲間です。卵がすべて孵(かえ)ると雌は死に、抜け殻が海岸に漂着、津屋崎の漁師の間では「子宝貝」とも呼ばれ、縁起の良い貝とされています。

 「貝寄せ館」には2012年5月6日、津屋崎3丁目の川崎浩子さんが「津屋崎浜」で採取した大きなアオイガイ(長さ約17㌢、幅約11㌢)を、13年5月18日には津屋崎4丁目で「花祭窯」を営む陶芸作家藤吉憲典さん(「海とまちなみの会」会員)が「恋の浦」で採取したひとまわり小さいアオイガイをそれぞれ寄贈。いずれも欠けた部分のない貝殻の造形美が見事で、観光客の皆さんも感心されています。

 この小学生の男の子が「白石浜」でゲットしたアオイガイは、縁の一部が欠けていますが、長さ約18㌢の堂々たる大きさです。「前に『貝寄せ館』で見たアオイガイと同じ貝殻と分かって、良かった」とうれしそうでした。私も13年6月1日、「白石浜」で完全な形の1個(長さ12㌢、幅7㌢)を採集したので、男の子の気持ちが分かります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月27日〈エッセー〉036:マッサンと津屋崎人形

2015-01-27 09:22:32 | エッセー

 

写真①:NHKで放映中の朝の連続テレビ小説『マッサン』のタイトル

 

・連載エッセー『一木一草』

 第36回:マッサンと津屋崎人形

 

NHKの連続テレビ小説『マッサン』と掛けて何と解く

津屋崎人形と解く

その心は――ドラマの主人公が登場する北海道余市に関係しています

  NHKの連続テレビ小説『マッサン』=写真①=を毎朝、家族で見ています。ドラマの主人公・〝マッサン〟こと亀山政春(玉山鉄二役)の会社・「北海道果汁」(余市町)では1月27日現在、製造したりんごジュースの値段が高すぎるのか全く売れない局面のストーリーが展開中です。

  この亀山政春は、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝がモデルになっています。政春の父が営む「亀山酒造」のロケ地であり竹鶴政孝の生家でもある「竹鶴酒造」(広島県竹原市)は、江戸時代創業。家裏の竹藪に鶴が営巣したことから「竹鶴酒造」と付けた屋号の由来が面白いですね。北海道余市のニッカウヰスキー北海道工場とともに今、ドラマを見た観光客らで賑わっているという。

 余市町は、名探偵〈浅見光彦〉が活躍する人気シリーズで有名な旅情ミステリー作家・内田康夫の新聞連載小説『化生の海』=写真②=で、主人公の会社員三井所剛史(46)の住む町として登場します。

  

写真②:旅情ミステリー作家・内田康夫の小説『化生の海』(新潮社刊)

 小説『化生の海』のストーリーでは、江戸時代から伝わる粘土を素焼きして筆で彩色する素朴な津屋崎人形の〈金太郎武者姿〉=写真③=をキーワードに、殺人事件の謎解きが展開。有名女優だった母親から北海道函館市で赤ちゃんの時に揺り籠に入れて捨てられ、児童養護施設で育った剛史が、石川県加賀市の橋立港で遺体で発見されます。「卯」の字の刻印を持つこの鎧兜の武者姿をした金太郎人形が、揺り籠に入れられていたことから、母親探しがスタート。浅見は〈あの人形は、昭和の初め頃に福岡県の津屋崎という、玄界灘に面した古い港町で作られたものでした。『卯の字の人形』は縁起物として人気があった〉と語ります。浅見の母雪江が、かつて訪ねたことのある津屋崎について〈昔は海上交通の要衝で『津屋崎千軒』といわれるほど繁盛していたそうですもの〉、〈小さな港町。玄界灘に面した、とてもきれいなところでしたよ〉などと話す場面もあります。

 

写真③:〈金太郎武者姿〉の津屋崎人形

=福津市津屋崎3丁目(天神町)の「筑前津屋崎人形巧房」で、2010年7月24日撮影

  浅見は、〈金太郎武者姿〉の津屋崎人形を求めたのを剛史の母親宇土佳代(映画スター深草千尋)の祖父であることを明らかにし、佳代の所在や剛史殺害の犯人も突き止めます。剛史の娘園子は、余市のニッカウヰスキー蒸留棟の案内係として勤務しており、ここでも『マッサン』の舞台と重なります。

  そこで、謎掛けです。

 NHKの連続テレビ小説『マッサン』と掛けて何と解く

 ――整いました

津屋崎人形と解きます

 その心は

――ドラマの主人公が登場する北海道余市に関係しています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月26日〈エッセー〉035:「津屋崎の子守歌」

2015-01-26 06:23:29 | エッセー

写真①:「藍の家」保存会の柴田富美子代表も参加した宮本信子のトークショー

     =福岡市天神の「ソラリアプラザ」で、2015年1月12日開催

 ・連載エッセー『一木一草』

 第35回:「津屋崎の子守歌」

 

NHK福岡放送局放送のテレビドラマ

『ここにある幸せ』ロケ地ガイドで歌います

  NHK福岡放送局が1月16日に総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度福岡発地域ドラマ・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)のロケ地訪問の観光客が、福津市津屋崎に次々と訪れています。私が所属する町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」では2月3日、福岡市から〈津屋崎千軒〉観光とロケ地散策に訪れるツアー客に「津屋崎の子守歌」を歌い、おもてなしガイドすることになりました。

  この「津屋崎の子守歌」は、ドラマ『ここにある幸せ』撮影の主舞台になった明治34年建築の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」(国登録有形文化財)の保存活動に貢献した旧「津屋崎町街並み保存協議会」の原田活男会長(「津屋崎郷土史会」会長、津屋崎人形師)が、平成9年(1997年)に72歳で亡くなる日の数日前、『津屋崎町史』(旧津屋崎町が平成11年発行)の編纂委員に歌って聞かせ、同町史に収録されています。

♪わたしゃ津屋崎の、わたしゃ津屋崎の荒波育ちよ

 恋すりゃ訪ねきんさい、恋すりゃ訪ねきんさい

 とぜんなかとこ(さびしいところ)ばってんが

 熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい

 おろろん おろろん おろろんばい

 おろろん おろろん おろろんばい

  原田会長によると、曲は「島原の子守歌」とほとんど同じで、一節目と二節目の繰り返しの部分が二拍延びるだけ。大正時代の終わりのころから昭和の初めにかけて盛んに歌われていました。「島原の子守歌」が発表される4、50年も前の話であり、そのずっと前から歌われていたに違いないと考えられるという。

  1月12日、NHK福岡放送局が福岡市天神の「ソラリアプラザ」で開催した『ここにある幸せ』の主演女優宮本信子のトークショー=写真①=で、登壇した「藍の家保存会」代表の柴田富美子さん(81)が、この〈とぜんなかとこばってんが 熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい〉の一節を引用して、「津屋崎に来ていただければ、お茶とかなぎの一献盛りなと召し上がってください。どうぞ、お越しください」とドラマの舞台に津屋崎が収録されたお礼を述べられました。柴田さんは、旧「津屋崎町街並み保存協議会」事務局長を務めた夫の治さん(平成14年に69歳で他界)の遺志を継いで「藍の家」=写真②=を女性グループで守られています。

  

写真②:明治34年建築の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」(元紺屋・上妻善兵衛さん宅)

  「津屋崎千軒 海とまちなみの会」役員でもある柴田さんに25日、本会の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」で開かれた例会で、この「津屋崎の子守歌」を歌っていただき、歌詞の津屋崎方言の意味も解説してもらいました。早速、会員一同で「津屋崎の子守歌」の節回しを特訓することで衆議一決。2月3日のツアー団体のガイドでは、元観光バスガイドの本会女性ベテラン・観光ボランティアガイドSさんが、おもてなし歌として披露しますので、お楽しみに!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈津屋崎千軒町並み散策〉048・薬師神社

2015-01-25 05:23:31 | 津屋崎まちなみ散策

 

写真①:赤鳥居が目立つ「薬師神社」

     =福津市渡で、2015年1月18日撮影

  

〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 59

 :薬師神社

 

子育ての仏様・〝お薬師様

参道途中の「恋の浦」絶景ビューポイントが人気

  福津市渡の「薬師神社」=写真①=は、玄界灘に突き出た渡半島の西側の崖地にあります。

  昭和28年(1953年)までは、渡の御園(おぞの)にある「楯崎神社」(明治5年以前は「楯崎寺」)が「薬師神社」のすぐ前の平地にあり、「薬師神社」はその境内社でしたが、今は「楯崎神社」の奥の院。「薬師神社」へ向かう参道(福岡県立「大峰山自然公園」の自然歩道)左手路傍に「楯崎宮」の石製扁額が、置かれています=写真②=。「楯崎神社」は、同年の大雨で神社が傾いたため御園に再建されました。

  

写真②:参道左手路傍に置かれた「楯崎宮」の石製扁額

  江戸時代中期の宝暦4年(1754年)、大木村大庄屋・中村治助斉保が渡村薬師仏を祀る薬師寺の境内に石灯籠を寄付したという古文書(「桑野家文書」)が残っています。薬師様は子育ての仏様とされ、子連れの参拝者が多いという。中村治助斉保は、福岡藩郡代から江戸中期・寛保元年(1741年)の津屋崎塩浜塩田開基にあたって、「御普請総裁」を命じられ、津屋崎製塩の祖・大社元七(おおこそ・もとしち)の上司として塩田40㌶余の開発に成功しています。

  「薬師神社」へ行くには、「楯崎神社」北側の海岸沿いにある路傍駐車場で車を降り、自然歩道を約500㍍上ると、突きあたりです。途中にNHK福岡放送局が16日放映した福岡発地域ドラマ・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)で有名になった「恋の浦」絶景ビューポイント=写真③=があり、ドラマで訪ねる観光客が相次いでいます。見物に訪れる方は、崖から滑り落ちないように、自己責任でご注意を。

 

写真③:「薬師神社」から「楯崎神社」北側の路傍駐車場へ歩く自然歩道途中にある「恋の浦」絶景ビューポイント(向こう)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月24日〈エッセー〉034:もう一つの「津屋崎ドラマ」

2015-01-24 07:07:52 | エッセー

 

写真①:福津市の古民家(「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」)で会うドラマの主人公・立川浩幸(28歳。松田翔太役)と花田福子(72歳。宮本信子役)

 

・連載エッセー『一木一草』

第34回:もう一つの「津屋崎ドラマ」

 

NHKドラマ『ここにある幸せ』放映17年前に

フジテレビ系列ドラマ『大丈夫です、友よ』が全国放映

  NHK福岡放送局が1月16日に総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度「福岡発地域ドラマ」『ここにある幸せ』(津屋崎物語)を見た熊本市の年配夫婦や、大宰府市在住の津屋崎ファンの男性などの観光客が、ドラマの主人公の立川浩幸(28歳。松田翔太役)が、福津市の古民家に独りで住む明るく話し好きな花田福子(72歳。宮本信子役)と出会う「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」=写真①=に23日、相次いで来訪。〈津屋崎千軒〉に住む70代以上の高齢者の間では、17年前放映されたもう一つの「津屋崎ドラマ」との比較が話題になっています。

  平成10年(1998年)、山田太一作、深町幸男(ふかまち・ゆきお)演出、市原悦子、藤竜也主演でフジテレビ系列で全国放映されたスペシャルドラマ『大丈夫です、友よ』です。テレビ西日本が発行した粗筋紹介の番組PRチラシ=写真②=の中で、脚本家の山田さんは〈津屋崎は風景がよく、昔のままの造り酒屋があり、電車の終着駅ということも気に入りました〉と語っています。その電車の終着駅・旧西鉄宮地岳線「津屋崎駅」は、平成19年(2007年)3月末に津屋崎―新宮間約10㌔が廃線になって取り壊され、跡地には住宅が立ち並び、跡形もありません。

  

写真②:テレビ西日本が発行した『大丈夫です、友よ』の番組PRチラシ(上段は市原悦子=右=と藤竜也)

  『大丈夫です、友よ』は、東京で目標を失った中年男(藤竜也役)が古里・津屋崎で中学の同級生の女性(市原悦子役)と再会、希望を取り戻す物語です。演出の深町幸男さんは、『夢千代日記』『あ・うん』などのテレビドラマを手がけたNHKの看板ディレクター。昭和62年(1987年)にNHKを退職後、民放のドラマも多く演出し、平成26年に亡くなりました。深町さんが『大丈夫です、友よ』のロケ地に松林のある糸島市を検討していることを知った柴田治・「津屋崎町街並み保存協議会」事務局長(平成14年他界)が、白砂青松の津屋崎海岸の美しさや〈津屋崎千軒〉の古い町並みをアピールし、津屋崎がロケ地に選ばれたという。

  NHK福岡放送局制作の『ここにある幸せ』は、演出の廣瀬正雄ディレクターがぶらりと「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」を訪れ、「藍の家保存会」代表として柴田治さんの遺志を継いで活動している妻の富美子さんから、治さんとのデートで渡の玄界灘に面した「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに連れていかれて感動したことや、津屋崎のまちづくりなどの話を聞いてロケ地に選ばれたという。

  『ここにある幸せ』では、人生を生き直したいと悩む東京で暮らしていた主人公、立川浩幸が、小学5年の同級生花田清の古里・津屋崎を訪ね、清の母福子に元気づけられるストーリーです。『大丈夫です、友よ』と共通するのは、家の造りなどに古さが残り、落ち着けるたたずまい、美しい海や田園風景に包まれた小さな港町で生き直すことを誓う筋立です。 

 『ここにある幸せ』をテレビで見た〈津屋崎千軒〉に住む70代以上の高齢者の間では、「須多田にある津屋崎古墳群の農道を歩いてすぐ、渡の恋の浦の絶景ビューポイントに出るシーンなど、違う場所が継ぎはぎされてドラマが作られており、実際のみちのりと違う。『大丈夫です、友よ』は、津屋崎の人間に分かりやすかった」、「福子が飲食店で夫との最期のエピソードを大勢の客に囲まれて話すのは、不自然」などの声も聞かれます。60分ドラマに編集する際、何かが省略されたのではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月23日/〈津屋崎まちなみ散策〉047・茶房ファー

2015-01-23 03:43:26 | 津屋崎まちなみ散策

 

写真①:「茶房ファー」入り口(手前)。パーゴラの前に立つのは「津屋崎里歩きフットパス」の道標

     =福津市宮司浜3-8-10で、2015年1月19日撮影

 

 〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 58

 :「茶房ファー」

 

「津屋崎里歩きフットパス」コース終点近くの

自然庭園のあるカフェ&ランチ/お花雑貨

  福津市津屋崎の町興しボランティア団体「津屋崎千軒 海とまちなみの会」・福津フットパス倶楽部が1月19日、「第14回〈津屋崎千軒〉ふるさと塾」として「津屋崎里歩きフットパス」新年初ウオーク&冬期踏査を開催、募集定員15人を上回る17人が福津市内から参加しました。

  「海とまちなみの会」会員の私も、午前9時に福津市宮司浜4丁目の「宮地浜市営駐車場」に集合。そばの「宮司・浜の松原」から「津屋崎浜」、在自川沿いの「津屋崎里歩きフットパス」コース(歩程約6㌔)を2時間30分歩き、同松原でツル性の多年草でソバに似たツルソバ(タデ科)の花を観察するなど景色を楽しみながら冬期の海浜植物や野鳥を学びました。11時30分からコース終点近くの宮司浜3丁目の「茶房(さぼう)ファー」=写真①=で昼食です。

  地元産の旬の食材をメーンにした暖かい家庭料理という「気まぐれプレートランチ」(1,200円)=写真②=を注文。

  

写真②:地元産の旬の食材をメーンにした暖かい家庭料理の「気まぐれプレートランチ」

  メニューによると、コンソメスープに胡麻豆腐、おからとツナの和え物、苺のあん包み、温野菜サラダ、青梗菜(チンゲンサイ)とスペアリブ、ご飯とナッツと大葉の味噌和え、はるか(柑橘)シフォンと季節の果物、お飲み物(コーヒーor紅茶or煎茶)&花音(ピーカンナッツのお菓子)=写真③=となっています。ヘルシーなランチとデザートは適量で、美味しかったです。

  

写真③:デザートの「はるか(柑橘)シフォンと季節の果物、花音(ピーカンナッツのお菓子)」

  昼食後、経営者で環境デザイン「MIYURI」企画主宰の花栗美百合さん(一級造園施工管理技士、インテリアコーディネーター)から、同店敷地の傾斜地を活かした自然庭園のコンセプトや、秋には海を渡る蝶・アサギマダラがフジバカマの花の蜜を吸いに立ち寄る姿も楽しめる茶房ファーの魅力を伺いました。

 フットパス イギリスを発祥とする森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】”のこと。日本でも、北海道や東京都町田市などさまざまな地域において、各々の特徴を活かした魅力的なフットパスが整備されてきています。「津屋崎里歩きフットパス」は、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が平成26年7月、福津市内に開設した初のフットパスです。

 茶房ファーカフェ&ランチ/お花雑貨):福津市宮司浜3-8-10。平日11時30分~16時営業。土・日曜・祝日は休み。ランチタイムは12時~14時。カレー800円、手づくりケーキセット600円、珈琲・紅茶・煎茶400円のほか、観葉植物、お花雑貨も販売。ランチの予約は、田上(たのうえ)美幸代表(℡090-1343-9462)へ。

 

茶房ファー位置図

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0329:「恋の浦」絶景地訪問

2015-01-22 04:29:28 | 行楽催事

 

写真①:〝夫婦の絆を固めるパワースポット〟として注目の福津市渡・「恋の浦」の絶景

  

NHKテレビ・ドラマ『ここにある幸せ』で注目

〝パワースポット〟・「恋の浦」の絶景を訪ねて

  NHK福岡放送局が1月16日の総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度「福岡発地域ドラマ」・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)で、〝夫婦の絆を固めるパワースポット〟として注目されている福津市渡の玄界灘に面した「恋の浦」の絶景ビュー・ポイント=写真①=を1月21日午後、細君と訪ねました。

  ドラマ『ここにある幸せ』では、東京で暮らしていた主人公の立川(たちかわ)浩幸(28歳。松田翔太役)が、会社勤めのノルマや人間関係に疲れて仕事を辞め、「生き直したい」と悩みます。同棲中の恋人・高梨千恵子(中村映里子役)から愛想をつかされ、「出てって!」と家を追い出され、小学校5年時代の親友の花田清が転校して行った福岡県の小さな港町・津屋崎を初めて訪問。古民家に独りで住む清の母で、明るく話し好きな福子(72歳。宮本信子役)と出会い、元気づけられます。

  小倉の材木問屋の末っ子に生まれた福子は、顔も見たこともないまま父の勧めで結婚した口下手な旦那様孝夫から津屋崎に初めて来た日、玄界灘を望む断崖の上にある「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに絶壁沿いの険しい山道=写真②=を歩いて連れて行かれ、「本当に綺麗ですね」と言って涙を流すのです。「私は、ここで生きていくんだなあと思ったと。この素敵な景色を何度も何度も見るんだなあ」と添い遂げる覚悟ができたからでした。

 

写真②:「恋の浦」絶景ビュー・ポイントへ通じる絶壁沿いの険しい山道

  福子に絶景ビュー・ポイントに連れて行かれ、このエピソードを聞かされた浩幸は、千恵子を津屋崎に呼んで「恋の浦」の絶景を見せます。「素敵でしょう。いい所でしょう。気に入った?」と問いかけ、「うん」と恋人の返事を得て二人が人生を共にする覚悟を決める感動シーンでドラマは終わります。

  ドラマ放映後、カップルの男性(または女性)が黙ってこの「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに相手を連れて行けば、ゴールインできる(夫婦の絆が固まり、幸せに添い遂げられる)と視聴者の間で話題になり、現場を訪れる観光客も相次いでいるという。我がまま亭主を続けている私もこの日、お世話になった細君を案内して絶景を見てもらいました。「見に来てよかった?」と聞くと、「良かった」と言われ、浩幸と同じ気持ちです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈催事〉0328:『ここにある幸せ』ガイド

2015-01-21 05:43:25 | 行楽催事

写真①:「福岡発地域ドラマ」・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)の番宣シーン

 NHK福岡放送局の福岡発地域ドラマ

『ここにある幸せ』の舞台散策ガイド申し込み

  NHK福岡放送局が1月16日(金)午後7時30分から総合テレビ(九州沖縄ブロック)で平成26年度「福岡発地域ドラマ」・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)=写真①=を放映した影響で、私が所属する福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」に、「ドラマの舞台を散策し、撮影秘話を聞かせてほしい」と団体客の観光ガイドの申し込みが舞い込みました。

 福岡市中央区にある観光ツアー会社からで、2月3日にツアー客30人が貸切バスで福津市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」に到着の予定。私と「海とまちなみの会」の女性ボランティアガイドで、ドラマ撮影の主舞台となった「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」や、ドラマの主人公・松田翔太(立川浩幸役)と宮本信子(花田福子役)が歩いた路地などを案内します。

 このほか、「海とまちなみの会」には〈津屋崎千軒〉観光ガイドの予約が、2月6日に福岡県添田町地域ブランド開発委員会から40人の申し込みがあったのをはじめ、同月21日に同県古賀市の町興し団体の10人、3月28日に福岡市博多区の観光ツアー会社からの40人、翌29日も同社から40人のガイド予約が相次いでいます。このお客様にも、福津市津屋崎3丁目18-16にある「海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(土・日曜、祝日の11時~15時開館)=写真②=で〈津屋崎千軒〉の古地図や、〈津屋崎千軒〉町興しの先駆者・伊藤伝右衛門解説パネル、和菓子店で見つかった柳原白蓮の写真紹介と、『ここにある幸せ」の舞台となったゆかりのスポットを織り込み、ガイドしたいと思っています。

  

写真②:入場無料の「海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」

  テレビでドラマを観てほしいと年賀状で知らせていた宮崎県えびの市の友人の奥様からは、ドラマ放映後、「観ましたよ。津屋崎って海が綺麗な所ね! 町並みを歩きに行ってみたい」と弾んだ声で拙宅に電話が入りました。福岡市に住む大学の先輩男性からも「地域の振興が云われる中、指向している地域や自治体が数多ある中で、天下のNHKが、地域ドラマとして津屋崎を取り上げた事は、日頃の地域の皆さんの地道な努力があっての事でしょうし、改めて敬意を表します」と嬉しいメールをいただきました。

  九州・沖縄でこのドラマを観た視聴者や各地のツアー会社の間で、ドラマの舞台を訪ねる津屋崎観光の意欲が今後も高まりそう。事実、ドラマ放映翌日の1月17日(土)と18日(日)は、「貝寄せ館」にはいつもの2倍前後の観光客が立ち寄られました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月19日〈エッセー〉033:「恋の浦」の絶景

2015-01-19 17:50:44 | エッセー

 

写真①:〝夫婦の絆を固めるパワースポット〟として注目の「恋の浦」の絶景

 ・連載エッセー『一木一草』

第33回 「恋の浦」の絶景

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』放映で注目スポットに

  NHK福岡放送局が1月16日(金)午後7時30分からの総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度「福岡発地域ドラマ」『ここにある幸せ』(津屋崎物語)で、福津市渡の玄界灘に面した「恋の浦」の絶景ビュー・ポイント=写真①=が〝夫婦の絆を固めるパワースポット〟として注目されています。

  ドラマ『ここにある幸せ』は、東京で暮らしていた主人公の立川浩幸(28歳。松田翔太役)が、愛想をつかされた同棲相手の高梨千恵子(中村映里子役)を津屋崎に呼んで「恋の浦」の絶景を見せ、「素敵でしょう。いい所でしょう。気に入った?」と問いかけ、「うん」と恋人の同意を得て二人が人生を共にする決意を確信させる感動シーンで終わります。

  このストーリーには、その前に夫婦の絆を固める感動シーンの伏線が敷かれています。浩幸は、会社勤めのノルマや人間関係に疲れて仕事を辞め、小学校5年生の時の級友が転校して行った福岡県の小さな港町・津屋崎を訪れ、古民家に独りで住む級友の母で明るく話し好きな花田福子(72歳。宮本信子役)と出会います。福子は、顔も見たこともないまま父の勧めで結婚した無口な旦那様から、玄界灘を望む断崖の上にあるこの「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに連れて行かれ、「小倉生まれで津屋崎に嫁に来た私は、これからこの素敵な景色を何度も見ることになるのだ」と涙を流し、添い遂げる覚悟をしたというエピソードを聞かされるのです。

  このシーンを二重に視聴して感動したテレビの前のカップルは、男性(または女性)が黙ってこの「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに相手を連れて行けば、ゴールインできる(あるいは添い遂げる鴛鴦のように夫婦の絆が固まる)、と津屋崎を訪れる観光客の間で話題になり、「どうやって行けるのか」と観光ボランティアガイドが質問されているという。

  ただ、「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントにたどりつくには、絶壁にある細い山道の坂を上っていかねばならず、よろけると崖下に転落の恐れもあり、高齢者には命あってのもので、お勧めできません。もっとも、5年後に後期高齢者に達する我がまま亭主の私は、もう十分生きてきましたので、お世話になった細君を命がけで近く案内したいと思っていますが――。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする