よくある(思う)ことなのですが、なんらかのアイデアや提案をされたとき、反射的に「でも、・・・・・」ということを考えてしまいます。
自分の考えにない事だと反射的に構えてしまうのでしょう。
「わからないことは原則NO!」ということだと思っています。
これは、わからないことは安定した自分のココロの範囲から外れている不安な状態のため、反射的に「NO!」と思ってしまうのではないかと考えています。
「NO!」と思ってしまった瞬間、自分がしらない新しい知識を得るチャンスを失うことになります。
できるだけ「NO!」と思わないようにトレーニングしているのですが、これは反射的な心理行動だと思うのでスグには対応し切れません。
そこで、「NO!」と思ったことに気づき、それを肯定するような言葉や文章をアタマに浮かべるようにしています。
先ほど読んでいた日経ビジネスの記事で、ユニバーサルスタジオジャパンのグレン・ガンペルさんが若いときに、ペイテレビの支払いについて新規アイデアを映画会社のトップに提案していたところ、ほとんどの社長はまじめに聞かなかったのに故ルー・ワッサーマンさんが立ち上がり「おまえら静かにしろ。この若者は大事なことを言っているんだからしっかり聞け」と一蹴したとありました。(少々内容を要約しましたので、全文を見たい方は、5月12日発売の日経ビジネスをご購入ください。僕は定期購読者なので、先に届きます。)
これを見ても、年齢や見た目で「NO!」としないで、内容で判断するということが重要だとわかります。
『遙 洋子の「男の勘違い、女のすれ違い」あいさつで露呈する本音』では、態度により人間の質がわかるとあります。
![]() | 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 5/20号 [雑誌]日経BP出版センターこのアイテムの詳細を見る |
日経ビジネスアソシエの記事、マックス桐島さんの「ハリウッド発☆イケてる大人への羅針盤」には、「見返りを期待せずに、相手の心を膨らませよう。 自分を前面に出すのではなく、相手を見て、相手の気持ちを立てるのがハリウッド流交際術だ。」とあります。
これらをまとめると、「相手を尊重する」ことが重要だと思います。
そん‐ちょう【尊重】
①とうといものとして重んずること。「他人の意見を―する」「人権―」
②とうとく荘重であること。
[株式会社岩波書店 広辞苑第六版]
僕のココロにも「オレ様」心理があるので、気をつけなければなりません。
3歳のムスメからかなりの年長者まで、「相手の意見を尊重し」て話を聞くようにトレーニングしていきます。
「それはこうだろう!」と思ってしまうのですが、人の心理と自分の心理は同一ではないので、ズレがでてきます。
そのズレをできるだけなくすように、人の話を聞き、わからなければ質問し、相手の考えを正確に理解することが重要です。
そのトレーニングを集中して行えば、「NO!」という自分から脱却できると思います。