吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0438:菖蒲まつり

2016-05-27 12:45:37 | 行楽催事

 

写真①:咲き始めた色とりどりの「江戸菖蒲」の花

     =福津市宮司元町の宮地嶽神社・「江戸菖蒲苑」で、2016年5月26日撮影

あす28日から「菖蒲まつり」

――福津市・「宮地嶽神社」

  福津市・「宮地嶽神社」境内の「江戸菖蒲苑」で、青紫、白など色とりどりの江戸菖蒲の花が咲き始めました=写真①=。あす5月28日、「菖蒲まつり」=写真②=(6月12日まで)が始まります。

 

写真②:拝殿前の境内にも並ぶ菖蒲の花

     =宮地嶽神社で、26日撮影

  「菖蒲まつり」は、「宮地嶽神社」が100種10万株を植栽した「九州随一の江戸菖蒲苑」に多くの観賞客を呼びたいと開催。29日と6月4、5、11、12日に民家村自然広苑野外ステージで「菖蒲花コンサート」があるほか、6月3日から5日まで境内で「ケータリングカー&グルメ博」が催されます。

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2016年5月22日/〈大分・町歩き〉014・火山島「姫島村観光」・古庄家

2016-05-22 17:40:04 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:旧庄屋の格式を伝える「姫島庄屋古庄家」

    =大分県姫島村で、2016年5月15日午後1時15分撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 14

 :姫島庄屋古庄家

  大分県姫島村の島の北西部にある「おおいた姫島ジオパーク」の名所・「観音崎」観光の後、貸切バスで「姫島港」へ向かう途中、村指定有形文化財の「姫島庄屋古庄家(こしょうけ)」=写真①=に立ち寄りました。

 古庄家は鎌倉時代の建久7年(1196年)、鎌倉から豊後に入国した大友能直(よしなお)」の宰臣、古庄四郎重吉を祖とし、安土桃山時代の文禄2年(1593年)に大友氏が太閤秀吉の怒りに触れて所領を没収されたため、古庄徳右衛門が諸国流浪の末、江戸時代初期の慶長15年(1610年)に姫島に渡り、元和8年(1622年)に島民に推されて里正(りせい)となりました。

  以来、明治4年(1871年)の廃藩置県まで12代、250年にわたり、杵築藩に属する姫島の庄屋として村を治め、甘藷(さつまいも)の導入、防波堤や塩田の築造など多大な功績を残したという。現存する屋敷は、第11代小右衛門逸翁が江戸時代後期の天保13年(1842年)から3年がかりで建築、敷地550坪で、寄棟造り一部2階建ての母屋は延べ建坪110坪、1階10部屋=写真②=、2階2部屋から成り、旧庄屋の格式を伝えています。藩主のために普請された書院造りの奥の部屋は、「御成りの間」と呼ばれ、庭園には藩主の駕籠を下したとされる2畳敷大の大石もあります。

 

写真②:「姫島庄屋古庄家」1階のお座敷

  (今回の〈大分・町歩きスポット〉シリーズの続編「火山島・姫島村観光」連載を終わります)

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2016年5月21日/〈大分・町歩き〉013・火山島「姫島村観光」・観音崎

2016-05-21 04:28:15 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:黒曜石の断崖が見ものの「観音崎」(中央に小さく見えるのは「千人堂」)

      =大分県姫島村で、2016年5月15日午後1時30分撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 13

 :観音崎

  大分県姫島村の旧塩田跡地を訪問後、島の北西部にある「おおいた姫島ジオパーク」の名所・「観音崎」へ貸切バスで向いました。

  「観音崎」は島内随一の景勝地で、高さ40㍍、幅120㍍にも及ぶ黒曜石の断崖が見ものです。この黒曜石は、姫島の城山(しろやま=標高62㍍)火山を造る溶岩の一部で、ガラス質の岩石。先史時代には石器に加工され、瀬戸内海を中心に東九州、四国、大阪、鹿児島県種子島まで姫島産の黒曜石が発見されるほど広く流通し、考古学的にも重要なため、平成13年に「姫島の黒曜石産地」とし「観音崎」一帯が国の天然記念物に指定されました。

  黒曜石の断崖の上に、姫島七不思議の一つとされる「千人堂」=写真①=があります。馬頭観世音を祀る小さなお堂で、大晦日の夜、債鬼(さいき=鬼のように情け容赦なく借金を取り立てる人)に追われた善人を千人かくまうことができるとのいわれから「千人堂」の名が付いたという。「千人堂」までは登山道を行かねばならず、時間もないので断念しました。

  「観音崎」見物の前に昼食を楽しんだ姫島南部の食事処・「姫乃家」近くにある「南浜公園」に立ち寄ると、園地中央に「黒曜石」が置かれていました=写真②=。「黒曜石」の背後には、昭和35年から7期連続無投票当選し、水や医療など離島の直面する課題の解決に貢献した姫島村名誉村民・前村長藤本熊雄翁の銅像が建っています。

  

写真②:「南浜公園」に置かれている「黒曜石」(背後に見えるのは姫島村名誉村民・前村長藤本熊雄翁の銅像)

         =15日午後0時45分撮影

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2016年5月20日/〈大分・町歩き〉012・火山島「姫島村観光」・塩田跡

2016-05-20 08:17:20 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:旧塩田跡地に建つ操業当時の古い煙突

     =大分県姫島村で、2016年5月15日午前11時撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 12

 :塩田跡

   大分県姫島村の名所・「比売語曽社(ひめこそしゃ)」と「拍子水(ひょうしみず)」を巡ったあと、島の北側にある旧塩田跡地を訪れ、操業当時の古い煙突=写真①=を見ました。

  姫島村教育委員会によると、姫島の塩田は江戸時代初期の慶長15年(1610年)には開発されており、昭和34年(1959年)に廃止されました。旧塩田跡地は、沿岸漁業と並ぶ村の基幹産業・車えび養殖の場=写真②=として利用されています。煙突は姫島車えび養殖センターの敷地にあり、部外者は立ち入り禁止ですが、ガイドさんを通じて特別許可を頂き、見学させていただきました。

 

写真②:操業中の車えび養殖場

     =旧塩田跡地の姫島車えび養殖センターで、15日午前11時5分撮影

  このあと、ガイドさんの案内で近くの「北浦公園」に残る赤煉瓦造りの旧「熊本塩務局

姫島出張所」倉庫=写真③=を貸切りバスで訪問。

 

写真③:赤煉瓦造りの旧「熊本塩務局姫島出張所」倉庫

    =「北浦公園」で、15日午前11時40分撮影

  赤煉瓦造りの倉庫の入り口側には、石段が設けられています=写真④=。建物のそばに姫島村教育委員会が建てた「専売所跡地」の案内板には、〈明治三十八年四月一日に熊本塩務局姫島出張所が開所された跡地で、事務所と塩倉庫二棟と、この赤煉瓦の倉庫が建てられていた。平成二年三月、北浦公園として造成され村民の憩いの場となる〉と解説。

 福津市津屋崎の旧「津屋崎塩田」に残る同じ赤煉瓦造りの「旧「熊本塩務局津屋崎出張所」文書庫(通称・〝塩倉庫〟)入り口が破損した状態のところ、同じ庁舎等級区分の7等級庁舎だった「熊本塩務局姫島出張所」の赤煉瓦造り倉庫(公文書など重要書類保管の文書庫)の完全な建物構造と、これとは別に塩倉庫二棟が建てられていたことが分かり、収穫でした。「津屋崎塩田」の通称・〝塩倉庫〟とは別に「塩倉庫」があったと推定できます。

  

写真④:旧「熊本塩務局姫島出張所」の赤煉瓦造り倉庫入り口側

     =15日午前11時40分撮影

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2016年5月19日/〈大分・町歩き〉011・火山島「姫島村観光」・拍子水

2016-05-19 06:10:00 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:姫島の名由来ゆかりの「比売語曽社」に参拝する「姫島」ツアーの人たち

     =大分県姫島村で、2016年5月15日午前11時15分撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 11

 :比売語曽社と拍子水

  大分県姫島村・「みつけ海岸」で〝海を渡る蝶〟・アサギマダラの観察、撮影を楽しんだあとは、火山が生みだした神秘の島・「おおいた姫島ジオパーク」観光です。ジオパークとは、ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産(地層・岩石・地形・火山・断層など)豊かな「公園」のことで、生態系や人々の暮らしとのかかわりまでをつなげて考える場所です。「おおいた姫島ジオパーク」は平成25年、日本ジオパークネットワークに加盟認定され、姫島の自然、歴史、伝統、文化などの魅力あふれる地域資源を活用、村民と行政が一体となって姫島の魅力を再開発して島の活性化を目指しています。

  私たち「姫島」ツアーの一行が最初に訪れた「姫島ジオパーク」の名所は、「比売語曽社(ひめこそしゃ)」=写真①=で、『日本書紀』に記述されているお姫様を祀った小さな神社です。

  参道わきに建つ「比売語曽社の由来」掲示板などによると、〈垂仁天皇の御代、意富加羅国(おほからのくに。今の韓国南部)の王子、都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)が白い石から生まれたお姫様と結婚しようとしたが、お姫様はそれを逃れ、海を渡って島に上陸し、比売語曽の神となりました。姫島の由来はここから始まります〉という。

  この「比売語曽社」そばにお姫様伝説ゆかりの「拍子水」(炭酸水素塩冷鉱泉)=写真②=がありました。太古の昔から間断なく湧き出す冷泉です。お姫様が、おはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたが水がなく、手拍子を打ち祈ったところ、水が湧き出したといういわれから、拍子水(ひょうしみず)というそうです。ガイドさんの説明では飲める温泉水ということで、柄杓で汲んで飲んでみると、炭酸を含むだけにソーダの味がしました。

 「拍子水」の前には、この冷泉を活用した入浴施設・「拍子水温泉」もあり、慢性皮膚病や神経痛などに効能があるといわれています。

 

写真②:湧き出る冷泉・「拍子水」を飲もうと柄杓で汲む「姫島」ツアーの女性

      =15日午前11時20分撮影

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2016年5月18日/〈大分・町歩き〉010・火山島「姫島村観光」・みつけ海岸

2016-05-18 17:54:58 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:丸太の柵で囲われたアサギマダラが好んで花の蜜を吸う砂引草の群落

     =大分県姫島村の「みつけ海岸」で、2016年5月15日午前10時40分撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 10

 :みつけ海岸

 

 大分県姫島村・「みつけ海岸」は「姫島」北部にあり、春の渡りで日本列島を北上途中のアサギマダラの群れの飛来地で知られています。姫島港からは、観光バスで約10分で到着。すでに蝶見物の観光客で賑わっていました。アサギマダラ(タテハチョウ科)が好んで花の蜜を吸う海浜植物・スナビキソウ(砂引草)の群落があり、丸太の柵で囲われています=写真①=。

   姫島村が建てた「アサギマダラ休息地」の解説表示には、〈長距離を移動する優雅なチョウで、姫島に自生するスナビキソウの蜜を求めて、5月中旬から6月中旬頃、南の地から飛来し、休息した後、涼しい北の地に向かって飛び立ちます。10月中旬頃、その世代を交代したチョウが、北の地から暖かい南の地へと向かう途中で、姫島に生えているフジバカマの蜜を求めて休息します〉と説明文があり、スナビキソウの花の上を群舞するアサギマダラのカラー写真が添えられていました。

 

写真②:「アサギマダラ休息地」の解説表示

=「みつけ海岸」で、午前10時40分撮影

   私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が「みつけ海岸」でのアサギマダラの飛来状況の説明を依頼していた姫島村の「アサギマダラを守る会」=大海重好(だいかい・しげよし)会長=の会員男女4人の方たちの丁寧な説明=写真③=を聴きながら、「姫島」ツアー参加の人たちから「毎日に飛来数は、だれがカウントしていますか」、「幼虫が蛹になってから羽化するには何日かかる?」など質問が相次ぎました。

 

写真③:姫島村の「アサギマダラを守る会」の男性会員(右端)から飛来状況の説明を聴く「姫島」ツアーの女性たち

     =「みつけ海岸」で、午前10時35分撮影

  飛来地のそばには、「産卵から羽化まで」や「交尾の様子」のカラー写真や「アサギマダラ秋の移動図(南下)」などを分かりやすく解説したパネル=写真④=も掲示されていました。

 

写真④:飛来地のそばに掲示した「産卵から羽化まで」、「交尾の様子」などの解説パネル

=「みつけ海岸」で、午前10時40分撮影

  しかし、「アサギマダラを守る会」の大海会長(67)らの話では、5月14日午前8時には200頭(匹)が飛来していたのに、この日は風が強く午前10時で40頭(匹)の飛来だけで、ちょっと期待外れの状況。近くの別の砂引草の群落地に多くの個体が舞っていることが分かり、「姫島」ツアーの一行は移動して観察、撮影を楽しみました=写真⑤=。

  

写真⑤:砂引草の花の蜜を吸いに来た観察、撮影を楽しむツアー参加の人たち

     =「みつけ海岸」で、午前10時50分撮影

   私も、砂引草の花の上を舞うアサギマダラを撮影できました=写真⑥=。

 

写真⑥:砂引草の花の上を舞うアサギマダラ

         =「みつけ海岸」で、午前10時40分撮影

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2016年5月17日/〈大分・町歩き〉009・姫島村

2016-05-17 09:09:23 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:国東半島沖に浮かぶ「姫島」(右端は島内最高峰の標高266㍍の〝姫島富士〟・矢筈岳)

     =大分県国見町の「伊美港」に着いた姫島村営フェリーの甲板で、2016年5月15日午後2時30分撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 9

 :姫島村

 

きょうから連載します

「火山島・姫島村観光」

  「津屋崎千軒 海とまちなみの会」主催の「姫島」アサギマダラ観察とジオパーク観光ツアーで5月15日、大分県姫島村=写真①=を初めて訪ねました。「国東半島」沖の周防灘に浮かぶ周囲17Km、人口約2千人の火山島で、宗像市の「筑前大島」(周囲15Km、人口約7百人)より一回り大きい大分県唯一の村です。きょう17日から、「火山島・姫島村観光」を連載します。

  私が所属する「海とまちなみの会」の団体賛助会員の「みなとタクシー」(宗像市)の観光バスをチャーターし、バス代、高速道路料金、姫島村営フェリー乗船代、昼食代、傷害保険料、ガイド料、資料代を含め参加料各人8千円で開催。会員や俳句愛好グループ、ヨーガ教室受講仲間など福津、宗像、古賀、宮若4市から応募の24人(女性18人、男性6人)が参加、15日早朝、福津市を出発しました。九州自動車道古賀インターから東九州自動車道宇佐インター経由、国道213号線をひた走り、約2時間半で大分県国見町の伊美港着。姫島村営フェリー=写真②=に乗って、約20分で姫島港に着きました。

 

写真②:姫島港に入る姫島村営フェリー「第一姫島丸」

     =大分県姫島村で、15日午後1時55分撮影

  「姫島村営フェリー姫島港船客待合所」前の駐車場には、〝海を渡る蝶〟・アサギマダラが「みつけ海岸」のスナビキソウの上を群舞する写真をあしらい、「ようこそ姫島村へ」の歓迎挨拶入りの大看板が立てられています=写真③=。春の渡りで日本列島を北上途中のアサギマダラの群れとの対面が近い、と期待に胸が膨らみました。

  

写真③:アサギマダラの群舞写真入りの「ようこそへ姫島村へ」の大看板

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2016年5月14日/〈日記〉575・「津屋崎塩田」跡に新たに発電所建設

2016-05-14 12:46:20 | 日記

 

写真①:「津屋崎塩田」跡に新たに建設される発電所工事(向こうに建つのは旧「旭製塩」の塩造りに使われた煙突)

     =福津市西竪川で、2016年5月14日撮影

 福津市・「津屋崎塩田」跡に新たにメガソーラー

九電工新エレルギー社の「太陽光発電所」建設

  福津市渡にある「津屋崎干潟」東に隣接した西竪川の旧「津屋崎塩田」跡地で、福岡市中央区清川3丁目にある九電工新エレルギー社(塩月輝雄代表取締役)の「津屋崎第一、第二太陽光発電所」の建設工事が始まっています=写真①=。

  「太陽光発電所」現場に掲示された「開発事業標識」や「土砂埋建て等に関する標識」=写真②=によると、開発事業の施工面積は西竪川2323番1、2316番にある61,905平方㍍。工事は、九電工福岡支店福岡北営業所(福津市西福間2丁目)が施工し、工事期間は平成29年3月31日まで。現在、西竪川2323番1の土地61,820平方㍍のうち44,762平方㍍を土砂埋め立て等を同28年9月30日までに行う工事が進んでいます。

 太陽光発電所」工事現場の向こうに、昭和20年代に操業していた旧「旭製塩」の塩造りに使われた煙突が建っており、広大な「津屋崎塩田」が製塩で活気づいていた当時の面影を伝える〝近代化遺産〟ともいえる遺構ですが、この煙突の敷地まで工事は及ぶのでしょうか。

 

写真②:建設工事現場入り口に掲示された土砂埋建て等に関する標識」看板

  この建設工事現場南東側のある西竪川の旧「津屋崎塩田」跡地には平成25年、三井松島産業(福岡市)の子会社・MMエナジー株式会社(同)が、約3万2千平方㍍の用地に総出力約2千㌔・㍗の太陽光パネル約8千5百枚を建設。また、「津屋崎干潟」奥の福津市渡池尻の用地約5万5千平方㍍にも同年、「百田興産」(福岡市)の太陽光パネル約8千枚(総出力約2千㌔・㍗)が建設されました。

 すでに周辺2か所にメガソーラーが建設された「津屋崎干潟」には、世界に約2千羽しかいないという環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧ⅠA類」指定のクロツラヘラサギ(トキ科)10羽前後が毎冬、朝鮮半島から渡来。池尻のメガソーラー・パネル群の東に接した水路は、同干潟とともに福岡県鳥獣保護区に指定されています。これまで同水路は、冬の渡り鳥・クロツラヘラサギやヘラサギ(トキ科)、留鳥のカワセミ(カワセミ科)、バン(クイナ科)など野鳥の採餌や休息の楽園になっています。

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2016年5月12日/〈津屋崎の四季〉1148:木の実の熟れるころ

2016-05-12 13:50:38 | 風物

 

写真①:住宅の庭で熟れ始めたアンズの実

     =福津市津屋崎2丁目で、2016年5月7日撮影

アンズの実熟れ始める

梅の実も青々と生る

  季節の移ろいは、早いですね。福津市津屋崎2丁目の住宅の庭では、アンズの実が熟れ始めました=写真①=。

  宮司6丁目の果樹園では、青い梅の実が枝ごとに幾つも生っています=写真②=。

 

写真②:枝に幾つも生った青い梅の実

         =福津市宮司6丁目で、5月8日撮影

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2016年5月8日/〈津屋崎の四季〉1147:アサギマダラ飛来2頭目

2016-05-08 17:51:48 | 風物

 

写真①:「津屋崎松原」のトベラに訪花した今季初飛来確認アサギマダラ

     =福津市津屋崎1丁目で、2016年4月25日午前8時35分撮影

 福津市津屋崎への飛来早まる

〝海を渡る蝶〟・アサギマダラ

 〝海を渡る蝶〟で知られるアサギマダラが、福津市津屋崎に例年より早く飛来しています。4月25日朝、津屋崎1丁目の「津屋崎松原」のトベラの白い花の蜜を吸いにとまっている雄1頭(アサギマダラ調査では匹ではなく、頭を使用)=写真①=を今季初めて確認。同日午後には、近くの「津屋崎浜」で海浜植物・スナビキソウにとまっている姿を撮影できました=写真②=。春の渡りシーズンの津屋崎への初飛来記録では、2015年は5月11日に「津屋崎浜」でスナビキソウの花の蜜を吸いに来た雄1頭を撮影したのに比べ、16日も早く、驚きです。トベラの花で吸蜜するのも初めて知りました。

  

写真②:スナビキソウに飛来したアサギマダラ

     =福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」で、4月25日午後4時25分撮影

  福岡地方の最高気温は、4月25日に23度、翌26日は26度を記録しており、アサギマダラの飛来が早まったのは、地球温暖化の影響が津屋崎にもひたひたと押し寄せてきているのでしょうか。20~25度くらいの気温を好むとされるアサギマダラが、適温を求めて北上する時季が早まっているのか、はたまた私が所属している町づくり団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が3月上旬に確認した福津市本木の「ほたるの里」の山虫で越冬した幼虫が、蛹から羽化して飛来したのか、謎が深まります。

  5月8日午前8時ごろ、「津屋崎浜」でスナビキソウの花の蜜を吸うアサギマダラの雄1頭を見つけ、撮影しました=写真③=。4月25日に飛来した1頭に次ぐ2頭目の個体です。

 

写真③:スナビキソウの花の蜜を吸う雄のアサギマダラ

         =「津屋崎浜」で、5月8日午前8時撮影

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