カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

直感的アイロニー

2006-09-10 | 雑記
 このところ確かに時間的にまとまりがなくて、考えがまとまらなかった。それでもけっこう自制していて、あえてコメントしなかったことがいくつかある。猫殺しのこととか、少年犯罪だとか、皇室問題だ。しかし、時間を置いてみると、それなりに落ち着く問題のようにも感じる。ゆっくりしていてもいいのかもしれない。
 そうは思っていたが、旅行中などは宿に泊まる際、意外とテレビのニュースを合間合間で見ることになる。その都度、なんとなくブルーになっていた。この国は簡単におかしな空気に包まれる。未熟という言葉が頭をよぎったが、それとも少し違うかもしれない。メディアは未熟だが、大衆は少し違う。あえて言うと羊だろうか。しかしながら、いつまでも僕は少数派なんだろうな。だけど狼なわけでもない。鳩でもないし、コウモリでもない。ま、しょうがねえか。通じないものは仕方がない。

 酔っていても素面でも基本的に話していることは同じようなものだ、といわれたことをつれあいに話すと、おんなじことばかり繰り返し話している所為だといわれてしまった。老人病としてのショックもだが、やはり何も変わっていないのか。

 新聞の片隅には外来種駆除のことも書いてある。調査では理解が得られたという論調だ。こういう問題こそ難しいことのひとつで、多数決という考え方では一番危ういと思うのだが…。粛清が始まる序章なのかもしれない。

 ロシア人記者のコメントで、日本が総力を挙げて守り続けてきた国体と天皇という大切なものだから、男児出産はよかったと書いてあった。もちろん皮肉のつもりで書いているわけではなさそうだ。

 乙武さん自体には興味がないけれど、炎上批判にまぎれている感情は障害者差別が多い。こういうときだから堂々といっていいとはいえない。落ちた人をいじめるという娯楽をやめられない人たちに、嫌気がさしているんだと思う。自分の良心が正しいといいたいわけではない。やはり、人間は悲しい生き物だということにつきるのであろう。
 ただひとつだけ言えるのは、僕は大衆に迎合するつもりはない。このまま、外れて生きていくことになろうが、もう、諦めることにしたのである。

 しかし、もう少しすると、まともな整理がついた意見も出てくると思う。結局直感から整理には、それなりに時間がかるだけなのかもしれない。ただ、それでも当事者が、自分のことだと思えるかどうか。自分で生きていない国の人々には、それがわからないのではないか。ああ、先の戦争とは、そういう意味だったのだなあと思うのである。
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