吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2012年3月31日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉001・看板に再生した「恋の浦」の流木

2012-03-31 19:15:23 | 「貝寄せ館」物語

 

写真①:「貝寄せ館」の看板に再生した流木が漂着(○印の砂浜)していた「恋の浦海岸」

  きょう3月31日から、〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉シリーズを掲載します。25日、福津市津屋崎3丁目にオープンした町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(略称・「海とまちなみの会」)の事務所「貝寄せ館」と、その館名の由来となった津屋崎浜の優雅な異称・〝貝寄せの浜〟にまつわるお話や、訪館された人たちとの交流が織りなす様々なものがたりを綴ってまいります。

 貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語 1

 :看板に再生した「恋の浦」の流木

 私が所属している「海とまちなみの会」の1月例会を「貝寄せ館」で開いた際、表に掲げる看板は館名にふさわしく、玄界灘から吹く春先の西風で打ち寄せられる貝のように、〝貝寄せの浜〟に漂着した流木で作ろう、と衆議一決しました。

 それから私は、津屋崎海岸はもちろん白石浜、勝浦浜など福津市津屋崎地区の海岸を流木探索するのが日課に。車椅子ガイドを担当している会員さんのために、「貝寄せ館」出入り口に〈津屋崎千軒通り〉からの段差をスロープにして車椅子で出入りしやすくする踏み台の板材も欲しいなと思いつつ、2月13日朝、玄界灘の荒波が打ち寄せる同市渡の「恋の浦海岸」を訪れたところ、砂浜に踏み台の加工に絶好の流木が漂着しているのを見つけました=写真②=。雨続きの天気で、流木は湿っており、広報世話人の占部英明さんの仕事休みの日で天気がよい時に出直して回収することにして現場を後にしました。

 

写真②:「恋の浦海岸」に漂着していた踏み台に加工したかった流木

    =2012年2月13日午前9時撮影

  好天気となった2月21日午後、占部さんと車で現場へ。ところが、踏み台の加工用に当てにしていた絶好の流木は砂浜のどこにも見当たりません。波で沖へ流されたのか、わずか8日間で姿を消していました。肩透かしに肩を落として、砂浜を見やったところ、板きれのようなものが砂に半分埋まっているのが目に飛び込んできました。近づいて砂をかき分け、看板にふさわしいケヤキの板状の流木(幅30.5㌢、長さ2.33㍍、厚さ1.8㌢)を手にしたときは、小躍りしたい気分に。幅30.5センチの部分の長さは1.43㍍あり、その先が三角形に削られたような形状は、いかにも流木らしい感じです。〝貝寄せの浜〟に流れ着いた木で看板をと、恋焦がれた想いが「恋の浦」の女神に通じたのかも、と胸が熱くなりました。

 この流木を使い、本会会員のデザイナー湯浅美子さんにトールペインティングの腕を振るって、看板作りをと依頼。まず、流木に、湯浅さんが貝寄せ館の4文字を記入。その文字の周囲を「海とまちなみの会」会員らが文字が浮き上がるように、彫刻刀で彫り下げ=写真③=たあと、湯浅さんが津屋崎の海の明るい青色にトールペインティングしました。

 

写真③:貝寄せ館の4文字の周囲を彫刻刀で彫るのに余念がない会員たち

=3月13日、「貝寄せ館」で撮影

 3月25日(日曜)午前11時から行った「貝寄せ館」の開館式で、建物を無償で「海とまちなみの会」へ貸していただいた家主の田畑猛さんの妻ヨネ子さんと、湯浅さんに看板を除幕していただき、お披露目しました=写真④=。

 

写真④:看板のカバーシートを除幕する田畑ヨネ子さん(右)と湯浅美子さん

     =3月25日午前11時15分、「貝寄せ館」前で撮影

  〈津屋崎千軒通り〉に面した「貝寄せ館」の出入り口庇の上に掲げられた看板=写真⑤=は、黒ずんだ板に明るい青色でトールペインティングされた貝寄せ館の4文字が、くっきり映えて好評です。

  

写真⑤:「貝寄せ館」の出入り口庇の上に掲げられた看板

 看板の流木発見のきっかけとなった踏み台の板材は回収できませんでしたが、本物の木製踏み台を「貝寄せ館」の改修工事の設計・施工を発注した「金氣(かねき)順也建築工房一級建築士事務所」(福津市宮司浜2)の金氣さん(「海とまちなみの会」会員)にサービスで製作、設置(写真⑤の下方に見える板)していただき、感謝しています。

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2012年3月30日/〈津屋崎の四季〉905:冬鳥まだ留まる

2012-03-30 08:26:50 | 風物

  

写真①:用水路で憩う冬鳥のヘラサギ(手前3羽)とクロツラヘラサギ3羽
    =福岡県福津市末広で、29日午6時45分撮影

冬鳥の6羽、津屋崎滞在続けています

ヘラサギとクロツラヘラサギの混群

 

 福津市津屋崎宮司5丁目で30日朝、夏鳥でおなじみの2羽のツバメ(ツバメ科)が上空を飛び回っているのを見つけました。2010年は3月28日に的岡で、2011年は3月29日に宮司ケ浜で、いずれも上空を飛ぶ姿を確認しており、飛来の時季は例年並みですね。

 末広の用水路では、冬鳥のヘラサギ(トキ科)3羽とクロツラヘラサギ(同)3羽が翼を休めています=写真①=。

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2012年3月29日/〈津屋崎の四季〉904:コブシの花7輪開く

2012-03-29 18:09:09 | 風物

 

写真①:一気に開いた清楚なコブシの花
    =福岡県福津市津屋崎2丁目で、29日午後5時5分撮影

コブシの花7輪、一気に咲きました


 福津市津屋崎は29日、汗ばむほどの陽気になりました。福岡市では、気温22度を記録したという。

 夕方、 津屋崎2丁目の拙宅前庭で、シンボルツリーのコブシ(辛夷、モクレン科)の花=写真①=が7輪も咲いているのに気付き、ちょっとびっくり。

 2011年は3月25日朝、肌寒いなかで咲き始めたコブシの花を見つけ、やっと春の花だよりを喜んだものです。きのう、きょうの2日続きの陽気で一気に7輪もの開花となったのでしょうか。

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2012年3月28日/〈津屋崎まちなみ散策〉042・「天神橋」架け替え

2012-03-28 15:23:58 | 津屋崎まちなみ散策

 

写真①:架け替えられた「天神橋」(「新川」上流から写す。右は廃業した割烹旅館・旧「魚正」)

福津市津屋崎3丁目(天神町)で、2012年3月28日午前10時20分撮影

 〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 53

 :〈津屋崎まちなみ散策〉042

 

津屋崎・「天神橋」架け替え工事が完成

28日に開通しました

  2011年11月下旬から架け替え工事が行われていた福津市津屋崎3丁目(天神町)の〈津屋崎千軒〉通りの「在自川(新川)」に架かる鉄筋コンクリート製の「天神橋」が完成=写真①=、3月28日に開通しました。

 以前の「天神橋」は鉄筋コンクリート製で、旧津屋崎町時代の昭和28年(1953年)5月28日、改修工事が完成。私が8歳の津屋崎小学校3年生の時です。今回の架け替え工事では、工事終了までは同橋を通る〈津屋崎千軒〉通り(旧往還)は通行できず、「新川」下流の海岸道路(県道渡―津屋崎線)を走る「新天橋」を迂回しなければならず、不便でした。

 西鉄宮地岳線の津屋崎―新宮駅(福岡県新宮町)間が廃線後、ただでさえ人通りが少なくなった〈津屋崎千軒〉通り。「天神橋」が再び通れるようになったことから、津屋崎交番近くの〈津屋崎千軒〉東側入り口から同通りへ町歩きを楽しむ観光客が増えれば、25日オープンした新観光スポット・「貝寄せ館」(「海とまちなみの会」の観光案内拠点事務所)に立ち寄る人も多くなりそう。

  

写真②:開通した「天神橋」(向こう奥右側に「「貝寄せ館」がある)

 =天神町で、28日午前10時15分撮影

「天神橋」位置図

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2012年3月28日/〈日記〉480・「豊村酒造」が福岡県屋外広告景観賞・優秀受賞

2012-03-28 09:13:27 | 日記

写真①:「第1回福岡県屋外広告景観賞」受賞作品の紹介パンフレット表紙

 栄えある第1回福岡県屋外広告景観賞・優秀

津屋崎の「豊村酒造」さんが受賞されました

 福岡県福津市津屋崎4丁目の「豊村酒造」(豊村源治社長)さんが、県主催の第1回福岡県屋外広告景観賞・優秀賞=写真①=を受賞されました。県屋外広告景観賞選考委員会(委員長・佐藤優九州大学大学院教授、委員6人)が、111点の応募の中から優良な屋外広告物で美しい景観を創出しているとの視点で、最高賞の最優秀・「キャナルシティ博多イーストビル」(福岡市、広告主・福岡地所)に次ぐ優秀受賞作品2点=もう1点の受賞者は「電気ビル北館」(同、広告主・電気ビル)=を選考したという栄誉です。

 県屋外広告景観賞選考委員会の講評によると、「福津市の酒蔵。この地域は、『津屋崎千軒』として江戸時代に海運業として栄えたまちなみを残したまちづくりが行われている。明治時代に施された看板は、建物の漆喰と一体となった綺麗な仕上げであり、建物とともに地域の中でもまちなみの景観をリードしたものである」としています。佐藤委員長も、審査総評で「鏝絵風の屋外広告物に杉玉が飾られた年代を感じさせるファサードで、内部までピカピカに磨き上げている様子に老舗酒蔵の心意気を感じた」と激賞。

 表彰式は3月18日、太宰府市の九州国立博物館で開かれた第6回福岡県景観大会で行われました。この看板=写真②=は、〈津屋崎千軒通り〉に面した「豊村酒造」の正面漆喰の杉玉両側に龍の鏝絵で装飾されており、私が所属している福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(略称・「海とまちなみの会」)の観光ガイドで行う〝鏝絵と卯建の町家巡り〟コースで一番人気となっています。

  

写真②:龍の鏝絵装飾が見事な「豊村酒造」と看板

    =「第1回福岡県屋外広告景観賞」受賞作品の紹介パンフレットから

 「豊村酒造」さんは、「海とまちなみの会」の賛助団体として私たちの観光ボランティアガイド活動を支援いただいており、〈津屋崎千軒〉のランドマークの同酒造の看板が栄えある第1回福岡県屋外広告景観賞・優秀賞を受賞されたことは誇りであり、ガイドの一人としても嬉しい解説項目がまた一つ増えたことになります。

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2012年3月27日/〈日記〉479・「貝寄せ館」最初の平日開館日

2012-03-27 22:00:35 | 日記

 

写真①:〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」に展示された貝を手に取る女性のお客様

    =福津市津屋崎3丁目の〈貝寄せ館〉で、2012年3月27日撮影

 

〈貝寄せ館〉最初の平日開館日

〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」に人気

 福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・〈貝寄せ館〉(福津市津屋崎3丁目18-16)が開館して最初の平日開館日の27日、早速来館された女性客に〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」が人気を集めました=写真①=。

 福津市津屋崎や同市東福間から来たという女性グループ3人は、〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」のコーナーで、「これがサクラ貝ね」「マテ貝は、昔はよく浜で採れていたのに……」などと笑顔で言いながら、津屋崎の浜で貝採りを楽しんだ想い出に話が弾んでいました。

  〈貝寄せ館〉の開館日時は、火・土・日曜と祝日の各午前11時から午後3時までで、「海とまちなみの会」の観光ボランティアガイドが詰めて説明いたします。次の開館日は、土曜の31日です。

  〈貝寄せ館〉改装費支援寄付金(目標額80万円)は、27日までに福津市内外の商店主や津屋崎出身の方など40人(団体含む)から計38万4千円をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。ご浄財をお寄せ下さいます方は、下記の「海とまちなみの会」銀行口座へお振り込みのうえ事務局・吉村勝利へお知らせいただくか、〈貝寄せ館〉東隣に在住の占部英明・本会会計兼広報世話人にお渡しいただければ幸いです.

 ◇〈貝寄せ館〉改装費支援のご浄財ご寄付のお願い

  「海とまちなみの会」事務所・〈貝寄せ館〉改装費支援の寄付金のお振込には、西日本シティ銀行福間支店普通預金口座(「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用下さい。

 お問い合わせは、E-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpか、℡090-7451-8063で「海とまちなみの会」事務局・吉村勝利へお願いいたします。

 

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2012年3月26日/〈日記〉478・「貝寄せ館」きょうは休館です

2012-03-26 22:30:33 | 日記

 

写真①:休館日で室内のカーテンが降りた〈貝寄せ館〉

    =福津市津屋崎3丁目で撮影

 きょう26日、〈貝寄せ館〉はお休みです

あす27日(火曜)午前11時―午後3時は開館

 私が所属している福津市のボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・〈貝寄せ館〉(福津市津屋崎3丁目18-16)が開館したとの

<A href="http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/293771">記事</A>

を26日、西日本新聞の「福岡都市圏版」に掲載していただきました。

 この記事をご覧になった女性から「貝の展示を見たい」と私に問い合わせの電話がありました。記事で紹介されている通り、開館するのは「海とまちなみの会」の〈津屋崎千軒〉観光ボランティアガイドが〈貝寄せ館〉に詰める火・土・日曜と祝日の各午前11時から午後3時までで、きょうは休館日です=写真①=。出入り口の引き違い戸の窓ガラスに、開館曜日と時間が表示されています。

 あす27日は開館(入館無料)していますので、「〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」や「〈津屋崎千軒〉懐古・パネル展」、「伊藤伝右衛門ゆかりの写真展」などの記念展示をご観覧にお越し下さい。

  〈貝寄せ館〉改装費支援寄付金(目標額80万円)は、26日までに福津市内外の商店主や津屋崎出身の方など39人(団体含む)から計37万9千円をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。ご浄財をお寄せ下さいます方は、下記の「海とまちなみの会」銀行口座へお振り込みのうえ事務局・吉村勝利へお知らせいただくか、〈貝寄せ館〉東隣に在住の占部英明・本会会計兼広報世話人にお渡しいただければ幸いです.

 ◇〈貝寄せ館〉改装費支援のご浄財ご寄付のお願い

  「海とまちなみの会」事務所・〈貝寄せ館〉改装費支援の寄付金のお振込には、西日本シティ銀行福間支店普通預金口座(「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用下さい。

 お問い合わせは、E-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpか、℡090-7451-8063で「海とまちなみの会」事務局・吉村勝利へお願いいたします。

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2012年3月25日/〈日記〉477・「貝寄せ館」きょう11時開館式

2012-03-25 07:35:44 | 日記

 

写真①:出入り口のガラスに表示された「『貝寄せ館』 津屋崎千軒 海とまちなみの会」

    =2012年3月24日午後6時20分、福津市津屋崎3丁目の〈貝寄せ館〉で撮影

 〈貝寄せ館〉きょう25日午前11時から開館式です

ご観覧にお越しください(入場無料)

 福津市のボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が同市津屋崎3丁目に設けた町興し拠点事務所・〈貝寄せ館〉の開館式が、きょう25日午前11時から行われます。私たち会員は、24日夕までに展示パネルを飾りつけたあと、〈津屋崎千軒通り〉に面した出入り口のガラスに「『貝寄せ館』 津屋崎千軒 海とまちなみの会」のロゴマークのカッティングシートを貼りました=写真①=。

  「貝寄せ館」で4月末までの予定で行う主な記念展示は、次の通りです。

 ①〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」

 津屋崎浜が、〝貝寄せの浜〟とも呼ばれ、西風が玄界灘から吹く冬から春先にかけ多くの貝が寄せられることから、「貝寄せ館」と名付けたのにちなんで開催。江戸時代後期の寛政12年(1800年)、津屋崎浦を訪れた当時6歳の第10代福岡藩主・黒田斉清(なりきよ)公に、貝手頭の佐治徳左衛門が献上した21種類の貝の絵図(佐治家文書)や、福津市津屋崎千4丁目の大賀孝男さん・康子さん夫妻が津屋崎の浜で採集した同種の貝標本を展示しています。かひよせ(貝寄風。貝寄)は、俳句の春の季語でもあり、中村草田男の名句・〈貝寄風に乗りて帰郷の船迅し〉を短冊で掲示。

 ②「〈津屋崎千軒〉懐古・パネル展」

 江戸時代から明治にかけて〈津屋崎千軒〉の繁栄を支えた「津屋崎塩田」の地図や、製塩風景、塩田の遺構のほか、「津屋崎千軒 昭和初期の町並み」復元地図を展示。

③「伊藤伝右衛門ゆかりの写真展」

 明治時代に〝筑豊の炭鉱王〟・伊藤伝右衛門らが、渡半島の曽根の鼻に開設した「活洲場」など津屋崎の活性化に協力した伝右衛門ゆかりの写真パネルを展示しています。

 ④「津屋崎馬車鉄道の路線図と写真展」

 明治41年から昭和初期まで福間-津屋崎間を走っていた「津屋崎馬車鉄道」の路線図や馬鉄の写真を展示。

⑤「恋の浦」の海水を汲んで塩ができるまでのパネル展示

 福津市津屋崎3丁目の梶原康弘さんが、「恋の浦」の海水を汲んでの製塩法を紹介。

 

開館式で「貝寄せ館」看板を除幕

記念展示のパネル写真に観覧者の話弾む

  午前11時からの開館式には、「海とまちなみの会」会員や来賓の小山達生福津市長、大久保三喜男市議会議長ら計約40人が参加し、「貝寄せ館」看板を除幕したあと、館内の記念展示パネルを熱心に観覧=写真②=、話が弾んでいました。

 

写真②:「貝寄せ館」内の記念展示パネルを熱心に観覧する人たち

  〈貝寄せ館〉改装費支援寄付金(目標額80万円)は、25日までに福津市内外の商店主や津屋崎出身の方など39人(団体含む)から計37万4千円をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。ご浄財をお寄せ下さいます方は、下記の「海とまちなみの会」銀行口座へお振り込みのうえ事務局・吉村勝利へお知らせいただくか、〈貝寄せ館〉東隣に在住の占部英明・本会会計兼広報世話人にお渡しいただければ幸いです.

 ◇〈貝寄せ館〉改装費支援のご浄財ご寄付のお願い

  「海とまちなみの会」事務所・〈貝寄せ館〉改装費支援の寄付金のお振込には、西日本シティ銀行福間支店普通預金口座(「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用下さい。

 お問い合わせは、E-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpか、℡090-7451-8063で「海とまちなみの会」事務局・吉村勝利へお願いいたします。

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2012年3月24日/〈日記〉476・「津屋崎の貝がら展」飾り付け

2012-03-24 21:15:36 | 日記

 

写真①:パネルの飾り付けが終わった「〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」

    =福津市津屋崎3丁目の〈貝寄せ館〉で撮影

 〈貝寄せ館〉記念展のパネル飾り付けが終わりました

あす25日午前11時から、開館式です

 私が所属している福津市のボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が同市津屋崎3丁目に設けた町興し拠点事務所・〈貝寄せ館〉の25日午前11時からの開館式を前に、館内で開催する記念展の飾り付け作業が24日夕、終わりました。

 開館式後の催事では、〈津屋崎千軒〉の新しい観光スポット・「貝寄せ館」誕生を記念して、「〝貝寄せの浜〟・津屋崎の貝がら展」=写真①=を目玉に開催。江戸時代後期の寛政12年(1800年)、津屋崎浦を訪れた6歳になる第10代福岡藩主・黒田斉清(なりきよ)公に、〝貝寄せの浜〟と呼ばれる美しい津屋崎の浜で採れた貝の絵が貝手頭佐治徳左衛門から献上されました。このエピソードは、東北大震災のあとに金子みすゞの詩・「こだまでしょうか」のテレビCM放映で話題になった「ACジャパン」の前身・「公共広告機構」が、19年前の平成5年(1993年)に新聞各紙に津屋崎の浜の写真や貝の絵付きで海を汚染から守るキャンペーン広告の記事を掲載し、全国に紹介されました。

 この「公共広告機構」のキャンペーン広告記事や、斉清公殿に献上された21種の貝の絵図、同じ21種の貝を津屋崎の浜で採集された大賀孝男さん、康子さん夫妻(福津市津屋崎北本町)の貝がら標本のほか、「海とまちなみの会」女性会員が津屋崎浜で採集したきれいなサクラ貝なども展示します。

 また、館内では「〈津屋崎千軒〉懐古パネル展」も開き、津屋崎の繁栄をもたらした塩田が廃れた後、〝筑豊の炭坑王〟・伊藤伝右衛門らが渡半島の曽根の鼻に「活洲場」を開設するなど津屋崎の活性化に協力した伝右衛門ゆかりの写真のほか、福間ー津屋崎間を走っていた馬車鉄道、津屋崎の町並みの特徴や名所、津屋崎塩田の歴史遺構、「恋の浦」の海水を汲んで塩を作る方法などのパネル写真なども展示しています。

 開館式には、小山達生・福津市長や大久保三喜男同市議長、大峰重美・市観光協会理事(市議)、原田誠・福津市商工会副会長(「筑前津屋崎人形巧房」7代目当主。津屋崎人形師)らをお招きし、「恋の浦」海岸に漂着したケヤキの流木に、津屋崎人形師の娘さんのデザイナー湯浅美子さん(原田誠さんの妹。「海とまちなみの会」会員)がトールペインティングした「貝寄せ館」の看板を除幕し、館内のお披露目をいたします。

  〈貝寄せ館〉改装費支援寄付金(目標額80万円)は、24日までに福津市内外の商店主や津屋崎ファンの男性、京都府、千葉県、横浜市の津屋崎出身の方など32人から計34万8千円をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。ご浄財をお寄せ下さいます方は、下記の「海とまちなみの会」銀行口座へお振り込みのうえ事務局・吉村勝利へお知らせいただくか〈貝寄せ館〉東隣に在住の占部英明・本会会計兼広報世話人にお渡しいただければ幸いです。                                                                             

◇〈貝寄せ館〉改装費支援のご浄財ご寄付のお願い

  「海とまちなみの会」事務所・〈貝寄せ館〉改装費支援の寄付金のお振込には、西日本シティ銀行福間支店普通預金口座(「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用下さい。

 お問い合わせは、E-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpか、℡090-7451-8063で「海とまちなみの会」事務局・吉村勝利へお願いいたします。

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2012年3月23日/〈日記〉475・「〈津屋崎千軒〉懐古・パネル展」飾り付け

2012-03-23 18:21:46 | 日記

 

写真①:津屋崎塩田廃止後の津屋崎を支えた〝筑豊の炭坑王〟・伊藤伝右衛門ゆかりの写真パネル

    =福津市津屋崎3丁目の〈貝寄せ館〉で、2012年3月23日撮影

 

「〈津屋崎千軒〉懐古・パネル展」飾り付け

――「海とまちなみの会」・〈貝寄せ館〉

 福津市のボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の町興し拠点事務所・〈貝寄せ館〉の25日開館式を前に23日、事務局担当の私と会役員さんら9人で開館記念に館内で開催するパネルの展示、飾り付けに追い込みをかけました。

  「〈津屋崎千軒〉懐古・パネル展」では、〈津屋崎千軒通り〉から〈貝寄せ館〉に入って左手の壁面に「塩と炭鉱王が支えた津屋崎」=写真①=の見出しのコーナーを設置。江戸時代から明治の〈津屋崎千軒〉の繁栄を支えた「津屋崎塩田」の地図や製塩風景、塩田の遺構などと〝筑豊の炭坑王〟・伊藤伝右衛門らが渡半島の曽根の鼻に「活洲場」を開設するなど津屋崎の活性化に協力した伝右衛門ゆかりの写真パネルを展示しました。

 左手壁面の中央には、「津屋崎は塩で保(も)つ」=写真②=の見出し付きで、「津屋崎千軒 昭和初期の町並み」復元地図を掲示。館内の展示は、25日午前11時から福津市長、市議会議長らをお迎えして行う開館式終了後、無料で観覧できます。市民の皆様や観光客の方の来館を歓迎いたします。

  

写真②:「津屋崎千軒 昭和初期の町並み」復元地図

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