吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2014年9月30日/〈日記〉542・関門小旅行(1)

2014-09-30 05:28:38 | 日記

写真①:JR「門司港駅」改札口から見た2面のホーム

     =北九州市門司区西海岸1丁目で、2014年9月23日撮影

 門司港レトロと下関・唐戸巡り(1)

「秋分の日」、小旅行を楽しみました

  「秋分の日」の9月23日、北九州市門司区の「門司港レトロ」と山口県下関市の唐戸巡りの観光を楽しみました。読売新聞西部本社(福岡市)のOB会「読売西部同人会」が、読売新聞の西部発刊50周年を記念した小旅行に、OBとして細君同伴の参加です。「門司港レトロ」と下関・唐戸巡りと題して、連載リポートします。

 OBの一人で、北九州市観光案内ボランティアをしているAさんが、ガイドを買ってくれ、楽しい町歩きになったのに感謝です。

 久しぶりに訪れたJR鹿児島線「門司港駅」=写真①=は、大正3年(1914年)にネオ・ルネサンス様式で建設された左右対称の建物外観が瀟洒で、国指定重要文化財の木造駅舎が老朽化したため保存修理工事が行われていました。2面あるホームの間には、日本の鉄道開業百周年を記念して建立された九州の鉄道起点を示す0哩(マイル)標がありました=写真②=。

写真②:九州の鉄道起点を示す0哩(マイル)標

  駅構内の洗面所には、大正3年の建設当時からある「幸運の手水鉢」=写真③=が残っており、〈戦時中の供出からもまぬがれ、現在も鋳造時の形のまま長寿を誇っています〉との説明分が掲げられています。

写真③:「幸運の手水鉢」

  「幸運の手水鉢」のほかにも、大正3年の駅建設のころ洗面所に開設されて以来、旅行者に門司の「おいしい水」を供給し続けているという水道(水呑処)・「帰り水」=写真④=が残っています。「帰り水」の説明文には〈戦前の海外旅行者をはじめ、終戦後の復員や引揚の人達が門司に上陸して安堵の思いで喉を潤したところから「帰り水」と呼ばれる様になりました〉と書かれていました。

写真④:旅行者に門司の「おいしい水」を供給し続けている「帰り水」

  門司港駅は、関門トンネル開通までは九州の鉄道の玄関口として、関門海峡を隔てた山口県下関市とを結ぶ関門連絡船との中継駅でした。駅構内には、「関門連絡船通路跡」=写真⑤=も残されています。

写真⑤:門司港駅構内に残る「関門連絡船通路跡」

   「関門連絡船通路跡」には、旧日本軍の命令で戦争末期に設置された渡航者の旧監視孔(窓)=写真⑥=も残っていました。そばに〈門司港は外国航路寄港地の為、関門連絡船の通路は、戦時下の不審者を監視する絶好の場所でした。監視孔は反対側にもあり、内部が分かりにくい構造で、横に入り口を塞いだ跡があります〉と説明文が掲示されています。

写真⑥:関門連絡船通路跡にある渡航者の旧監視孔

  以前、門司港駅を訪れた際は、レトロな駅舎の外観に目が行きました。今回は、駅舎が保存修理工事中で幕で覆われ、仮駅舎で営業しているとあって、構内の様々な歴史的資産に触れられたのが収穫でした。

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2014年9月29日/〈津屋崎の四季〉1030:コブハクチョウ1羽飛来

2014-09-29 08:49:42 | 風物

 

写真①:浅瀬で憩うコブハクチョウ

     =福津市渡の「津屋崎干潟」で、2014年9月29日午前6時50分撮影

コブハクチョウ1羽が飛来

――福津市・「津屋崎干潟」


  福津市渡の「津屋崎干潟」に9月29日朝、コブハクチョウ(カモ科)成鳥1羽が浅瀬に飛来していました=写真①=。

  「津屋崎干潟」では2013年11月12日、飼育鳥か、その子孫が野生化した個体の可能性が強いと見られるコブハクチョウの成鳥2羽と幼鳥の5羽の計7羽が飛来。14年1月14日には4羽に減り、2月25日には幼鳥1羽となった後、姿を消して、3月2日に幼鳥1羽の再飛来が確認され、5月10日まで1羽だけが滞在していました。

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2014年9月28日/〈津屋崎の四季〉1029:朝霧の季節

2014-09-28 09:29:36 | 風物

写真①:里山の裾に棚引く朝霧(中央は須多田の対馬見山、右端は在自山)

     =福津市塩浜で、2014年9月28日午前6時45分撮影

 津屋崎の里山の裾に棚引く朝霧

 

 福津市・津屋崎の田園は9月28日、朝霧に覆われました=写真①=。

 早朝の放射冷却で、地上付近から霧が立ち込め=写真②=、末広の「津屋崎干潟」東側の水路も100㍍先も見えないほど。干潟の東側道路では、走行する車もヘッドランプを付けて徐行していました。

  

写真②:視界を遮る放射霧の向こうから差し込む陽光

     =福津市末広の「津屋崎干潟」東側道路で、28日午前6時40分撮影

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2014年9月27日〈エッセー〉029:津屋崎物語

2014-09-27 20:17:37 | エッセー

 

写真①:まちなみ散策地図「〈津屋崎千軒〉そうつこう」英語・日本語併記版

     =「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が2009年12月発行

 ・連載エッセー『一木一草』

 第29回:津屋崎物語

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』で〈津屋崎千軒〉が舞台に

  2013年12月2日掲載の連載エッセー『一木一草』で、福津市津屋崎に向かって大きなうねりのような時代の流れが打ち寄せているような気がしました、と記述しました。この流れは、本物のようです。NHK福岡放送局が10月制作する平成26年度「福岡発地域ドラマ」の『ここにある幸せ』で、〈津屋崎千軒〉が撮影の舞台に取り上げられるからです。

 松田翔太、宮本信子が主演の

~「津屋崎物語」~

  「津屋崎物語」というサブタイトルが付いています。岡田惠和脚本、松田翔太、宮本信子、中村映里子らが出演の予定。ストリーは、〈東京で“うすーい人生”を歩んできた優柔不断な若者(松田翔太)と、福岡の海の町で“こゆーい人生”を生きてきた、ちょっとお茶目なおばあちゃん(宮本信子)。そんな二人が出会ったら…、何と町中のいたる所でデートを始めちゃった??年の離れた仲良しカップル。そして、小さな「幸せ」に気がついた…〉と、NHKでは紹介しています。

  NHK福岡放送局では、地域の様々な現実を元にストーリーを組み立て、住む人たちの息づかいやその土地の空気感を伝える「福岡発地域ドラマ」を年度ごとに制作しており、「12作目となる今回の舞台は、福津市津屋崎。古いものと新しいものが共にある町を舞台に、そこで昔から暮らす人々と新たにやってきた人々が互いに関わりあい、絆を深め、人と町が元気になってゆくヒューマンストーリーです」としています。 2015年1月16日(金)午後7時30分から、総合テレビの九州・沖縄管内で放送の予定です。 

 江戸時代初期、黒田官兵衛・長政親子が筑前に移封され、福岡藩が津屋崎で直営の塩田を開発、藩の製塩量の90%を占めたという藩財政を支え、官兵衛が隠居後に号した如水の隠居領となった津屋崎には、A Quaint Town Tsuyazaki-sengen”(古風な趣のある町・津屋崎千軒)の古い町並みが残っています。私が所属する町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(会員61人)が平成19年(2007年)に発行した津屋崎千軒まちなみ散策地図、『津屋崎千軒そうつこう』=写真①=も、このNHK地域ドラマ『ここにある幸せ』で小道具に使ってもらえたら嬉しいです。

  宮本信子演じるお茶目なおばあちゃんは古民家に住んでいるとの設定で、福津市津屋崎4丁目にある国登録有形文化財の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」=写真②=が撮影の中心になる関係で、10月初旬から12日(日)ごろまでロケ中は『藍の家』内に観光客は入場できないという。平成19年2月16日「藍の家保存会」代表の柴田富美子さんらボランティア仲間23人とともに、『藍の家』で「津屋崎千軒 海とまちなみの会」を創立しただけに、この明治34年建築の染物紺屋・旧上妻家住宅がドラマの主舞台になるのは感慨深いものがあります。


写真②:「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」

     =福津市津屋崎4丁目14-20で撮影

  平成25年度の福岡発地域ドラマでは、同年7月の「九州北部豪雨」で大きな被害を受けた日本一の玉露の産地、八女市・星野村八女市を舞台にした『苦くて、甘い~希望の茶~』で、小池徹平、蟹江敬三、武田鉄矢らが出演。過疎・高齢化が進む村を、災害ボランティアで訪れた若者・小池徹平が蟹江敬三ら村の高齢者との温かな交流を通し、成長してゆく姿を躍動的に描き、話題になりました。

  『ここにある幸せ』で主演の宮本信子は、平成25年にNHK総合テレビとBSプレミアムで放送された連続テレビ小説『あまちゃん』で、ヒロインの天野アキの祖母・夏役で元気な海女を演じた芸達者。夫の伊丹十三監督(故人)が主役に起用した「お葬式」や、「マルサの女」などでの演技力に定評があります。松田翔太は俳優松田優作の二男で、2008年にNHK大河ドラマ・『篤姫』で第14代将軍徳川家茂役で初出演、2012年の同ドラマ・『平清盛』で後白河天皇役を演じています。

  きょう9月27日の放送が最終回となったNHK連続テレビ小説『花子とアン』のおかげで、柳原白蓮と〈津屋崎千軒〉町興しの先駆者・伊藤伝右衛門の写真を展示中=写真③=の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所「貝寄せ館」(福津市津屋崎3丁目)では、入館者が増え、今朝も午前11時の開館前から女性二人が入場を待っておられました。『ここにある幸せ』・津屋崎物語の撮影や放映で、〈津屋崎千軒〉への観光客や移住者が増え、町並みの活性化につながる大きな波となるよう期待したい。

 

 写真③:〈津屋崎千軒〉町興しの先駆者・伊藤伝右衛門と柳原白蓮の写真展示

     =福津市津屋崎3丁目18-16の「貝寄せ館」で撮影

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〈催事〉0303:宮司放生会と「夕陽風景時計」

2014-09-22 18:09:07 | 行楽催事

 

写真①:夕陽が沈む方位と時刻、水平線の島々が描かれたパノラマ風景が分かる宮地浜「夕陽風景時計」

          =福津市宮司浜四丁目の「海の家 大阪屋」先の宮地浜で、2014年9月22日撮影 

あす23日、「宮地嶽神社」お上りの御神幸行列

秋季大祭で宮司浜『夕陽風景時計』も見物を

  9月21日から始まった福津市宮司元町の「宮地嶽神社」の秋季大祭(宮司放生会)は、あす23日午後1時に「お上り」の御神幸行列が宮地浜を出発します。行列見物の行楽客の皆様には、同市宮司四丁目の「海の家 大阪屋」先の宮地浜にある宮地浜「夕陽風景時計」=写真①=をぜひご覧ください。コンクリート製据え付け台の上に、ステンレス製時計版が設置されています。

  宮地浜「夕陽風景時計」は、夕陽が沈む方位と時刻、水平線の島々が描かれたパノラマ風景=写真②=が分かる時計で、私が所属している福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の緒方義幸会員が実用新案登録・設計者です。玄界灘に沈む夕陽の素晴らしさを多くの方々に楽しんでいただきたいと、「海とまちなみ会」が7月6日、市制施行10周年記念事業で設置、解説案内板を近くの国道495号線「宮地浜」交差点横の市営駐車場に立てました。解説案内板も含めた宮地浜「夕陽風景時計」設置費用は、市民募金で市内外の約2百人の方々から寄せられた計約40万円の寄付金を充てました。

 

写真②:宮地浜「夕陽風景時計」版面に描かれた水平線の島々のパノラマ風景。

  緒方会員は、宮地浜「夕陽風景時計」について①時計版を真西ではなく、「宮地嶽神社」参道延長線上に合わせた②夕陽が沈む30分、20分、10分前の太陽の位置と軌道を示した③ここから見える水平線上の島々や山々、建造物などの約150度の大パノラマを描いた④季節毎に夕陽の沈む方角が島陰や水平線などに変化する⑤寄り付き易さや居心地の良さなどから、〝七つ星〟の夕陽風景時計です、と高く評価しています。同時計から浜山の松原―「宮地嶽神社」を回遊する「フットパス」(Footpath田園や里海など昔からある暮らしの風景を楽しみながら歩ける小道)も市都市計画課との共働事業で開設しており、フットパス・ウオークも、合わせてお楽しみ下さい。

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2014年9月20日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉085:「花子とアン」余波

2014-09-20 06:05:29 | 「貝寄せ館」物語

 

写真①:伊藤伝右衛門と柳原白蓮の写真展示中を知らせる表示

      =福津市津屋崎3-18-16の「貝寄せ館」で、2014年9月20日撮影

 貝寄せの浜・〈貝寄せ館〉物語 85

「花子とアン」余波

 

NHKテレビの連続ドラマ「花子とアン」

「貝寄せ館」展示の柳原白蓮伊藤伝右衛門の写真が人気

 NHKテレビで好評放映中の連続ドラマ「花子とアン」で、柳原白蓮と伊藤伝右衛門=写真①=が話題になっているおかげで、福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ボランティアガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(同市津屋崎3丁目)に展示している「津屋崎で見つかった白蓮の写真」=写真②=や、津屋崎の町興しに貢献した伝右衛門のパネル写真などが市内外からの入館者に注目されています。

  

写真②:「伊藤伝右衛門ゆかりの津屋崎写真展」コーナーに展示の「津屋崎で見つかった白蓮の写真」などのパネル

     =「貝寄せ館」で撮影

  特に、津屋崎で新鮮な魚を仕入れ、筑豊で高く売って炭鉱経営に乗り出す資金をためたという伝右衛門は、黒田官兵衛・長政親子が筑前に移封され、福岡藩直営の塩田を津屋崎に開いて以来、〈津屋崎千軒〉の繁栄を支えた津屋崎・勝浦両塩田が、明治末の塩専売制施行で閉鎖された際、渡半島に「津屋崎活洲場」=写真③=を建設、観光客誘致に成功して落ち込んだ津屋崎の経済を浮揚させ、町興しの先駆者といえます。また、「宮地嶽神社」に石の鳥居や銅の大鳥居(戦時中の昭和18年に撤去)、石垣を寄贈しており、津屋崎に住むお抱え運転手中村林蔵の運転するフォードに乗って、博多の銅御殿から津屋崎を訪れていたと思われます。

 

写真③:「津屋崎活洲場」を建設した伊藤伝右衛門を紹介のパネル

     =「貝寄せ館」で撮影

  「貝寄せ館」=写真④=で観光ボランティアガイドをしている私も9月15日、大分市から〈津屋崎千軒〉観光に訪れた会社員の女性(39)や、伝右衛門の写真が展示されているのに気付いて入館したという北九州市小倉北区から妻(57)とドライブで来た男性(58)らに、伝右衛門や津屋崎で見つかった白蓮の写真について説明、初めて知ったと喜ばれました。きょう20日も、どんなお客様が来館されるか楽しみです。

 

写真④:「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の幟が立つ「貝寄せ館」

 「貝寄せ館」=写真⑤=:福津市市津屋崎3-18-16。土・日曜、祝日の午前11時~午後3時開館。入館無料。〈津屋崎千軒〉町歩きのガイドは、本会作製の散策マップ・「〈津屋崎千軒〉そうつこう」を進呈、1人2百円で2時間以内行います。

 

写真⑤:「貝寄せ館」の位置図

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〈催事〉0302:「宮地嶽神社」秋季大祭

2014-09-18 13:16:42 | 行楽催事

 

写真①:「宮地嶽神社」秋季大祭のポスター

          =福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で、2014年9月18日撮影

21日から23日まで宮司放生会
「宮地嶽神社」の秋季大祭です

「祭王」にはFBS・財津ひろみアナら

 福津市宮司元町の「宮地嶽神社」の秋季大祭(宮司放生会)=写真①=が、9月21日(日)から23日(火)まで開催されます。約6百年前から行われている、神様のお恵みを感謝する秋祭りです。

 衣冠姿の神職を先頭に御神輿や毛槍行列など氏子らが、神社から宮地浜まで約2㌔の参道を練り歩く御神幸行列の「お下り」は、21日正午ごろから。十二単姿で牛車に乗り、行列を統率する「祭王」は、FBS福岡放送の女性アナウンサー・財津ひろみさん。23日午後1時に宮地浜出発の御神幸行列「お上り」の「祭王」には、「きもの蝶屋」主催の着者モデル・「ミスジャポン2005」の江口佳那さんが登場します。

  「ねがいかなえ! 開運花火大会」は、22日午後8時から神社境内の「禊池」北側一帯で立ち入り禁止区域を設けて行われ、信者らの願い事がかなうよう、大輪の花火が打ち上げられます。

 お問い合わせは、宮地嶽神社(福岡県福津市宮司元町7-1 TEL0940-52-0016)へ。

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〈催事〉0301:うぶすな石

2014-09-14 16:02:26 | 行楽催事

 

写真①:境内にある「うぶすな石」

      =福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で、2014年9月11日撮影

「うぶすな石」をご存知ですか

「宮地嶽神社」境内にあります

 福津市宮司元町の「宮地嶽神社」境内に、「うぶすな石」=写真①=が置いてあるのをご存知でしょうか?

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が「宮地嶽神社フットパス」の下見調査を行った9月11日、楼門手前の参道南わき「手水舎」の南側にあるのに気付きました。

 「宮地嶽神社」の祭神・神功皇后は、妊娠中に筑紫から玄界灘を渡って朝鮮半島に出兵の際、お腹に石を当てて冷やし、出産を遅らせ、戦に勝って帰国後、筑紫の宇美で無事出産されたと伝えられています。「うぶすな石」は、同神社で安産祈願した妊婦が持ち帰り、出産後に返すという。うず高く積まれた石の一つには、「御礼」の2字が書かれていました=写真②=。

 「うぶすな石」は、「産土神(うぶすながみ)」の石、神功皇后の安産にあやかる、お産の鎮めの石ということでしょうか。

 

写真②:「うぶすな石」の一つに書かれた「御礼」の2字

     =「宮地嶽神社」で、12日撮影

 

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2014年9月13日/〈津屋崎の四季〉1028:「宮地嶽神社」のムクノキ

2014-09-13 06:00:14 | 風物

 

写真①:「開運殿」へ上る坂道の途中、左手にあるムクノキ(右)とホルトノキ

      =福津市宮司元町の「宮地嶽神社」境内で、2014年9月11日撮影 

「宮地嶽神社」のムクノキとホルトノキ

 私が所属している福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の活動で楽しみの一つは、知らない植物や野鳥、貝などの名前、生態、エピソードをフィ-ルドワークで講師の方に教えてもらえることです。子供のころから興味のあった博物学の講義を、野外教室で受けている気分になるからでしょうか。

 フットパス・コース設定の調査で9月11日、福津市宮司元町の「宮地嶽神社」を訪ねた時には、「宗像植物友の会」の女性会員の方から、境内に並んで生えたムクノキとホルトノキ=写真①=について教えていただきました。神社南側の「開運殿」へ上る坂道の途中、左手にあるこの二つの樹木は、何という名かなと以前から気になっていただけに、幹にこぶのある高さ約8㍍の木がムクノキ(ニレ科)で、オリーブ(モクセイ科)に似た木がホルトノキ(ホルトノキ科)と知り、うれしくなりました。

 ムクノキの葉は卵形で、実は球形=写真②=。11月に黒紫色に熟す実は、ムクドリの好物です。ホルトノキは、初夏に古い葉が紅葉して緑の葉と混ざり、模(紋)様に見えることから、「紋(模様)ガシ」とも呼ばれてモガシの異名が付いたという。

  

写真②:ムクノキの葉と緑色の実

         =8月18日撮影 

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2014年9月12日/〈津屋崎の四季〉1027:「宮地嶽神社」の錦鯉

2014-09-12 20:23:50 | 風物

 

写真①:「江戸菖蒲苑」そばの水路を泳ぐ錦鯉の群れ

       =福津市宮司元町の「宮地嶽神社」境内で、2014年9月12日午前6時55分撮影

 

「宮地嶽神社」水辺の錦鯉の群れ

 福津市宮司元町の「宮地嶽神社」境内にある「江戸菖蒲苑」そばの水路で9月12日朝、錦鯉の群れが気持ちよさそうに泳いでいるのを見ました=写真①=。

  この水路が繋がる「禊池」の水面にも、多くの錦鯉が泳いでいます=写真②=。秋の冷気が一帯に流れ、肌寒い感じがしました。

  

写真②:「禊池」の水面に浮かぶ錦鯉たち

      =12日午前6時55分撮影

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