吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0602:藍の家120歳展

2022-03-12 16:21:48 | 行楽催事


写真①:津屋崎千軒民俗館「藍の家」入口に立てられた藍の家120歳展の案内看板

           =福津市津屋崎4-14-20で、2022年3月10日撮影

 福津市で「藍の家120歳展」が開催されています

津屋崎の卯建・鏝絵のある町屋めぐり写真や建物保存の歴史を展示

  福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」(国登録有形文化財)で、3月10日から「藍の家120歳展」(主催・藍の家、福津市地域振興課)が開催中=写真①=。明治34年(1901年)に建てられた染物屋(紺屋)・旧五代目上妻善兵衛氏住宅の「藍の家」が、令和3年(2021年)で築120年を迎えたのを祝う行事として、建物の保存活動の歴史や周辺の町屋巡りの写真、観光案内図などを展示しており、入場無料。27日まで。

 「藍の家」は。白漆喰塗り込め壁に格子戸など当時の町屋形式の特徴を伝えています。建物の取り壊しが持ち上がった平成6年(1994年)に旧津屋崎町街並み保存協議会の保存運動で、上妻家が建物を旧津屋崎町(現福津市)に寄贈。平成19年(2007年)には、江戸時代から海上交易で栄えた〈津屋崎千軒〉の面影を残す建造物として、国登録有形文化財になり、現在は福津市が管理し、ボランティア団体・藍の家保存会(古閑由美代表)の運営で、地域の文化交流の場として活用されています。

 「藍の家120歳展」会場の1階・座敷には、藍の家保存会(私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の賛助団体会員)が資料をまとめた旧津屋崎町街並み保存協議会(原田活男会長)の保存運動の歴史を協議会ニュース『はちがめ』創刊号(1993年発行)、平成6年「初代運営委員会」メンバー10人の写真=写真②=などを掲げて紹介しています。

写真②:平成6年「初代運営委員会」メンバー10人の写真(前列左から2番目は私の従兄の故大賀孝男さん、同右から2番目が故原田活男会長)

 このほか、津屋崎区の観光案内図と防火壁の卯建や鏝絵のある町屋などの写真を掲示した「藍の家周辺の町屋めぐり」コーナー=写真③=や、明治時代に津屋崎で配られた色鮮やかな引札(商店のチラシ)、民具も展示。                                                                                                                  

                                                                                                                          

写真③:津屋崎区の観光案内図と町屋などの写真を掲示した「藍の家周辺の町屋めぐり」コーナー

 展示された卯建のある町屋では、しおさい通り東側に面した「麦屋惣平衛邸」(木造瓦葺き2階建て=麦野裕・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員所有)母屋妻壁の東西に対になって建てられた卯建の写真と、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が塀に掲示した「麦屋惣平衛の麦屋は屋号。小麦を石臼でひいて粉にし、うどんを作って販売していた当時、麦屋を屋号にした」という解説板の写真も添えられています=写真④=。

                              

写真④:妻壁東西に対の卯建がある「麦屋惣平衛邸」の写真と「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が塀に掲示した解説板の写真 

 

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