吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2011年6月30日/〈津屋崎の四季〉796・6月末のゴイサギ

2011-06-30 09:23:28 | 風物

写真①:水田に舞い下りたゴイサギ
     =福津市在自で、30日午前6時5分撮影

 6月もきょうまでという30日の早朝、福津市津在自の水田に留鳥・ゴイサギ(サギ科)が舞い降りているのを見つけました=写真①=。久しぶりの対面です。頭頂から後頭にかけてと背の紺色、体下面の白い姿が、梅雨時の田んぼに似合う野鳥です。

 畦に移ったところに、留鳥のハシボソガラス(カラス科)が飛んで来て並び、思わぬツーショットが撮れました=写真②=。


写真②:ハシボソガラス畦に並んだゴイサギ
     =福津市在自で、30日午前6時15分撮影
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2011年6月30日/〈イタリア・町歩き〉016・ショッピング

2011-06-30 03:54:30 | イタリア・町歩き

写真①:ベノッツォ・ゴッツォリ作の壁画『東方三博士の旅』のプリント画

世界遺産の旅
〈イタリア・町歩き〉 16 

:ショッピング

 イタリアでのショッピングも、楽しみにしていました。5月24日、フィレンツエ市にある色彩豊かで美しい文様を描くマーブル紙の文具屋で、15世紀にフィレンツエの領土を支配したメディチ家の宮殿の礼拝堂に画家ベノッツォ・ゴッツォリが描いた壁画・『東方三博士の旅』を紙にプリントした絵=写真①=とマーブル紙のブックカバー=写真②=を買いました。『東方三博士の旅』は、救世主・キリスト誕生を知って東の方から拝みに来たと旧約聖書に記されている博士たちが、ベツレヘムまで旅する様子を描いた絵で、この中にフィレンツエ支配を確立した銀行家のコジモ・デ・メディチらメディチ家の主要人物の肖像が描かれているとされています。


写真②:マーブル紙のブックカバー

 間口の狭い店舗の入り口=写真③=から店内に入ると、手作りのマーブル紙を使ったフォトスタンド、ノートなどの商品が展示されていました=写真④=。


写真③、④:マーブル紙の文具屋入り口(左)と店内
       =フィレンツエ市で、5月24日午後1時55分撮影

 「シチリアの海塩」は、千葉県に住む友人のMさんに「地中海・シチリアの海水塩、または岩塩を買ってきて」と旅行前に頼まれていたものです。残念ながらツアー日程には、イタリア本島南部の地中海最大の島・シチリアに行くコースは入っていません。5月25日に立ち寄った土産品店の売り場に、「『塩の道』と呼ばれる塩田で作られた地中海のミネラルたっぷりの自然海塩で、素材を活かすまろやかな風味です」――とうたった説明書=写真⑤=が掲示されており、百㌘入り1袋=写真⑥=を3.5ユーロ(約4百円)で買いました。

 6月28日、自宅で袋を開いて小粒のカリン糖のような「海塩」をなめてみると、確かにミネラルたっぷりのまろやかな味です。夕食のシチュー料理に使って味わいました。


写真⑤,⑥:「シチリアの海塩」の説明書(左)と百㌘入りの1袋
     =5月25日午前10時15分撮影

 眩しいイタリアの陽光から目を守ろうと、フィレンツエ市の眼鏡店舗で5月24日、サングラスを購入。掛けてみたら、イタリアの〝ちょいワルおやじ〟になった感じですかね?=写真⑦=。



写真⑦:サングラス姿でのスナップ
     =フィレンツエ市で、5月24日撮影

 カメオのブローチやペンダントヘッド、ベネチアングラスのペンダントやピアスなどイタリアのアクセサリー=写真⑦=も、ポンペイのカメオの工房やベネチア市のベネチアングラス工房などで土産に買ってきました。


写真⑧:カメオのブローチやベネチアングラスのペンダントなどのアクセサリー

 フィレンツエ市のホームセンターでは5月24日、おしゃれなデザインが気に入り、イタリア製ジョギング靴=写真⑨=を買い求めました。履き心地もいいです。


写真⑨:イタリア製ジョギング靴

 24日午後は、フィレンツエ市のブランド店街・トルナブォーニ通り=写真⑩=にも足を運びました。


写真⑩:ブランド店が軒を連ねるトルナブォーニ通り
     =フィレンツエ市で、5月24日午後1時35分撮影

 オフタイム用に、カラフルなイタリア製時計=写真⑪=も旅行の記念に買いました。


写真⑪:イタリア製時計

 ショッピングで手元に用意していたユーロ貨幣も少なくなり、ローマ市のホテルで5月27日朝、いくら残っているかを撮影=写真⑫=。


写真⑫:一番上の左から50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ、5ユーロの紙幣と、2ユーロ、1ユーロ、50セント、10セント、5セントの硬貨
     =5月27日午前6時15分撮影
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2011年6月29日/〈イタリア・町歩き〉015・田園風景

2011-06-29 05:21:46 | イタリア・町歩き

写真①:道路沿いに延々と続くブドウ畑
      =ベローナ市で、2011年5月22日午後6時25分撮影

世界遺産の旅

〈イタリア・町歩き〉 15 

:田園風景

 イタリアの田園は、緑が豊かでした。22日夕、ベネチアへ向けて高速道路を走るツアーバスの窓ガラス越しに、ベローナ市の延々と続くブドウ畑=写真①=が見えました。南北に細長いイタリアは、全土でワインが生産できる気候と土に恵まれ、〝ワインの大地〟とも呼ばれています。

 フィレンツエ市からローマ市へ向かうバスの窓から25日の朝には、広々とした馬の牧場=写真②=をツアーバスの窓から撮影。イタリアは、フランスのロンシャン競馬場で開催される競馬レースで「凱旋門賞」を征覇する名馬を出した馬産家が生まれた国でもあり、この牧場もサラブレッドを育てているのかもしれませんね。


写真②:広々とした馬の牧場
     =5月25日午前9時40分撮影

 続いて、車窓から見えたのが青々としたオリーブ畑=写真③=。のどかで、美しいイタリアの田舎の風景ですね。


写真③:青々として美しいオリーブ畑
     =5月25日午前10時55分撮影

 ナポリ市からローマ市のホテルに戻るバスからは26日夕、牧草地にドラム缶のように丸められた干し草が点在している光景に出合いました=写真④=。


写真④:牧草地に点在するドラム缶のように丸められた干し草
     =5月26日午後5時35分撮影

 畑地の間を流れる小川の土手沿いには、クロマツの並木が美しい緑の帯を連ねていました=写真⑤=。


写真⑤:小川の土手沿いに緑の帯を連ねるクロマツの並木
     =ナポリ市で、5月26日午後3時20分撮影

 5月26日に訪れたポンペイ市の「ポンペイ遺跡」入り口付近には、高く細長い1本の糸杉(ヒノキ科。別名西洋桧)がありました=写真⑥=。古代ローマでは、神聖な木として崇められたという。ポスト印象派の画家・ビンセント・フォン・ゴッホが好んで描いた画材の木を初めて見て、これがあの糸杉なのか、と感じ入りました。


写真⑥:「ポンペイ遺跡」入り口付近にある糸杉(左端)。左奥はベスビオ火山
     =ポンペイ市で、5月26日午前10時45分撮影

 5月25日早朝、宿泊先のフィレンツエ市のホテル近くを散歩中、草原に青いきれいな花が咲いているのを見つけました=写真⑦=。この花の名は、何というのでしょうか。イタリアでも、野の花には涼やかな美しさを感じます。


写真⑦:草原に咲いた青いきれいな花
     =フィレンツエ市で、5月25日午前5時55分撮影

追記
 この青い花について、千葉県に住む野草通の友人Mさんから6月29日、「この青い花は
高級食材のチコリです。キク科なので簡単に増えます」と連絡をいただきました。ありがとうございます。

 チコリの和名は「キクニガナ」といい、茎や葉を折ると出てくる乳液をなめると苦い味がする草(菜)なので、ニガナと名付けられました。地中海地方原産で、日本には江戸時代に観賞用・食用・薬用として入ってきたという。
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2011年6月28日/〈イタリア・町歩き〉014・町並みの景観

2011-06-28 04:47:31 | イタリア・町歩き

写真①:物産市開催会場に面して並ぶ明るい色合いの建物
      =ベローナ市で、2011年5月22日午後5時20分撮影

世界遺産の旅
〈イタリア・町歩き〉 14 

:町並みの景観

 「ミラノにある石造りの建物は、築250年で新しいものです。ベネチアなどでは、築500年から600年です」。5月22日、ミラノ市にあるオペラの殿堂・「スカラ座」の前で、市内在住の日本人女性ガイド・鈴木さんがこう解説しました。

 「えッ、築250年で新しい?」――イタリアの常識に、思わず耳を疑いました。そういえば、ミラノ市にあるゴシック建築の教会・「大聖堂(ドゥオモ)」は14世紀に建設が始められています。もっとも、日本も奈良市の法隆寺の建物は7世紀に建てられたとされ、世界最古の木造建築群として世界遺産に登録されていますが、一般的には木と紙でできた日本の木造建築は、19世紀の江戸時代末の町家でも古民家とされます。建築業界でも〝百年住宅〟を売り出す住宅会社が、最近目立つくらいです。温暖湿潤な気候の日本では、風通しのいい木造りの家が似合っています。イタリアが石の国なら、日本は木の国。町並みの趣も違っているのを、まずミラノで実感しました。

 
 ベローナ市で5月22日、物産市が開催されていた会場に面して並ぶ建物は明るい色合いで、素敵でした。地中海の陽光が降り注ぐイタリアらしくていいですね=写真①=。

 フィレンツエ市では5月24日、ブランド店が入居した風格ある建物の前の街路を行く観光馬車がレトロな雰囲気づくりに一役買っていました。


写真②:ブランド店の前の街路を行く観光馬車
     =フィレンツエ市で、5月24日午後1時40分撮影

 5月23日に訪れたベネチア市では、「サン・マルコ寺院」横の商店が入居した建物がすっきりとしたデザインで、粋な感じでした=写真③、④=。


写真③、④:「サン・マルコ寺院」横の商店が入居した建物
     =ベネチア市で、5月23日午後1時10分撮影

 5月25日、ローマ市で137段もの「スペイン階段」を息を切らして上った後、「トリニタ・ディ・モンティ教会」前の展望所から見下ろした町並みも、古い歴史を感じさせました=写真⑤=。

 さても、イタリアの建物はお洒落で、町並みもなんてきれいなのでしょう! 古風な趣のある〈津屋崎千軒〉の町並みも、こざっぱりとして統一された美しい景観を形成したいものです。


写真⑤:「スペイン階段」方面を見下ろした景観
     =ローマ市・「トリニタ・ディ・モンティ教会」前で、5月25日午後7時分撮影
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2011年6月27日/〈イタリア・町歩き〉013・イタリアの野鳥

2011-06-27 05:55:39 | イタリア・町歩き

写真①:草地に降りたクロウタドリ
      =フィレンツエ市で、2011年5月24日午前6時35分撮影

世界遺産の旅
〈イタリア・町歩き〉 13

:イタリアの野鳥

 イタリアで見た代表的な野鳥は、5月24日にフィレンツエ市で撮影したクロウタドリ(ツグミ科)=写真①=でしょうか。体長28㌢。日本に渡来する冬鳥のツグミ(同科、体長約24㌢)より大きい。ポンペイ市の古代遺跡近くの木の枝にも止まっており、イタリア人女性ガイドのセレーナさんに聞いたら、「ブラックバード」という通称の呼び名で答えが返ってきました。全身黒い体で、嘴は黄色。

 「ポンペイ遺跡」にある住宅の壁の穴を〝お宿〟にしたスズメ(ハタオリドリ科)=写真②=は、日本のスズメと似ていました。


写真②:「ポンペイ遺跡」にある住宅の壁の穴をお宿にしたスズメ
     =ポンペイ市で、5月26日午前11時35分撮影

 ローマ市のホテル近くの上空には5月27日朝、多くのアマツバメ(アマツバメ科、体長約20㌢)=写真③=が飛び回っていました。日本に渡ってくるツバメ(ツバメ科、体長約17㌢)より一周り大きい。


写真③:ホテル近くの上空を飛び回るアマツバメたち
     =ローマ市で、5月27日午前6時55分撮影

 ベネチア市で5月23日、「サン・マルコ寺院」横の広場の水たまりに降りたセグロカモメ(カモメ科)に似た野鳥=写真④=を撮影しました。セグロカモメの足は赤いのですが、このカモメの足は黄色です。


写真④:「サン・マルコ寺院」横の広場の水たまりに降りたセグロカモメに似たカモメ
     =ベネチア市で、5月23日午後1時10分撮影
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2011年6月26日/〈イタリア・町歩き〉012・現地ガイドに学ぶ

2011-06-26 06:47:27 | イタリア・町歩き

写真①:「サン・マルコ広場」で案内するイタリア人男性ガイドのマルコさん(右端)
      =〝水の都〟ベネチア市で、2011年5月23日午前10時40分撮影

世界遺産の旅
〈イタリア・町歩き〉 12 

:現地ガイドに学ぶ

 パリで開かれている国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が現地時間の6月25日、日本が推薦した「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町)について中尊寺など5か所を世界遺産(世界文化遺産)に登録することを決定。国内の世界文化遺産としては、2007年の「石見銀山遺跡とその文化的景観」(島根県)に次いで12件目で、自然遺産を含めると24日に決まった小笠原諸島(東京都)を含め16件になりました。

 平泉町は私も観光旅行で訪れたことがあり、中尊寺をはじめとした「平泉の文化遺産」が浄土世界を示す遺産としての普遍的価値を評価、登録されて、良かったなと思いました

 さて、世界遺産に登録されてから、観光客の受け入れ体制が大変でしょう。観光ガイドの陣容整備もその一つ。そこで、イタリアの世界遺産観光で、この目で拝見した現地のガイドさんの仕事ぶりをリポートします。

 5月22日午前、イタリアで最初に観光したミラノ市では、市内に住む日本人女性ガイドの鈴木さんが、14世紀に築かれた城塞・「スフォルツェスコ城」前からツアーバスに乗車。移動中の車中でも、市内一の一流ホテルに泊まった日本の有名女性芸能人の名前を入れて紹介、オペラの殿堂・「スカラ座」前や、エレガントなアーケード「ガレリア」でのガイドも分りやすく、切れのいい口調でした。お勧めの買い物情報も提供、ベテランのガイドぶりで、感心しました。

 22日午後、訪ねたベローナ市のガイドさんは、市内在住のイタリア人女性。英語での解説を旅行会社の日本人添乗員さんに通訳してもらっての観光で、物足りなさが残りました。

 23日、〝水の都〟ベネチア市で「サン・マルコ広場」から案内してくれたイタリア人男性ガイドのマルコさん=写真①=は、流暢な日本語の使い手です。「サン・マルコ寺院」の解説の中に、漫画のちびマルコちゃんを織り込んで笑わせるなどツボを心得たガイドさんでした。

 フィレンツエ市を観光した24日のガイドは、市内在住のベテラン・ガイドの鈴木さん=写真②=。ミラノ市で解説してもらった女性ガイドの鈴木さんと同姓で、知り合いという。「サン・ジョヴァンニ礼拝堂」の青銅製門扉・「天国の門」の詳しい解説や、混雑していた「ウッフィツイ美術館」では機転の利いた案内で、サンドロ・ボッティチェッリ作の『ヴィーナスの誕生』をはじめとした名画の数々を観賞でき、見所を手際よく説明していく行き届いたガイドぶりで、満足です。


写真②:「サン・ジョヴァンニ礼拝堂」の青銅製門扉・「天国の門」前でガイドする鈴木さん
     =フィレンツエ市で、5月24日午前11時50分撮影

 最も観光客が多かった25日のローマ市観光。イタリア人男性ガイドのアルフレッドさん=写真③=も、日本語が上手でした。「ヴァチカン美術館」の中庭に展示されているミケランジェロ作の巨大壁画『最後の審判』のガイドパネルについて、要領よく解説してくれました。


写真③:巨大壁画『最後の審判』のガイドパネル前でガイドするアルフレッドさん
     =「ヴァチカン美術館」中庭で、5月25日午後2時55分撮影

 26日に訪れたポンペイ市のガイドは、イタリア人女性のセレーナさん=写真④=。ナポリ大学で日本語を専攻、東京でも学んだというだけに巧みな日本語でした。身重の体でしたが、ポンペイ遺跡の石畳を元気に歩き、落ち着いたガイドぶりでした。


写真④:ポンペイ遺跡の入り口でガイドするセレーナさん
     =ポンペイ市で、5月26日午前11時撮影

 イタリアでは、世界遺産観光地を抱える各都市ごとにガイドの免許が出されており、日本の観光バスガイドのように東北各地を1人でガイドすることはできないという。イタリア観光でお世話になった現地のガイドさんたちは、首からガイドの身分証明証を入れたカードケースをぶら下げていました。また、混雑する人気の観光地ではマイクでの解説が聞きやすいように、レシーバーを観光客に使わせています。

 私と「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の仲間が、古風な趣のある〈津屋崎千軒〉をガイドする場合も、もっと小型で使いやすい携帯マイクやレシーバー導入なども検討したいなと思いました。世界遺産に暫定登録されている「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の本登録が決定した場合は、「宗像大社」や「沖ノ島」のガイドは宗像市のガイドが担当し、宗像の君一族の首長墓とされる国史跡・「津屋崎古墳群」や「宮地嶽神社」の解説は福津市のガイドが受け持つなどの役割分担も一案ではないでしょうか。
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2011年6月25日/〈津屋崎の四季〉795・コゲラの朝食

2011-06-25 07:54:57 | 風物

写真①:イチョウの枝で餌の虫を探すコゲラ
     =福津市宮司元町の宮地嶽神社・「民家村自然広苑」で、2011年6月25日午前6時30分撮影

 梅雨の晴れ間の25日朝、福津市宮司元町の宮地嶽神社・「自然広苑」で、コゲラ(キツツキ科)がイチョウの枝先で餌の虫を探していました=写真①=。

 きょうも、真夏日を記録しそうな福岡地方。水銀柱がぐんぐん上がらない涼しいうちに、餌を取っておかなくちゃ、とばかりに枝から枝へチョコマカと移る日本最小のキツツキ(体長15㌢)=写真②=です。


写真②:日本最小のキツツキ・コゲラ
     =宮地嶽神社・「民家村自然広苑」で、25日午前6時30分撮影
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2011年6月23日/〈福津市津屋崎の野鳥〉146:マミジロ

2011-06-23 10:07:52 | 福津市津屋崎の野鳥

写真①:舗装道路に降りたマミジロ
     =福津市須多田で、2011年6月23日午前5時35分撮影

 福津市須多田の舗装道路で6月23日朝、夏鳥のマミジロ(ヒタキ科)=写真①=が舞い下りている姿を撮影しました。在自から須多田へ抜ける山すその道路です。最初はガードレールに止まっているのを見つけ、初対面だったので胸が高鳴ったのを覚えています。

 体長は、ムクドリ(ムクドリ科)大の約24㌢。白い眉斑が特徴です。キョロン、チーと鳴きます。

 しばらくして、もう1羽がそばに舞い下りてきました。番でしょうか。宮崎市在住の鳥見のお師匠さんによると、九州ではまだ繁殖例は確認できていないという。

 あッ、あーッ――。マミジロたちは、道路わきの草の茂みに見え隠れするうち、車が通りかかったため、草やぶに姿を消してしまいました。
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2011年6月20日/〈津屋崎の四季〉794・アマサギの群れ

2011-06-20 08:17:29 | 風物

写真①:水田で羽を休めるアマサギの群れ
     =福津市末広で、2011年6月20日午前5時50分撮影

 梅雨の雨が上がった20日朝、福津市津屋崎末広の水田で、夏鳥・アマサギ(サギ科)の群れが羽を休めていました=写真①=。数えてみると、これまで津屋崎で確認した飛来数では最多の24羽です。

 畦に並び、青々とした稲のなかに亜麻色の彩を添えています=写真②=。青田の広がる日本の田園風景って、いいものですね。


写真②:畦に並び、青田に亜麻色の彩を添えるアマサギたち
     =福津市末広で、20日午前5時55分撮影
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2011年6月19日/〈イタリア・町歩き〉011・ポンペイとナポリ

2011-06-19 09:59:10 | イタリア・町歩き

写真①:ベスビオ火山(向こう)の噴火で灰に埋もれた古代都市・ポンペイの遺跡・
      =ポンペイで、2011年5月26日午前11時15分撮影

世界遺産の旅
〈イタリア・町歩き〉 11 

:ポンペイとナポリ

 25日夜、イタリア4泊目をローマのホテルで過ごしました。翌26日は朝からツアーバスに乗って南東へ約3時間、世界遺産に登録されている古代遺跡・ポンペイへ到着。

 紀元前4世紀に古代ローマの支配下に入り、港町として発展していましたが、約2千年前の79年8月24日、ベスビオ火山の噴火で灰に埋もれた古代都市です。1748年にナポリ王・カルロ7世が発掘し、当時の街が遺跡として蘇りました=写真①=。

 古代でもポンペイの道路は舗装され、歩道と馬車道に分れているのには、感心ました=写真②=。


写真②:歩道と馬車道に分れている古代ポンペイの道路
     =5月26日午11時10分撮影

 発掘された44㌶のポンペイ遺跡には、アポロン神殿や野外劇場、建物の柱を飾るカメオ=写真③=などがそのまま残っています。


写真③:建物の柱を飾るカメオ
     =5月26日午前11時25分撮影

 ベスビオ火山の噴火で亡くなった犠牲者の姿も、石膏でそのまま再現して展示されています=写真④=。


写真④:ベスビオ火山の噴火で犠牲となった遺体の石膏
     =5月26日午前11時30分撮影

 公衆浴場の跡=写真⑤=も、見学に入りました。


写真⑤:公衆浴場の跡を見学する観光客たち
     =5月26日午前11時45分撮影

 次に見学できたのは、お金持ちが住んだ3千平方㍍の大邸宅という「ファオの家」の中庭の様子です=写真⑥=。


写真⑥:彫像が置かれた「ファオの家」の中庭
     =5月26日午前11時50分撮影

 四角い穴に棒を通して奴隷が粉を挽いていた石臼やパン焼き窯の所では、イタリア人女性ガイドのセレーナさんが解説してくれました=写真⑦=。


写真⑦:粉を挽いていた石臼に手を添え、パン焼き窯(向こう)について話すガイドのセレーナさん
     =5月26日正午撮影

 ポンペイ遺跡の見学を終え、近くのカメオ工房に立ち寄りました。〝カメオ名人〟とされるスカーラ先生(80)が、カメオ製作の様子を見せてくれました=写真⑧=。


写真⑧:〝カメオ名人〟・スカーラ先生の製作の様子
     =5月26日午後1時撮影

 このあと、ツアーバスでポンペイ北西23㌔・㍍にある港町・ナポリを訪れました=写真⑨=。ローマ、ミラノに次ぐイタリア3番目の都市で、人口160万人。〝イタリア半島の靴底〟に近い地方だけに、ティルニア海に面した海岸は太陽がまぶしく、陽気なカンツォーネの歌が似合う風景です。

 〝ナポリを見て死ね〟の諺にある世界三大美港とされる港を眺めると、岸壁には数隻ものクルーズ船が巨体を横たえていました。大女優のソフィア・ローレンの故郷と知り、若いころ観た映画を思い浮かべました。


写真⑨:ホテルが立ち並ぶナポリの海岸
     =5月26日午後2時50分撮影

 夕方、ローマ市のホテルに戻ったあと、市内のカンツォーネ・ディナーショーの会場・「ビラ・ブラシーニ」へ。テノールの男性歌手アレキサンドレと女性歌手エリザベートが、ナポリ民謡「サンタ・ルチア」をはじめ日本でもなじみのカンツオーネ5曲を高らかに歌うのを、ワイングラスを傾けながら楽しみました=写真⑩=。


写真⑩:「ビラ・ブラシーニ」のカンツォーネ・ディナーショーで歌うアレキサンドレ(左)とエリザベート
     =5月26日午後7時30分撮影
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