吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈日記〉596:「鷹取純一邸」解体へ

2023-07-13 05:31:12 | 日記

大正建築の卯建の町家・「鷹取純一邸」解体へ

7月16日の福津市・津屋崎祇園山笠終了後

 

 

写真①:母屋2階妻壁に袖型の卯建が建つ元坑木屋・「鷹取純一邸」

    =福津市津屋崎三丁目17-11で、2023年7月12日撮影

 福津市津屋崎三丁目17-11(旧裏町)の〈しおさい通り〉東側に面した卯建(うだつ)の建つ町家・「鷹取純一邸」=写真①=が、7月15日~16日開催の津屋崎祇園山笠終了後に解体されることが分かり、私が所属しているまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は12日、現地を視察しました。

 〈津屋崎千軒〉の町並みには、江戸後期から明治に建てられた町家の妻壁に卯建の建つ家が6軒も残っています。卯建は、仕事などで成果が出せない人を「卯建が上がらない人」と言う語源(諸説あり)になったとされるほど、裕福な家でないと建てられませんでした。民家の妻に屋根より一段高く設けた小屋根つきの土壁で、家の格を示し、装飾と防火を兼ねています。「鏝絵」と同じように、今なお残る町並みは全国でも多くありません。「鷹取純一邸」は大正時代に建てられた木造瓦葺き2階建てで、鷹取家は元坑木屋でした。2009年4月18日(土)、19日(日)の2日間、〈津屋崎千軒〉通りかいわいで催された「津屋崎千軒 町家まつり」(「津屋崎地域郷づくり推進協議会」など主催)では、他の町家とともに公開され、観光客や市民が室内に案内されました。

 「鷹取純一邸」母屋の卯建は、北向きの玄関のある2階妻の白壁の東側と西側に建てられ、西側の卯建は以前、西隣に倉庫を建て増して母屋と接続した際に撤去されたが、2010年1月に復元されました。建物の老朽化と一人暮らしで高齢の鷹取さんが施設に入られたことから、津屋崎祇園山笠の終了後まもなく、建物を解体されることになったという。解体業者の作業員が、12日も家屋内の建具搬出などの準備を進められていました。「海とまちなみの会」役員3人は、作業員の方から解体作業の進捗状況を聞き、建物の写真を撮影しました。卯建と鏝絵の町家ガイドは「海とまちなみの会」の津屋崎千軒案内でも観光客に好評で、津屋崎の建築技術や町並みの歴史、文化を伝える卯建の町家が姿を消すことは、残念です。

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〈日記〉595:「新堤池」にオナガガモの群れ飛来

2022-02-28 12:55:13 | 日記

写真①:水を切って泳ぐ3羽のオナガガモ
    =福津市の「新堤池」で、2022年2月28日午前9時20分撮影

冬鳥・オナガガモの群れが福津市の「新堤池」に飛来

 
 2022年2月28日午前、福津市宮司6丁目の「新堤池」にオナガガモ(カモ科)の群れが飛来していました=写真①=。

 この日の福津市津屋崎地区は、朝から気温が上昇して春めく天気。冬鳥・オナガガモたちの北帰行の時季も近まりそう。

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〈日記〉594:『宗像・福津の植物ガイド』発行

2022-02-20 09:05:55 | 日記

写真①:『宗像・福津の植物ガイド』の表紙

「宗像植物友の会」が『宗像・福津の植物ガイド』を発行

「津屋崎千軒 海とまちなみの会」に寄贈されました。

 

 福岡県宗像・福津両市の植物に親しみ自然を大切にする人たちで組織している「宗像植物友の会」(黒川康子会長、会員51人=事務局・宗像市平井)が2月6日、『宗像・福津の植物ガイド ふるさとの野山を歩く』(A5判、69㌻)=写真①=を発行、私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」に寄贈されました。昔ながらの自然の道を歩き、四季折々の野の花や木々の緑、野鳥の囀り、里海・里山の景観などを五感で楽しみ、心身をリフレッシュする「津屋崎里歩きフットパス」を毎年開催している「海とまちなみの会」には絶好の植物ガイドブックです。ありがとうございました。

 「宗像植物友の会」は1973年(昭和48年)1月発足、宗像・福津両市や県内近郊の植物自生地で植物を観察する例会を毎年重ね、地元自治体の自然環境調査や宗像市史の植物目録編纂にも尽力。『宗像・福津の植物ガイド』は、20周年記念で発行した写真集『宗像の植物』以後、荒廃が目立つ自然環境の変化を記録したいと発足50周年を記念して発行されました。海辺の植物、湿性植物、草本、木本に分けて、スナビキソウ=写真②=、カノコユリ、キジョランなどの植物を解説記事にカラー写真付きで紹介されています。

写真②:『宗像・福津の植物ガイド』6・7ページに掲載されたアサギマダラが花の蜜を吸うスナビキソウなど「海辺の植物」の解説記事と写真

 「宗像植物友の会」(安部郁郎会長=当時)が1993年(平成5年)に発行した『野の花のポートレート 宗像の植物』では、宗像市田島の宗像大社「辺津宮」の本殿南側の境内にある神木「楢の木」について、「じつはカシワで、新葉の芽吹くころ咲く黄緑色の花は多数垂れ下がって、花の滝のようである」と解説しています。安部郁郎さんは旧津屋崎町在自出身の元小学校長で、私の津屋崎小学校時代の同級生、安部千春君(弁護士)のお父さんです。小学校の遠足かなにかで東郷公園に登った時、咲いていた黄色い花・通称キンポウゲ(キンポウゲ科)の名前を尋ねて、〈ウマノアシガタだよ〉と和名を教えてもらった記憶があります。津屋崎の美しい自然を知ってもらおうと、1991年(平成3年)に絵はがき集「津屋崎の浜辺――この自然を子や孫に」を出した津屋崎の自然と開発を考える住民の会(花田アサノ会長)では、津屋崎郷土史研究会(現福津郷土史会の前身)会長の原田活男さんとともに副会長をされていました。

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〈日記〉593:『はちがめ通信20号』発行

2021-10-22 18:01:43 | 日記

写真①:会報ニュース『はちがめ通信20号』の1面

 

「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース

『はちがめ通信20号』を発行しました

  私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、会報ニュース『はちがめ通信20号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を10月24日付で発行、22日から会員や活動支援の方たちに配布を始めました。平成19年(2007年)2月16日発足のまちづくりボランティア団体として年1,2回発行している活動記録ですが、早いもので20号の節目を迎えました。津屋崎の町興しと豊かな自然、津屋崎千軒の古風な趣のある町並み、歴史・文化の魅力発信につなぐ情報源の一つになれば幸いです。

 『はちがめ通信20号』1面=写真①=のトップ記事には、令和3年(2021年)がご遷座八百年の節目となった津屋崎の氏神・波折神社(福津市津屋崎4丁目)で、「海とまちなみの会」が10月15日に開催した、ご遷座八百年記念「第18回<津屋崎千軒>ふるさと塾」波折神社の歴史と奉納絵馬を学ぶを掲載。本会員や福津郷土史会員など21人が参加、午前10時から正午まで講師の大賀康子会員(福津郷土史会会長)から本殿や境内社の歴史を学び、拝殿に掲示の奉納絵馬の解説に耳を傾けた模様を紹介しています。

 1面中段には、「海とまちなみの会」が福津市立津屋崎小学校の地域学習「わたしの町発見」に協力、津屋崎3丁目の本会ガイド事務所で津屋崎の歴史と文化、自然が分かる「貝寄せ館」を10月5日に訪問した2年5組(小見山益母担任教諭)児童34人をガイドした様子を、熱心に見学する児童たちの写真2枚付きで掲載しています。

 1面下段には、福津市津屋崎4丁目の津屋崎千軒民俗館『藍の家』で2021年6月21日から28日まで開催された「津屋崎の石碑写真展」を紹介。「海とまちなみの会」賛助団体会員の藍の家保存会(古閑由美代表)主催で、古閑代表らが撮影した約40点の石碑のカラー写真を解説文付きで、所在地が分かる地図とともに展示されていました。

 このほか、福岡県美しいまちづくり協議会と県が2021年3月に発行した冊子『会員活動紹介集』(A4判)に「海とまちなみの会」が紹介されたページも掲載。

 『はちがめ通信20号』2面=写真②=は、福岡県内有数の海浜植物・スナビキソウ群生地の福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」と東隣の同市宮司浜4丁目の「宮地浜」で、「海とまちなみの会」が “海を渡る蝶”で知られるアサギマダラの渡りのルートを解明しようと、2016年から市民と続けてきたスナビキソウの花の密を吸いに舞い降りるアサギマダラのマーキング(標識)調査を特集。2021年5月11日にマークしたアサギマダラが15日に約16km北東の同県遠賀郡岡垣町吉木浜で写真撮影され、日本の新たな北上ルートが初めて分かりました。この標識個体は、福津市津屋崎1丁目の主婦宗俊頼子さんが宮地浜で5月11日、2021年春北上のアサギマダラとして18番目にマーキングした雄でした。「海とまちなみの会」が、この標識情報を全国のアサギマダラ移動情報のネットワークにアップしたところ、埼玉県の井上浩さんからネットに藤井香織さん(北九州市)が岡垣町吉木浜で撮影した羽を広げた標識個体の写真がアップされていると、本会事務局に知らせていただきました。

 これまで福津市津屋崎地区(旧宗像郡津屋崎町の「津屋崎浜」、「宮地浜」)でマークしたアサギマダラの北上による撮影の確認例はありませんでした。津屋崎地区への北上個体の確認例では2013年6月3日、宗俊頼子さんが「津屋崎浜」で再捕獲した雌に標識があり、長崎県新上五島町の野下広人さんが五島列島上五島(中通島)の林道でマークした個体が、東北東に154kmを23日間で移動したことが分かっています。今回の岡垣町吉木浜での北上個体雄の撮影記録は、長崎県・五島列島から福岡県の福津市津屋崎地区―岡垣町吉木浜を経て本州方面へつながる北上ルートが確認される可能性があるのでは、との期待もあることを紹介しています。

写真②:『はちがめ通信20号』の2面

 2面下段には、宗俊さんがアサギマダラの渡りルートを確認したことが、5月25日付毎日新聞福岡面と北九州面に標識個体の写真を添えてトップ記事で掲載され、同月31日付読売新聞福岡面にも宗俊さんの顔写真付きでトップ記事で扱われたことも掲載。

 また、久保田由美子・「海とまちなみの会」会員が2021年5月14日、福津市本木の「ほたるの里」の林道わきで、ウツギの花の密を吸うアサギマダラの雄1頭を撮影、ほかに2頭が飛び回っていたことも、密を吸うアサギマダラの写真付きで紹介。「ほたるの里」での飛来確認と撮影は初めてとしています。

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〈日記〉592:「宝満宮竈門神社」参拝

2020-11-23 21:24:09 | 日記

 写真①:紅葉が美しい「宝満宮竈門神社」境内
    =福岡県太宰府市で、2020年11月23日午前10時30分撮影

 2020年11月23日午前、福岡県太宰府市の「宝満宮竈門神社」に参拝。漫画『鬼滅の刃』ファンの参拝客らで賑わう境内では、参道沿いの紅葉が見ごろを迎えていました=写真①=。

 

  宝(ほう)満(まん)宮(ぐう) 竃門(かまど)神社              

 

梅雨(つゆ)半ばの七月 太宰府市・竃門神社下宮(げぐう)

金色(きんいろ)の菊の御紋章が輝く拝殿脇で

手水所(ちょうずどころ)の清水(しみず)に身を清める

 

アケボノツツジのような清楚な匂いを残して

東京へ寂しく去った君との再会を願い

僕は水鏡に顔を映し

招(オガ)霊(タマ)の(ノ)木(キ)の芳香に祈りを託した

 

朝日に若葉が映える楠(クスノキ)の巨樹の梢で

ツキ、ヒ、ホシ、ポイポイポイ……

と 三光(サンコウ)鳥(チョウ)が明るい木霊(こだま)を還す

 

神武天皇御聖母 玉依姫(たまよりひめの)命(みこと)を祀る

延喜式内大社

宝満宮 竃門神社

七世紀の大宰府政庁 都府楼の誕生以来

鬼門の守り神として災厄を祓う

  

宝満山頂海抜八二九㍍の上宮(じょうぐう)に鎮座する

磐座(いわくら)から北方を眺めれば

縄文水田の筑紫平野はパノラマに広がり

博多湾に浮かぶ金印の志賀島から

遥か玄界灘の波濤に壱岐を望む

 

見よ その荒海は東京湾に続くか

心病み 苦い青春に苛まれた君の食を購う

汐留にそびえる高層ビルの影を映すか

 

あゝ 空翔ける

鷹渡りの日が来るまでに

吾が胸の熱き血潮よ

助太刀の役(えんの)小角(おづぬ)となり

時空を飛び越えよ

 

宝満宮 竃門神社

古(いにしえ)の九州総鎮守

万緑覆う魂の古里から

 癒し 励ましの御霊(みたま)を与えよ

たおやかな君の身許(みもと)へ

 

 ( 平成16年(2004年)7月の北展舎募集「人を恋うる歌」に津崎琢二名で応募した入選作で、同年11月の愛知出版刊の共著「詩集 四季の響き第二巻 自然からの贈り物 人を恋うる歌」に掲載。同18年(2006年)、新風舎文庫で発行の吉村青春第一詩集『鵲声』に収録)

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〈日記〉591:フットパスでリフレッシュを

2020-06-14 17:43:21 | 日記

 写真①:白波の海を見詰め、たたずむ1羽のカルガモ
     =福津市・「津屋崎浜」で、2020年6月14日午前7時35分撮影


津屋崎浜で海を見詰める1羽のカルガモに再会
コロナとともに生きる時代、逞しく生き抜く元気をもらいました

 6月14日早朝、「津屋崎浜」で1羽のカルガモが玄界灘の白波を見詰めるような風情でたたずんでいました=写真①=。5月11日午前8時20分、波打ち際に舞い降りていた姿を撮影、本ブログにアップした同じ個体のようです。新型コロナ感染症患者拡大で悩まされている人間界と違って、野生の世界を逞しく生き抜いている様子で、元気をもらいました。

 午前、私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の令和2年度定期総会が開かれた「カメリアホール」へ。会事務局として福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」の公有空地の占用許可が、福岡県知事から令和5年7月まで3年間更新を認められたとの令和元年度事業報告の承認を受けました。令和2年度事業案として①宮地浜「夕陽風景時計」設置6周年&「カメリアステージ」開館3周年記念で10月10日(土)、“絶景の道”と宮地浜「夕陽風景時計」・松原を巡るフットパスをカメリアステージと開催②7月26日(日)から第5期ガイド養成講座(「津屋崎学」連続5回講義=会員受講無料)を「カメリアホール」・視聴覚室で開講③令和3年5月16日(日)に「在自の金刀比羅神社探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス2021」を開催する――ことなども決めていただき、ほっとしています。

 コロナとともに生きる時代を迎え、昔ながらの暮らしの小道をゆっくり歩くフットパスで“宮地嶽神社参道石段からの絶景の道”をはじめ、田園の麦秋など津屋崎の美しい景観や、野鳥のさえずり、野に咲く四季折々の花々、里山、里海の自然を五感で味わい、心身のリフレッシュと免疫力アップを図り、津屋崎フアンの訪問者を増やしていければと願っています。

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〈日記〉590:緊急事態宣言

2020-04-09 13:27:45 | 日記


写真:宮地浜に穏やかに寄せる白波
        =福津市宮司浜4丁目で、2020年4月9日午前9時50分撮影
 
新型コロナウイルスなんぞに負けないぞ
波打ち際の宮地浜フットパスでリフレッシュ

 新型コロナウイルスの感染拡大で、緊急事態宣言が発令されて一夜明けた4月9日の福岡県。外出自粛だけでは、免疫力も高めにくいでしょう。健康維持にお勧めの散歩で、海岸のフットパスを楽しんではいかがでしょうか。

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が、福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」を発着点に開設した「津屋崎里歩きフットパス」コースの宮司浜ではこの日朝、玄界灘から白波がゆったりと寄せていました。うららかな日差しのもと、波打ち際の散策は心身がリフレッシュされる気がします。

 

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〈日記〉589:春の彼岸のツグミ

2020-03-18 19:01:55 | 日記


写真①:住宅庭に舞い降りたツグミ
         =福津市津屋崎2丁目で、2020年3月18日午後4時5分撮影

彼岸の陽気
北帰行の日迫るツグミ

 彼岸入り後、春の陽気が続く福岡地方。福津市津屋崎1丁目の住宅の庭では3月18日午後、冬鳥のツグミが舞い降り、駐車している乗用車のそばまで近づきました=写真①=。19日の福岡地方の天気予報は最高気温が20度Cになる見込みで、北の国へ帰る日もぐっと近まりそう。

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2020年1月28日/〈日記〉588・「はちがめ通信18号」配布終了

2020-01-28 20:13:16 | 日記


写真①:「カメリアステージ図書館」1階情報紹介コーナーに掲示された『はちがめ通信18号』1・2面
   =福津市津屋崎1丁目の福津市複合文化センターで撮影

令和最初の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信18号』を発行し、配布を終えました

 私が所属する福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(会員50人)の会報ニュース『はちがめ通信18号』(A3判カラー、表裏2面印刷)=写真①=を同市津屋崎3丁目の海岸通りにあるカフェ「津屋崎テラス」=写真②=で新年例会を開いた1月26日に発行、28日までに市内外の会員の皆さんと活動支援の方たちや大方の関係団体各位に配布を終え、ほっとしています。令和2年も、「海とまちなみの会」の活動へのご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 『はちがめ通信18号』1面(表面)には、「海とまちなみの会」が、自主的に総合学習に取り組む福津市立津屋崎小学校5年2組の児童40人から依頼され、令和元年(2019年)10月15日に私が行った「津屋崎塩田」の歴史や玄界灘に面した「恋の浦」の海水での塩作りの講話と、会員の梶原康弘さんが同2年(2020年)1月18日に同海水を同小家庭科室に搬入しての塩作り体験授業に実技指導のゲストティーチャーとしてボランティアで協力した活動を特集。


写真②:「海とまちなみの会」が新年例会を開いたおしゃれなカフェ「津屋崎テラス」
   =福津市津屋崎3丁目の海岸通りで撮影

 1面下段には、「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が令和元年(2019年)5月19日、里山のふもとに建つ万葉歌碑を訪ね、田園の麦秋絶景をゆっくり歩いて満喫しようと初めて開催した令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパスで、福津・宗像両市からの参加者20人が「津屋崎里歩きフットパス」コースの麦秋の「在自山・田園絶景地」を訪れ、「星ケ丘の万葉歌碑」探訪を楽しむ模様を掲載しています。

 2面(裏面)トップ記事は、「海とまちなみの会」と「カメリアステージ」が令和元年(2019年)8月25日に開催した宮地浜「夕陽風景時計設置5周年&「カメリアステージ」開館2周年記念、絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオークで、福岡、北九州、福津3市から参加の17人が、「宮地嶽神社」参道石段の〝光の道〟夕陽絶景地から、宮地浜「夕陽風景時計」、「津屋崎松原」など約3㌔を2時間余り歩き、景色や海浜植物の花、野鳥の鳴き声を楽しむ様子を掲載しています。


 2面下段には、「海とまちなみの会」が2019年12月15日に行った宮地浜「夕陽風景時計」(幅1.1m、奥行き70cm、高さ90 cm)土台周囲の砂埋め作業と、2020年1月11日の土台周囲への土嚢積みを写真2枚を添えて掲載。市民のご協力に感謝し、夕陽の絶景が楽しめる人気スポットとして貴重な時計の保全活動を呼びかけていきます。

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2018年8月8日/〈日記〉587・電子書籍「アサギマダラに会える日本・台湾15ポイント」に津屋崎浜が掲載

2018-08-08 18:21:47 | 日記

 

写真①:『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!-ポイント案内1-』の表紙

     =左上の写真は「津屋崎浜」でスナビキソウの花の蜜を吸うアサギマダラ(2015年5月20日、吉村勝利撮影)

 アサギマダラに会える日本と台湾15ポイントのガイドブック電子版を発行

「津屋崎浜〈「絶景の道」のスナビキソウとアサギマダラ〉掲載

  アサギマダラの移動の謎を調べている全国の同好者約140人で組織している「アサギマダラの会」(中西元男会長、事務局・大阪)編集委員会が8月1日、アサギマダラに会えるポイント解説のガイドブック・『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!-ポイント案内1-』=写真①=を電子書籍Kindle版(114ページ、価格400円でAmazon.co.jpで販売中)で発行。日本と台湾の計15ポイントの解説記事がカラー写真と地図付きで紹介されており、私が所属している福岡県福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が2016年から海浜植物・スナビキソウの花の蜜を吸いに飛来するアサギマダラのマーキング調査を続けている同市・「津屋崎浜」も〈「絶景の道」のスナビキソウとアサギマダラ〉のサブタイトル付きで、九州本土でただ1か所、掲載されました。「絶景の道100選」認定・「津屋崎里歩きフットパス」コースにあるポイントと紹介されたことは、津屋崎が全国的に注目されると喜んでいます。

  執筆者は、医師でアサギマダラ研究家の栗田昌裕・群馬パース大学(群馬県高崎市)学長=ポイント「福島県デコ平」の解説執筆=や、「アサギマダラの会」 副会長の金澤至・大阪市立自然史博物館外来研究員=ポイント「鹿児島県喜界島」、「高知県室戸岬」などの解説執筆=ら16人。「津屋崎浜」はアサギマダラに会えるポイントの2番目に掲載され=写真②=金澤副会長から「スナビキソウがそれほど話題になっていない2000年頃に(福津市)勝浦在住の花田氏ご夫婦が5~6月にアサギマダラのマーキングを行っておられた情報を元にアサギマダラの会が2003年6月に調査に入り、アサギマダラの北上期の重要な吸蜜源であることが確認された歴史的なポイント。その後、本格的な調査は行われなかった」として執筆を依頼された「海とまちなみの会」の吉村が記事、写真などを寄稿しました。

  

写真②:15ポイントの2番目に掲載された「福岡県 津屋崎浜」の記事画面

  「津屋崎浜」の解説記事では、成虫が見られる季節は主に5月初旬~6月中旬とし、ポイントの概要として〈福津市の玄界灘に面した「津屋崎海水浴場」周辺である。スナビキソウは「津屋崎浜」の白い砂浜に群生し、このポイントは2014年に開設された「津屋崎里歩きフットパス」というコースの津屋崎1丁目にあたる。津屋崎里歩きフットパスは、「絶景の道100選」(新日本歩く道紀行推進機構)に2015年に認定された〉と説明、同市の里山・宮地岳(標高182㍍)自然歩道から津屋崎の街と津屋崎浜へ寄せる荒波を遮る岬「渡半島」を俯瞰した展望パノラマ写真や、「渡半島」・大峰山(標高114㍍)頂上の東郷公園から見た津屋崎浜と背後のクロマツ林が東西に帯状に伸びる津屋崎松原の写真を添えています。東郷公園からは、ユネスコの世界遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産である玄界灘沖に浮かぶ「沖ノ島」も、天気に恵まれれば遠望できることも紹介。

  さらに、調査経過として〈2013年6月6日に津屋崎浜にスナビキソウに群生地を見つけ、飛来した(アサギマダラ〉10頭(羽)を確認。2015年5月27日には(「海とまちなみの会」主催の)「津屋崎里歩きフットパス」ウオークで1頭が飛来し、取材した各系列テレビ局のニュースで放送された。2016年3月7日に(「海とまちなみの会」)会員2人が福津市本木(もとぎ)の山中でアサギマダラの幼虫が、つる性の植物・キジョランの葉の裏にいるのを見つけ、会員6人で現地調査した結果、幼虫を多数確認し、同月16日付読売新聞に掲載された。本木で生まれた幼虫がサナギから羽化して「津屋崎浜」へ飛来の可能性も否定できないとみて、継続調査を進めている〉と掲載。

  また、春季に北方へ渡るアサギマダラの「津屋崎浜」での再捕獲例では、〈(近くに住む)宗俊頼子氏が2013年6月3日に捕獲したメスに「MG 上五島 5/11」の標識があり、野下広人氏が5月長崎県五島列島上五島の林道でマークし、東北東に154kmを23日間で移動したことがわかった〉などと紹介、「津屋崎浜」までの鉄道や車でのアクセス、宿泊出来る民宿の情報で結んでいます=写真③=。

  

写真③:Amazon.co.jpのホームページにアップされた『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!-ポイント案内1-』Kindle版紹介画面

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